悠久の時を経て

「美しく大きく丈夫なオオクワガタ」このテーマを担う血統作出目指した飼育記録をメインに、気儘な話題を書いていきます。

2013年度菌床対決!

2013年07月24日 22時35分31秒 | 2013年度・オオクワガタ飼育

 

先週は家族4人軽井沢でゆっくりしてきました。

今回はログハウスに2泊3日で宿泊しました。

といいますか、落ち着きのない子供2人がいてはゆっくり出来ませんね

今回は、長女詩織がレンタル自転車にはまっていまして

私はマラソンで競争でしたが、流石に2日間で10kmに

及ぶバトルはバテました。 後半は娘に離される一方。なんだが我が家ブリードのようです

でも仕事で運動不足が続いていたので良い運動になりましたが。

 

 

 

仕事の方は転機の年を抜けてからは、立て続けにトラブル発生があり

そのひとつは回収に絡む事項だけに、胃の痛むことも多く・・・

気分転換は趣味ですが、やはり癒しは子供たちですね。

 

 

 

 

 

さて、今回は2013年菌床についてです。

今年は3社のブランドを使用しています。

 

TP(ターニングポイント)さん

三階松きのこ農場さん

神長きのこ園さん

それにオリジナル自詰めを少々

オリジナル以外は既製ボトルです。

我が家の場合、ブロックからの2次発菌自詰めは

時間的に厳しいのがその最大の理由です。

 

 

TP菌床は今年で3年目となりますが、

1本目ボトルは昨年AVの最も良かった

オオヒラタケ菌ST2×EX800オリジナルボトル

を選択しました。

そして今年も2本目はヒラタケ菌へのリレー投入の予定です。

昨年は、初令幼虫の全てを高添加プリンカップへ

約1ヶ月投入しましたが、今年は余剰分のみにしています。

 

さて表年となる2013年度、3本目へ交換時に果たしてどんな結果となるか?

また以下の人気ボトルとの対決の行方は如何に

 

正直TPさんにはブリード当初からお世話になっており

なんとかTP菌床から特大サイズを羽化させたいと考えています

天邪鬼なもので、あまり人が使っていない、未知のボトルから

出したいという気持ちは正直ありますね

 

 

続いては、三階松きのこ農場さんから2種類。

G+TのブレンドG菌床をセレクトしました。

昨年の添加剤配合検証による飼育状況から、

我が家の久留米では、それほど高添加菌床を喰える

幼虫が少なかった事もあって、この2種類に決めました。

特にG+Tは何となくはまりそうな気がするのですが・・・

 どうでしょうか

 

 

そして今年羽化報告では素晴らしい羽化固体の実績があった

神長きのこ園さんからは、S3MS4をセレクト。

こちらも上記理由からS3をメインにはせずにいきます。

 

 

以上を基本とし、2013年度は約250頭程でスタートしています。

が、いつもより割と実績重視的なセレクトですね。

 

ですが、そこは対決好きの我が家 

既に紹介済みの2大エース12ラインは上記菌床がメインですが

我が家2013年度15ラインの内、自己ブリード固体

2011年度.KU-403

バランスの取れたプロポーションを誇るこの種親と掛け合わせた

残る3ラインは高添加及びオリジナル菌床で2大エースに挑みます

 

 

13番ライン(82.3mm×49.7mm) 幼虫10 

OOKUWA BLOOD.2011年度82.3mm♂

B団2011年T11053.♀49.7mm (84.4mm同腹)

とのアウトライン。

これは大顎の長い形状を想定した組み合わせのラインです。

ともさんからの♀同腹♂84.4mmは大顎の比率が長く

縦に伸びるような形状が出ればと期待しています

 

 

14番ライン(82.3mm×51mm) 幼虫12  

OOKUWA BLOOD.2011年度4番82.3mm♂

虎壱2011年11KSM-103.♀51mm のアウトライン。

この♀は高添加配合で育っておりまして

2大エースに負けぬような羽化固体目指し高添加菌床で

飼育していきます

 

15番ライン(82.3mm×53.8mm) 幼虫12

 OOKUWA BLOOD.2011年4番82.3mm♂

OOKUWA BLOOD2011年KU-211.♀53.8mm のアウトライン。

 

この♀は唯一の我が家自己ブリード同士の組み合わせ です。

この♀ですが、HS800.3本で暴れずしかも大きく育った♀なんです。

 

やはり2大エースに負けぬような羽化固体目指し

高添加菌床オンリーで飼育していきます

 

正直久留米で高添加が合っているか?

