まずは本業の話題から。
9月から今年4月入社で東京支店配属の新入社員1名をこちら横浜営業所にて預かり研修中です。
新人君の頼もしいところは自信に満ち溢れている点。私から"どうよ?営業相手として接しやすいのはおじさん、それともオバさん?若い女性かい?どのタイプが得意なんだい?"との質問には笑顔で"オールOKです"そう即答するんです。
滋賀県出身で京都の大学では心理学、宗教学を学び、また趣味の音楽ではバンドリーダーとしてメンバーをまとめていた影響もあるのか自発的で、それなりに経験を積んできた自負心があるのでしょう。また入社早々、右も左も分からない状態でゼネコン下の野丁場に放り込まれ、現場監督と職人の間に挟まれ、時にある理不尽な扱いもある現場仕事でも、当人はケロッとしてへこたれず。そんな頼もしい面もあってベースの部分はバッチリ。まずは経験を積んでいくこと。得意先から宿題を貰えるようになると第一歩です。
先日、事務機器系商社得意先からやはり新人研修会の依頼を受けまして。良い機会だと考え、新人君にも一つだけ15分間講師として自社商品説明のミッションを与えました。
当日は横で彼の説明を聴いていましたが、資料作りは上手なものの流石にトークはまだまだ。
それでも責任を与えるとしっかり準備して挑む姿勢も資質はありか。
しかし驚いたのは2人の共通の趣味が作曲なんです。20代は皆作曲活動をしているのか?こんな偶然ってある?ちなみに佐野元春、浜田省吾の曲は知らないようです。ふむ、小学5年(小5)からやり直しだな♬
さて昨日10月28日は久しぶりのマツノインセクトへ訪問してきました。今回の目的はマツノインセクト30周年のお祝いの会に出席させていただくこと。その前には折角の機会なのでマツノインセクトで虫を選びに行ってきました。
結果、やはり行って良かった。とても楽しく有意義な11時間半でした。^^
忘れぬうちに昨日の訪問記を備忘録として残しておくことにします。
こちら東京からだと300キロ以上、車だとノンストップでも5時間近く掛かる遠方の地。なので今回は新幹線で豊橋駅まで。そこからまめたんさんにアテンドいただきました。
まめたんさんとは5年前、2018年11月3日のマツノインセクト25周年以来ですね。
まめたんさんの赤いスポーツカー(違ったか?)にはビークワコラボ企画・初代優勝者(2021KLB優勝者)のろなさんが同乗されていました。ようやく直にコラボ企画の御礼ができました。^^
マツノインセクト訪問までの40分間はとりとめもないクワ談義であっという間にマツノインセクトへ到着。おっと!行きの道中、予定ではまめたんさんにマツノお勧め個体の情報を得る筈でしたが...
とはいえTOP GUN chのYouTube動画
でお勧め個体情報をメモ📝し準備は万端。
今回は来年度に向けて気持ち新たにと♀個体の補強だけでなく♂個体も選ぶつもりで伺いました。初心忘るべからず。
♂も♀も本家マツノインセクト個体でブリードに挑戦する。来季はそれを楽しみたいと思いまして。
現地にて2023KLB参加メンバーのgoshinさん、だいふくさんと合流。午前中は♂個体から選ぶことにしました。なるほど、流石にこの時期だと残っているプレミアムラインは少ないですね。今年89ミリの羽化している22年16番、18番♀は完売。なので血統背景からの虫選びを変更し、形状面で選ぶことにしました。
なるほど×2
以前と比べてラインごとにその傾向特長の違いが割と顕著に現れているように感じます。
・大型サイズが安定して出ている
・体重が乗りやすい
・大顎が太く横幅が迫力があるが少し顎が短め
・上翅に皺、ズレが出やすい
選定の結果大顎の長く細身な♂個体を確保。
お昼前に本日の準主役、めんTさん(ブリーダー兼エージェント)が登場。登場するなり電話片手にクライアントからリクエストのある虫を吟味されていました。
一旦お昼休憩のあと、午後からは再びマツノインセクトへと戻り選んだ♂のお嫁さん(♀個体)の選定を開始。途中からまめたんさんにも選定に協力して貰いながら進めます。
めんTさんには♀を選ぶ際に同腹の♂形状も確認した方が良いとの助言もあって、最終的に王道の血統背景と、艶ありで好みの形状とそれぞれ異なる傾向を持つ♀を2頭選定しました。
◯マツノインセクトの強み。
過去から現在と種親の累代実績を確認しながら
ら沢山の個体からその場で虫を選べることができること。選定の際はラインごとの特長や傾向も顕著することが可能であること。あらためて感じました。単純に選ぶことが楽しい。ブリードの原点がここにあると!
そして今回の目的である夜の部へ。とはいえ開始までには少し時間があったもので。喫茶店でろなさん、goshinさん、だいふくさんと現在進行形のリアルな飼育情報の交換会を。菌糸の喰い方については今年のろなさんの傾向が果たして正なのかどうか?注目したいところですね。
豊橋到着から9時間。
TAKU KAWARAさん、まぁしぃさん合流で定刻通り18時半に開始。
隣が松野さんだったもので。これまた色々と貴重なお話を伺いながらのあっという間の2時間でした🍻
今回は完全にゲスト側で気楽なオフ会であり、楽しい虫選びでした。やはりマツノインセクトあっての久留米。松野さんに良い報告ができるようブリードも頑張らねばいけません。
最後にマツノインセクト30周年あらためておめでとうございます。
めんTさんの挨拶にあったようにオオクワガタ専門で30周年を迎えるショップは他にはなく唯一無二の存在です。
誰かの意志によって世界はつくられ続ける。
湧き出る源泉でありながらもまだまだ発展途上の最中にあり、新たな可能性を招く。マツノインセクトがこれまでのように顧客と一緒になって成長を続けていくスタンスである限りマツノインセクトは安泰です。また静岡県勢を中心とした熱量の高い、熱いブリーダーのみならず、全国の久留米ブリーダーに指示される存在であることに変わりはありません。
変化の世の中にあり、変わらないといけないと説かれる世の中にあって、変わらない製造メーカーポジション的スタンス。先代から続く道。夢の続きである道。