悠久の時を経て

「美しく大きく丈夫なオオクワガタ」このテーマを担う血統作出目指した飼育記録をメインに、気儘な話題を書いていきます。

2021年度総括

2022年08月21日 07時16分00秒 | 2021年度・オオクワガタ飼育

このところの休日の過ごし方ですが、ラジオや音楽を聴きながらのランニング。そして次女と通う図書館で借りた読書がルーティンに。精神的に割と落ち着いていられるのはそれらの要因かなぁ?といった自己分析。
仕事上でもSNSでもどこかイライラしているシーンを目の当たりにすることが多い気がします。もっと近視眼的にならず、前向きに捉えれば良いのになぁ〜などと思ってみたり...


それでもやはり人間忙し過ぎたり、効率的で生産性のあることばかりで過ごしていては、どうにも煮詰まって精神的によろしくありません。どうしてもイライラしてしまいガチに。"バランス感覚が大切"といいますがバランスとは仕事なり、家族なりと自分が大切にしていること、何か軸となるベースがあってこそ。立ち戻るべきところがあってのバランス。

人間ウォッチャーとしてはどこかバランスに欠けた人を眺めるのも、ナルホドねーとそれはそれで興味深いものもあるわけで。感性と理性、そしてバランスは適度な距離感という見方もあり。距離があればナルホドねーで終わりますが近ければそれはそれで問題に。まぁ健全な輪を大切に、また構築していけるよう努めれば良いのかなぁと思っています。
ということで今回はブリードの話題!




2021年ブリードは5頭の蛹を残していますが8月末のKLB管理表提出もあるのでここで締めることに。HP飼育データも更新。
HP販売ページも更新。
※興味ある方は是非ご覧ください。




2021KLB管理表・2022KLB管理表も期限の8月31日前に提出を済ませました。







なので最後はブログで2021年総括を。
当初から掲げている2021年のブリード方針は完品寄りの飼育。なにしろ2020年はセミ化に不全多発という失敗ブリードでしたからね。その反省を踏まえて挑みました。また同時に10年目にして自己最高レベルの個体を種親にできることもあって、次世代に繋げたいという思いも大きかったわけです。


結果的には19年KU-1508からの最大完品個体はまさかの85ミリと親超えならず。
19年KU-609からは最大88.3ミリと親超えはどうにか達成といった最大結果でした。

大きさを目指す者からすると物足りぬ結果ではありますが、経過を観察しながら考察を楽しむ者としてはとても興味深い2021年度ブリードとなりました。


完品を優先していましたので今年の対策のひとつは餌。

KSPといった久留米専用プロトタイプの菌糸が廃番になり、神長さんのS8とS3 Mのどちらにするか?
ここは長年のお付き合いもあって、S11MといったS8と S3Mブレンドといった配合レシピをお願いしました。
1本目、2本目はS11Mを選択。3本目はS3Mと添加を落としたものと、2019年振りに使用した北斗恵栽園のタタノヒラタケ菌(管理表記はHK)を使用しています。

♂種親2頭はどちらもともに34gからと少ない体重から羽化していることから、体重を乗せ過ぎずに完品を狙ってみました。

とはいえ、もう少し体重を乗せておきたかったことは事実です。
※2022年は全てS8スタート


また放置していた♀ですが7月末一斉に掘り出しました。なんとも小さいサイズばかり。ウチでは交換の手間を考え♀は2本返し、菌糸リレーは全てS11M→S8でした。しかし弱い餌から強い餌では喰えなかったようです。これはなるほど案件でした。

餌の菌糸加水率と硬さ調整
これもHK自詰めでは調整しましたが、割と上手くいったように思います。
しかしこれも大きな幼虫を完品させるためのレシピといえばレシピ。小さい幼虫であればね。勝手に羽化してくるという見方もありますが。

完品重視もうひとつはセミ化対策。
こちらは温室とサーモによる昇温時に3つの温度帯を実施しました。



結果的に25度は暴れが多くなりましたね。これを想定し暴れ前の交換分と暴れ用に菌糸ボトルを準備。ですが入れ替えたボトルの半数が暴れてしまいまして。これは想定外。特に暴れた後に交換した菌糸ボトルは5本目でも落ち着かぬため発酵マットに変えましたが、そのためかサイズはかなり小さくなりました。
ただ幼虫は1頭のみ(蛹が5頭)と大きく改善しました。
検証目的の23度台も全て羽化しており、温度対策と暴れ対策はまた違うアプローチを検討しています。


