パラダイス銀河！寝台急行に乗ってみた

 

東京からの帰り、寝台急行「銀河」に乗ってみた。何でも、来月のダイヤ改正でこの夜行列車は廃止になるらしい。

 

 

最後だというだけあって、寝台はほぼ満室。ホームには人が溢れ返っている。しかも、列車にデジカメや携帯電話を向ける人の多いこと。

 

 

多いこと・・・。

 

 

多いこと・・・。

 

 

多いこと・・・。

 

 

多いこと、多いこと、多いこと・・・。

 

 

ちなみに一人分のスペースは、こんな程度。車内には、私のように最初で最後の記念乗車的な人の多いこと。私の隣のご夫婦もそんな感じだったし、６つくらい隣の熟年様御一行もそんな感じだった。

 

 

何だかねぇ、一つ一つのパーツが古臭さを醸し出しているような、

 

 

今どき、栓抜きを必要とするような客はおらんだろと、思わず突っ込みたくなるような仕掛けまである。当時としては粋な計らいだったのだろう。

 

 

併走する山手線を激写。たまたま走行スピードが同じだったので流し撮りみたいになって我ながら御満悦。

通過するホームには近郊に帰宅するのであろう客の姿が見える。品川を過ぎてからは横浜まで京浜東北線と併走する。横浜着が１１時半くらい。勤め帰りの若いサラリーマンが物珍しそうに携帯電話をかざしていた。そういえば私もその昔、終電まで仕事をすると反対側のホームを通過するサンライズ出雲と遭遇したりして妙に物悲しくなったものである。

沼津通過は大体１２時半くらいだった。沼津止まりであろう近郊電車と併走する。周りの風景からして建物の少ない田舎チックな町なので、この時間は相当遅く感じられるが、ＪＲ神戸線であれば、１時近くまで電車が走っている。なんかちょっとギャップを感じる。

私は一度浅い眠りに落ちる。

 

 

途中何度か止まったり動き出したりしている。機関車に牽引されているせいか、挙動がぎこちない上に在来線という軌道上を走っているため、乗り心地は相当悪い。こんな機会でもなければ、この列車には乗らないだろうね。朝の５時に目が覚める。どうやら岐阜に着いたらしい。一度目が覚めるも眠気には勝てず、また浅い眠りに落ちる。大津を過ぎた辺りから、俄かに他の客が起き出したので私も起きて外の風景を眺めることに。上の写真は併走するＪＲ京都線の普通電車を激写してみた絵である。

 

 

吹田付近で、線路の向こうに併走する貨物列車を発見。昨夜の要領でまた、なんちゃって流し撮りを敢行してみる。そうこうしているうち、７時１８分に定刻通り大阪駅に到着。ホーム上にもまた、鉄分たっぷりの方々が所狭しと歩き回っていた。

ともあれ、長い旅だった。これだけ長いと旅の疲れみたいなのがいい感じに出て旅情みたいなのを楽しめる。新幹線や飛行機では決して味わうことの出来ない特殊な疲れである・・・逆かなぁ、これが本来の疲れであって、新幹線や飛行機に乗って感じる疲れの方が特殊なのかも・・・。

 

★寝台急行「銀河」について知りたい方はコチラヘ

★私も乗ってみたいと思った方は→