正直良く分かりませんが、今年もトライしてみます。

 

またこの3ラインは、2大エースとは血が離れているので

この中から、次世代の種親候補が欲しいんですね。

 

 

 

 

次回は2012年度ワインセラー組の羽化実績報告です

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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AKVプロジェクト

2013年07月18日 19時00分48秒 | オオクワガタ検証等

 

一昨日までは過酷なロードでした。

3連休も別の催事でしたので、前橋手織絨毯展での

昼夜に渡るハイテンション状態のつけが

日曜日あたりにピークとなり・・・ 久し振りにヘロヘロ状態でしたね

それでもなんとか乗り切りました。

 

今週末は軽井沢に2泊3日の家族旅行。

少しのんびりしたいと思います。

昨年私はといいますと、トイレで電話をしていて

軽井沢駅で降りる筈が、乗り過ごしちゃいましたからね。 磯野カツオ以来の新幹線乗り過ごし?!

今年は4人で一緒に降りる事が当面の課題です

 

 

 

オオクワブリーダーさん注目の、我が家2012年度羽化報告ですが

もう少し先となりそうです。  といっておかないとスルーしちゃいそうなので

正直昨年より厳しいかと。

チャレンジと検証と失敗が色々ありましたので、正直期待薄・・・

この失敗の経験が生きるんですョ きっと・・・ 

 

ちなみにワインセラーは7月末頃。

TPレンタルスペースは8月初旬の報告予定です

 

 

 

 

さて今回はAKVプロジェクトについて簡単に記述することにします。

 

何回か当ブログでも紹介しておりますが

久留米産飼育頭数の内、現定数のみではありますが

同じ種親から採取した幼虫を、計6名によるブリーダーの飼育環境下で

「同じ菌床と添加剤」を共有して使い、検証を試みたいと考え始めたこの企画。

 

 

 

菌床(種菌、樹種、水分量、粒子、詰め方)

添加剤(配合量を設定。未知数の添加剤を使用して検証)

添加剤(additive) 

久留米(kurume) 

検証(verification) 

 名づけてAKBならぬ 

チームAKVプロジェクト!!

 

 

昨年暮れに、2度にわたる首都圏久留米党オフ会を経て

種親の選定から始まり、

ベースとなる樹種、添加剤の種類、配合量、詰め方、

粒子、ボトル重量等を久留米党メンバーで決めました。

流石に配合量レシピは記述出来ません。あしからず。

 

その後、実際に菌が回るか?

数回に及ぶサンプルテストを実施し、業者さんへオーダーとなったわけですが、

正直、限界に近い高添加配合のため裏では悪戦苦闘。

 

 

それでも、産卵担当主水さんから無事幼虫が届き

現在はそれぞれの飼育管理下にて1本目投入済みです。

 

 

親:♂82.9mm(shimaH22年6番855同腹)

※主水さんから提供頂いた種親ですが、主水さん2012年度1番はこの82.9mm。

今年羽化で84.1mmが完品で羽化しています。

 

種親A:♀52mm(sendo11ku2-02)

 

※主水さんから提供頂いた♀種親ですが、sendoさん2011年度2番はこの52mm。

昨年同腹で84mmがsendoさんブリードにて羽化しています。

メルリン2009年9番×12番と掛け合わた仔がこの52mmです。

 

 

種親B:♀52mm(マツノインセクト2011年8番)

※当方より提供させて頂いた♀種親ですが、ご存知マツノさんで

86mmが2頭羽化したスーパーラインが2011年8番血統です。

 

 

shima1007さんの82.9mmに、このメルリン系とマツノ系の2頭を掛け合わせ

同じ菌床を使い6名による、それぞれの飼育下での成長の推移の検証。

 

コラボの進化版といいますか、なんだか新しく面白いでしょ

この世代で結果が出るのか?次世代まで掛かるのか?

