私は本質的に左利きであるが、訓練を受けると右利きで技能を修得する事も出来る。しかしながら、左仕様で身に着けてしまった能力は、なかなか右仕様で用いる事は出来ないのもまた事実。私はあんまり器用ではない。今日、職場の人と利き腕の話が出たので、ちょいとまとめてみることにした。
まずは、鉛筆。物心ついた時から何モノも左手で触る習性の合った私は、当然画用紙にグルグルグルグルと抽象図形を描くときには既に左手で鉛筆を握っていたに違いない。そんな私の姿を両親は放って置かなかったらしい。文字を覚える訓練は強制的に右手で鉛筆を握ることを強いられたのである。だから、文字は右手・絵は左手となってしまった。
だけれども、定規で線を引く動作や消しゴムを使う動作までは教えられなかったので、モノの理に沿って私は左手でしかそれを行うことはできない。どういうことかと言うと、右手で鉛筆を持ちながら左手で消しゴムを使うことは出来るが、右手で鉛筆を握りながら定規で線を引くことが出来ないのである。つまり、定規で線を引くときは無意識的に鉛筆を左手に持ち替え、更に右手で定規を押さえて線を引いているらしいのである。きっと傍らで見ると「何やってんだ、こいつ?」って感覚なんだろうと思う。
運動もまた然り。物心つく前に、既に丸い玉を投げる動作をしているであろう私は、当然のごとく左手で行っていたためにグローブは右手に装着しなければ野球を楽しむ事はできない。次いでながらバッターボックスももちろん左側に立つ。しかし、そんな私の姿を両親は放って置かなかった。野球はもう矯正不能と悟ったのか、中学に入学する前に無理矢理右仕様のゴルフクラブを握らされ「左用のクラブは金がかかるから」と言われて右仕様で覚えさせられた。おかげで、左打ちは出来ない。
そうやって、大学まで進んだ時、私は右と左の法則にのっとって自宅用に購入するドラフターを右利き用で発注した。将来、設計事務所に就職するにあたり左仕様しか使えないのは都合が悪いからである。んでまあ、なんとかドラフターは右で鉛筆を握る事が出来るようになったのであるが、よくよく考えてみるとドラフターは右なのにフツーの定規は左という妙にチグハグな感じになってしまっている。
では、箸はどうかというと、何故か矯正してもらえず未だに左手を使っている。飯で困るのはプレートやお盆で出てくる定食の皿の位置やコース料理であらかじめ並べられているフォークの位置が常に左右逆なのであることと、狭い座席に座ったときに左隣の人との間隔を常に気にしないといけないことくらい。毎日の事だから慣れたけれども、そういうことに気を使い過ぎるばかりに飲み会などで気に入った子と隣同士に座るチャンスを失うことも有り、それは一度や二度だけではないという哀しい現実もある。
パソコンはというと、マウスは左手で扱うが左利き仕様のものは使うことが出来ない。マウスを初めて使ったのが右仕様なので、左仕様はダメなのである。ちなみにテンキーは右でしか使えないので、左でマウスを用いながら同時に右手でテンキーを使用できるのは有難い。なぜ、右利き仕様でデザインされている世界中の商品の中でパソコンのキーボードに組み込まれているテンキーが(右利き用に)左側に装備されていないのかが不思議でならない。
そういえば、ジッパーはいつもどちらの手で下ろしてたっけ?
上の日記、ドラフターっていうのとゴルフクラブ以外、自分のことみたいです。同じような方がいるのですねえ。
私も本質的には左利きですが、矯正されて、字を書くのだけ右になりました。絵は左、線を引くのも左、けしごむも左です。お箸はどちらも使えますが、左のが楽です。
なので、お行儀悪いけど、左でごはん食べながら右で宿題やったりしてました。
実はチェロも、最初は、弦を張り替えて、右で指を押さえるように習いました。でも、いやだったので、自分で、みんなと同じにしました。
こまるのは、自動改札で、いまでもたまに、左で定期をパネルにタッチして、自分の腕にひっかかって、「ごふっ」ってなることです。はずかしいです。
まっしゅさんはこれはないんじゃないかしら? と想像します。
ボーイングが皆と反対になるので、大変そう
だなと思います。
自動改札ですが、何故かフツーに右で出来て
いるような気がします。意識して動作してない
ので、もしかすると左でしているかも??
明日、検証してみます(苦笑)
それにしても、笑っちゃうほど、共通点多過ぎ
ますよね。もしかして、supikamettiさんと私は
赤い糸で結ばれてる??
利き手と違いますが、倅は一眼レフでもムービーでも左目でしか、写せません・・たぶんライフルなんかはムリかなと思います。
人と一緒に歩くときは、左に居てもらう方が
しっくりします。
そして、まっしゅさんのプロフをみて、血液型まで同じであることが判明しました。
ほんとに、なんだかふしぎです。
ちなみに、両刀使いではないのね?
もしかすると私たち、遠い昔に生き別れになった
兄弟かもしれませんね・・・。
Keikoさん
ご想像にオカマせします・・・なんちって。