前述の勤労会館前の看板の写真である。このベルトコンベアが現在までに運び続けた土の総量は一体どれほどになるのかというと、それは相当なもので具体的には下の写真のようになる。神戸市須磨区・西区辺りの航空写真である。
ビジュアル的に位置関係がわかりやすいようにラインを引いてみた。
橙:ベルトコンベアの軌跡
青:山陽新幹線(トンネル)
黄:神戸市営地下鉄西神線
3本のラインの交点がちょうど名谷付近、でそこから北西に一駅行ったところにブルーウェーブスの本拠地のヤフーBBスタジアムがある。この前、神戸空港の見学会に行ったときに偶然見た写真なんだけど、こんなに山が切り開かれていたのには、ちょっと度肝を抜かれた。
これらの資源は、最近ではポートアイランド二期工区、更に南の神戸空港島の陸地となり新たな臨港地区として商業誘致されているのである。そして、いずれはポートアイランド一期工区のように完成された街へと進化していくのである。
前述のgoogle earthというフリーソフトでバーチャル世界旅行をしてみると、なんとまあ地球の表面積に対する都市の占める割合の少ないことかと思う。
局所的に都市開発を眺めると大規模な自然破壊にも思えるが、実際に日本の場合、一般に都市計画区域と言われる人口密集地は国土のおよそ四分の一程度しかなく、その中に総人口の90%以上の人々が居住しているというのだから我々自身、あまりそういう話に危機感を感じない要因もわからないでもないのかなと思ったりもする。
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