いずれにしても、皆さんの考え方がとても参考になるため

例え結果が出なかったとしても、有意義な企画なんです。

なにせ、諸先輩方は二つ程上のステージにいますもんでね。

 

 

今後は2本目の添加剤配合量をどうするか?

オフ会で検討していく予定です。

 

我が家としても、自己ブリード対AKVプロジェクトの行方が気になるところ。

いずれにしても、転機の年のブリードは色々策を講じました。

 

 

次回は、我が家の2013年度菌床ブランドのご紹介です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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首都圏久留米党ギネスタイ記録&前橋・手織絨毯展

2013年07月10日 20時00分00秒 | オオクワガタ以外の話題

 

 

昨日まで夜の部も忙しい出張につき、ちょっとタイムリーさに欠けますが

我等首都圏久留米党のいぶし銀・拘りのおっさんブリーダー

「下町黒虫会」主水さんから、今期の羽化報告がありました。

  

主水さんですが、久留米産地は裏年となる昨年度は120頭

程の飼育数ではありましたが、羽パカながらも86mmアップを含む

83mmアップ数7頭という、2011年度のリベンジを果たす

今年素晴らしい羽化実績を残されました

  

そしてkazさん(ここちゃん)の持つ84.2mmに並ぶ、

首都圏久留米党ギネスタイ記録を樹立

 

主水さん、あらためておめでとう

  

不本意であろう昨年羽化実績を経て、

友人が自己ギネスを大きく更新する成績を上げた事は、

素直にとっても嬉しいですね。 

またアベレージが高い羽化実績も素晴らしい

しかも久留米でも羽パカながら86mmって・・・

次のステージへ、夢が広がります

 

 

 

ですが、首都圏久留米党としては、まだまだ通過点。

これで知的で素敵なマニアックブリーダーkazさん

に火がつき、

自信過剰な若きブリーダーポチさんあたりも

今期秘かに狙ってくるでしょう

 

そしてクワ業界において顔の広さはNO1

兼任&脱線ブリーダー、大御所paxさん

クワ業界に熱が入って盛り上がればOK

いやいや、今期はきっとやってくれます

 

 

そして私だってもちろん秀樹感激ハウスバー主水(モンド)カレー

じゃなかった。

刺激を受けたことはゆうまでもありません。

2013年度は久留米で85mm完品・狙います

 

 

いや~良かった良かった。

ということで、我が家の今期はスルーで良いですか?

 

 

 

いやいや、小さくとも結果はきっちり発表します。

 

それでも我が家のワインセラー組の期待の仔は

蛹体重24.7gのこの仔くらい?

 

12KU-501ワインセラー飼育

 【♂81.7mm・shima1007.6番×♀48mm・メルリン6番】

7月21日:パターン4.TPオオヒラタケSP-EX2.800へ

10月13日:28.2g→パターン5.TPヒラタケST2-EX2.1400へ

2月7日:33.5g→TPヒラタケST-EX.1400

6月28日:24.7g

 無事完品で羽化した模様です。

横幅に取られず、細長いように感じますので

81mm~83mmくらいかな?

自己ギネスは更新したいですが、3~4週間以上は放置とします。 

 

 

 

 

 

 

 

さて、これより後はクワネタなしの備忘録ブログ。

興味の無い方はスルーでお願いします

 

 

金曜日から火曜日までの5日間は、出張で前橋でした。

搬入搬出作業から販売までですが、

今回は催事担当責任者として現場を仕切るわけではなく

お手伝い要員なので気は楽ですね。

 

地域密着の家具店、工事店、専門店さんが、

新築建て替えを予定されている方。

上客のユーザー様、手織りの素晴らしさをご存知の方、

ご友人を会場へ招待する合同の

手織り絨毯即売会なんです。

 

この催事は毎年年1回、既に31回目の開催との事ですが、

我々の部隊が運営をお手伝いするのは初めて。

 