なにしろ完品寄りでしたからね。
特に19-KU-609系統は優秀でした。
完品率はおおよそ8割。体重の乗った10番ラインを除くとその完品羽化率は9割となり、当初の目標は達成し次世代に残せる虫も多いのでその点は良かったなぁと思います。

19-KU-1508ですが美形個体が多い点は予想通りで満足してはいますが、迫力ある美形を目指し♀を掛け合わせたラインの幼虫が採れ、長さ重視を目指した組み合わせからの幼虫があまり採れなかった。
そこだけは少し残念ですが、次世代に残して美形累代を続けたいと思います。

最後にウチの美形個体のご紹介を。




























コメント (1)
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ランニング中に聴いた楽曲

2022年08月15日 21時57分00秒 | 2019年度・プレ企画


今年のお盆休みは本日で終了。コロナ陽性者が増えていることもあって帰省もせず、また行楽地にも出掛けずに近場の外出のみとゆっくりとした休日を過ごしました。
とはいえ子供らの買い物のお付き合いで原宿に。その翌日には東京ドームホテルのランチブュッフェへ。
東京ドームホテルは社内女性陣のお薦めでディナービュッフェに訪れて以来でしたが、和洋中と揃う料理を思い切り堪能。美味い料理を食べること。これは人生に彩りにはとても大切です。(先程までシベリア抑留の本を読んでいただけに尚更)プチ旅行気分も味わえて家族も喜んで良かったですね。美味しくいただきました。






また時間があったので、読書の他にはこのところのルーティンウォーキングから、休みの期間は懐かしの音楽(曲)を聴きながらゆっくりとしたペースでジョギングをしておりました。


凡そ今の走力は中学1年当時とほぼ同じくらい。ただ体重は10キロ程増え、全身バネのようだった身軽さは何処かに消えてなくなりましたが...


いやですね。元気が出るんですよ。
その私の時代の懐かしの楽曲といえば、1980年初期、JーPOP革命と呼ばれる大きな進化を遂げた頃。1970年代のフォークソングやニューミュージック、ジャパニーズ・ロックの影響に加え、1981年から始まったベストヒットUSA、鮮度のある洋楽の影響を多大に受け、テクノポップやR&Bと多種多様な広がりを見せたあの時代。

同時期には1980年代を彩ったアイドルもより本格的な歌唱を見せ始め、ベストテンにトップテン、夜のヒットスタジオなどの歌番組も高視聴率を続けていた、バブル時代の少し前、日本経済が最も勢いのあったあの頃。楽曲に力がありました。


1980年初期の代表的な歌謡曲を少し取り上げ挙げると...ダンシングオールナイト、異邦人、ランナウェイ、大都会ですか。スケールの大きな曲がやはり多いですね。そして切ないラブソングの代名詞オフコースに、トシちゃん、マッチに松田聖子などなど。
40年前といえば今の次女と同じ小学高学年でしたが、特に松田聖子の登場と楽曲"青い珊瑚礁"の伸びゆくサウンドは衝撃でした。
山口百恵の引退と松田聖子の登場。日本中が右肩上がりしか見えない、アメリカに追いつき追い越せ。そんな力強い1980年代の始まり...


ちなみに走りながら聴いていた佐野元春デビュー曲"アンジェリーナ"も、悲しきRADIOも、スターダストキッスも、ロックンロールナイトも、大瀧詠一プロジェクト"NIAGARA TRIANGLE Vol.2"もみんな
その頃なんですね。痺れますな。



では40年後の2020年代の音楽シーンはどうだったか?
YOASOBIの「夜に駆ける」、Official髭男dism「Pretender」、LiSA「紅蓮華」、あいみょん「裸の心」などが人気楽曲の上位。ふむ切ないラブソングは永遠ですね。

しかしコロナ禍で次々とライブが中止や延期になるなど2020年は音楽業界にとっても厳しい年でしたが、従来の地上波発信型、メディア・ミックス型、音楽フェス発信型に加え、TikTokやYouTube、SNS、ストリーミングなどが連動して新しいヒットが生み出されるというパターンが確立されていく。そんな新しい動きも生まれています。ストリーミング市場の拡大と定着に伴い、これらからもこのようなヒット・パターンは加速することになるのでしょうね。


ということで、そろそろウチの2021年度ブリードも羽化個体が確定する頃となりました。いつもより少し遅いのですが、昨年悩まされた所謂"セミ化"は2頭のみ。
またラインによる差がクッキリと分かれた。そんなブリードでした。次回は羽化個体の紹介を予定しています。



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