虎ノ門ヒルズへの長い道《02》～TORANOMON HILLS～

六本木ヒルズのようにシンボリックなタワーでもなく、表参道ヒルズのように町並み全体を先導するような装いでもない虎ノ門ヒルズはどことなくつかみどころのない外観のタワービルディングになっているように感じられた。何というかそれぞれ過去に開発されたヒルズとは全く異なったテイストを持っているように見える。逆に言うとこのシリーズは画一的なものづくりをしていないということになるのだろうか。





とは言いながらも、ここは六本木ヒルズの基壇部のデザインに酷似しているなと思った。





地層断面のようでカッコイイ感じの床タイルのデザイン。





ビルに近接する謎のクリスタルタワーは計画図面を見る限りは地下道路の換気塔のようである。





南隣にある第9森ビル。このビルを含む界隈も開発の計画が持ち上がっているらしい。





敷地と建物の関係はこんな感じ。高層部分は敷地全体の1/3程度に納められているが、緑色の部分もそのほとんどが建物の基壇部になっていて敷地境界ギリギリいっぱいで計画されている。





六本木ヒルズ、表参道ヒルズに続いて、地名の一部をデザイン化したシンプルでわかりやすいシンボルマーク。このセンスは好きだなあ。





ある意味「門」のような様相を呈したエントランスゲートは建物の南北側に一か所ずつ存在している。





ホテルと共同住宅のエントランスの案内。何故紙張りなのか不明。はて？しかし、この入口は何とも見つけにくいし入りにくいし『ちょっとなあ・・・』という感じがするよ。

つづく
虎ノ門ヒルズへの長い道《03》～オーバル広場～