 日経新聞によると(1~6月)国内新車販売数165万台のうち、

外国車の販売が上半期12.6%増の約13万台。

 手頃な小型車も売れているようですが、1,000万円を越える

高級車の販売実績は5,400台。

アベノミクスによる株高の恩恵を受けた富裕層が

買い控えていた高級車の購入に踏み切っている。

 

 

今回アベノミクス効果を期待したいところですが、

手織り絨毯は趣味嗜好の要素が強いですからね。

しかし、催事は人との出会いが実に面白く。

 

 

催事卸サイドの総合プロデュースは、私の心の師匠Sさん。

今回も「Sさんから購入したい」と、福島から来られたお客様もいらっしゃるほどの

カリスマ販売員でもあり、人脈も豊富で、世界に友人がいる、

まぁサラリーマンにはいないタイプのスケールの大きい方。

 

 またアフガンニスタン絨毯担当の方は、Sさんの友人で

1981年からアフガンニスタン現地を訪問している

正真正銘のチャレンジャー Yさん。

日本人というか、外国人でも訪れたことの無い

アフガンニスタンの奥地にさえ平気で足を踏み入れる方。

また中東アジアに造詣が深く、世界遺産の編集もされている

アフガンニスタンの第一人者。

ちなみにアフガン料理PAOのオナーでもあり。

中野から1駅の東中野駅からすぐですので、

ぜひお立ち寄り下さい。

 

余談ですが、宮崎駿さんもアフガンニスタンに訪問したことがあり、

風の谷のナウシカは、アフガンニスタンがモデルになっているそうです。

 

また手織りイランペルシャ絨毯はSさんが育てたイラン人のM社長。

そしてその他に御年77歳、なんとも温和なSさんの元上司Nさん。

 

 

 

 催事場は癒し系絨毯の魅力と、人間関係のまさに凝縮された場所。

 人との新たな出会いはまさに仕事の醍醐味。

 

 

アフガニスタンコーナー

 

空飛ぶ絨毯 イスファハンの工房絨毯

絨毯ひとつで、なんともいえぬ癒しの空間を演出することが出来るのです。

 

 

私は?っていいますと、得意先となる主催者の部長さん、

その部下の方々と、夜の部でもブレイク

 

 

前橋七夕祭り2013

 

 

 レル会長、いつもの歌と踊りで前橋の夜を満喫してきました。

ここは見せ場と、ちょっと派手にやっちゃいましたが

コミニケーションはバッチリ

 

 スナックで一緒に居合わせた先客の御客さんから、

おひねりを頂いちゃいました。

 

 

 

手織絨毯の販売は催事が主体。

現在主流になりつつあるインターネットですが、

検索から商品を抽出し、画像で商品を購入する。

もちろん便利で楽で何も問題はないのですが、

人が長い歳月をかけて、それこそ子供を送り出すような気持ちで

織り上げられ、作り出した逸品の魅力に惹かれた集まる絨毯の催事。

 

その催事成功のために、0から準備し、お客様を一生懸命

呼び込み、説明し実物の魅力を語らい、手間を惜しまず販売する。

 

普段の人の繋がり、マンパワーが最も重要なある意味きつい仕事。

ですがその反面、催事会期中に色んな話題や、情報が聞ける。

アフガニスタン現地のかな~り危ない話なんか聞けませんよね。

見聞も広まり、新たな興味関心も生まれる。

 

そして自分達にプレッシャーを掛けて来年もチャレンジする。

そして、そんな人の出会いを楽しむために集まる。

 

 

正直お手伝い仕事ですし、「しんどいな」と思ってました。

 

私自身、インターネットも、またこういう催事の仕事、

どちらも扱う職種だけに良い悪いとはありませんが、

しんどいけど

「やっぱり経験や、出会いは楽しいですね。

 

と連夜飲みすぎて、マラソン効果のダイエットも既に増量に転じ

顔は腫れぼったく、どんよりと」疲れは残るも、

実り多き44歳の夏の出来事であった。

おしまい。

 

 

 

 

 

 

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