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まっしゅ★たわごと

街歩き、建築、音楽、フランス、それに写真の話題を少々

J-POP「二人のアカボシ」に見る私的憧憬都市「東京」

2005年10月27日 22時59分47秒 | 都市
「二人のアカボシ」という歌がある。2年以上前にキンモクセイが歌ってヒットしたJ-POPである。コンセプトは「和風70年代、魅惑のシティポップス」とのこと。
歌いだしは

♪夜明けの街 今はこんなに
 静かなのにこれからまた始まるんだね
 眠る埋立地(うみべ)の化学工場の
 煙突に星が一つ二つ吸い込まれ
 沢山並んだ街の蛍たちも
 始まる今日に負けて見えなくなってゆく・・・


これをいちばん最初に聴いたときは「都市風景を歌ってこんなに萌える歌があっただろうか」と、いたく感動したものである。
そして、サビの部分で

♪あの高速道路の橋を
 駆け抜けて君連れたまま・・・

と続くのだが、実はこの歌詞に「東京」という街を重ね合わさずには居られないのである。ここで私の心を捉えたのは「高速道路の橋」というくだりである。陸橋なのか?否、私の心に浮かぶ風景は掘割の中を走る首都高速道路の真上を、地面を走る一般道路が渡っている風景なのだ。

更に次の歌詞で

♪見渡せば青続く信号機が・・・

「夜明けまで過ごせて、(その当時)埋立地の化学工場の煙が見えて、直線方向に信号機が見えて、なおかつ、首都高を渡る橋を駆け抜けて行ける場所」に思いを馳せる。状況証拠を積み重ねていくと、一つの場所に行き当たる。きっと舞台は銀座に違いない。

そんな思いを胸に抱きながら、ここんとこ帰宅途中にこの歌を繰り返し繰り返し聴いている私・・・また東京の街を探訪しに行きたいものである。

ちなみに2番のサビにもググっとくるのでご紹介

♪また今日も汚れてく街は蝕む煙を吐き出す・・・

ね、いいっしょ?
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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
最近の歌は (ササヲ)
2005-10-28 08:34:42
気持ちとか、主張とか、何をしたとかを述べる歌詞が多く、昔のように情景とか景色とかは歌われることが少なくなったようです。



70年代ポップスと謳うのならば、うまい歌詞ですね。



ちょっとずれますが、僕にとっての「東京」な歌はピチカートファイブです。



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Unknown (tasson)
2005-10-28 15:40:00
東京の風景が目に涼しいTVCMがあって、

とても気に入っているので紹介します。

資生堂“Maquillage”

いちどサイトを覗いてみてください。

http://www.shiseido.co.jp/mq/index.htm
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Unknown (ikko)
2005-10-29 00:55:17
キンモクセイは私もお気に入りです。

「夢で逢えたら」のカバーも良かった。



しかしこの歌詞から、

銀座の情景を想像できるって、君って一体・・・。

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Unknown (まっしゅ)
2005-10-29 23:31:05
ササヲさん

それぞれ、皆違った「東京像」を持っているのですね。



tassonさん

見ました。さわやかでいいですね。



ikko

・・・東京フェチなものですから



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僕も (ササヲ)
2005-10-30 03:23:02
上京ラバーです。
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