職場の飲み会の候補でこの店の名前が出てきたので、何人かで連れだって調査に行ってきた。店に入ると微妙に蛇行したカウンターが店の大部分を占めている。蛇行しているのは単に調理スペースの都合に合わせただけの模様。調査団第一陣(3人)の調査結果によれば・・・
・メニューは無く、定食は一種類のみ。
・店内には他に一品をつまみながらビールを飲んでいる客もいる。
・オーダーをしても返事が無い。
・返事はないが、オーダーの声を聞くとオモムロに動き始める。
・店のおやじとおばさんが仲が悪そうで一切口も利かないし目も合わさない。
・従ってオーダーが通っているのかどうなのかわからない。
そして我々第二陣(3人)はと言えば、特に示し合わせたわけではないがカウンターに座るなり、いきなり無言。水が運ばれてきても無言。カウンターの様子や雑然と並ぶ「焼き」のメニューをぼんやりと眺めて過ごした。そのうち、(しびれを切らしたのか)おばちゃんが我々に問いかけてくる「定食?3人とも?」そして我々は軽く頷きながら口々に「てーしょく」と返事をするのであった。
オーダーを聞いたおばちゃんは、サクサクサクと肉を切りはじめ、おっちゃんはコンロに火をつけ始める。コンロ台が熱せられた頃を見計らっておばちゃんが肉を焼いてくれるのだ。
肉が焼き終わったタイミングでダマになったそうめんにお湯を注いだ何者かが出てきて完成。うんにゃ、ナイスコンビネーションだね。しかし、アレだね。昼の定食でコレだけで1080円というのは少し贅沢かな。それにカウンターが主なので夜の飲み会には適してないし、結局のところ『通りの角にあるお店だから「かどや」なのか?』どうか聞けずじまいであった。
かどや
大阪駅前第3ビル地下2階