悠久の時を経て

「美しく大きく丈夫なオオクワガタ」このテーマを担う血統作出目指した飼育記録をメインに、気儘な話題を書いていきます。

開花とともに2014年度も昇温ステージへ

2015年03月25日 20時00分00秒 | 2014年度・オオクワガタ飼育

 

 

           本業の話題 「愚痴」                                    

 

インテリア業界は年度末だけに(増税前・前年の数字が良かっただけに) 

余計色々と忙しく。

現場物件中心の部署は良いのですが、前売り主体の我が部署の要、

インテリア商品のラグ&マットはどこも売れ行きが・・・

計画数字が悪いと色々余計な仕事が増えるわけで。

忙しいと細かくは目が行き届かず、不本意ながらも何もかも

後手後手となり‥‥ 嫌だ嫌だ

 

傷ついている~ 暇なんかない 前だけ見て進む~ 

叫びたくなる 怒りに~

営業車の中、つい浜省を口ずさんでしまうという・・・

 

※今回予定していた「添加剤について」は次回にアップしたいと

思います。

 

 

 

         プレ企画の告知               

 初めに下町黒虫会 主水さんプレ企画のお知らせ

主水さん2015年1番~8番の中から1ライン初2令幼虫を5頭プレゼントとの事

応募締め切りは3月28日(土)23:59まで。

主水さんですが、2015年度は相当気合いを入れた補強をされましたからね。

巷ブラック企業を遙かに凌駕する残業を経て

今までコメなどが無い方でも久留米血統に熱い思いを寄せている方。

いいんです ウェルカムなんです 

どうぞご遠慮なく応募してください。

 

ちなみに既にHPへお問い合わせをいただいております、我が家

2015年余剰幼虫の予約販売「勿体無い企画」について。

今年は実施致しません。

実のところ昨年希望ラインをご予約いただいた、半数の方に対して

お恥ずかしながら希望ラインの採卵数が余剰数に届かず、

お断りをさせていただいた経緯がありました。

要するに思い通りに採れなかった。

 

それでも

「久留米大型血統を2015年から飼育してみたい

といった嬉しいお問い合わせも御座いまして・・・

 

2015年度は余剰が出た場合のみ、突然「勿体無い企画」

を当ブログで発動するかもしれません。 

我が家の産卵セットの方法ですとこれまで爆産はありませんからね。

採れぬ場合はスルーということで。

スケジュール的には6月末~7月初旬でしょうか。

個人的には購入してでも飼育してみたい方へ

そんな考えがあるもので、もし興味のある方は

「悠久の時を経て」 忘れず日々チェックです

そんな方はいないか・・・

 

 

 

      いよいよ昇温ステージへ                        

 

 

 

 春ですね

おんパックスですね。 

paxさん、早くオンパックスですぞ。

都内でも一昨日ソメイヨシノが開花しました。

我が家は昨年同様、桜の開花に合わせ昇温スタートです

 

どうなるんだ~

まさにこれからです。

ドキドキです~ 楽しみですね~ 

ダメかな~  

東西対決、負けてられませんからね~

えっ?メンバーじゃない これは失礼しました

 

 

2015年は久留米党対決

KSP2ギネス決定戦

なにか面白い企画を考えましょうかね

 

 

 

昇温前、一部ボトル状況を確認してみました。

 

KSP1 PP1400ボトル

 

T+GT866 PP1400ボトル

棚の手前側にあったボトルをチョイス。

 

 

T+GT866 1500ガラスボトル

ボトル形状の差による菌床表面の見た目に大きな違いが。果たして・・・

♂のボトルを確認する限り、昨年同様暴れたボトルは1ボトルのみ。

悪くはありません。

ま、これからです。

 

 

 

      振り返り・冬期期間の管理について             

 

振り返ると2015年ブリード当初、この冬期期間の温度管理だけは

なかなか決められず。


早期羽化の羽化実績でも分かるように♂の場合、幼虫期間6ヶ月程度

では体重が乗っても決して羽化サイズには反映しない。

冬期期間が重要。

昨年羽化サイズに満足していますが、羽化サイズアベレージは不満が。

羽化アベレージが低かった原因は暴れ、不全。


やや20度前後と高めの温度管理+エアコン暖房管理による菌床の

乾燥劣化

当初16度前後の冬期管理を考えていました。



しかし我が家今後のブリードの検証としては、対策の違いを比較する

ため、あえて20度前後の管理を選択しています。

これが吉と出るか凶と出るか?

 

 

      今期冬期期間の対策                     

 
ちなみに冬期期間管理・昨年との比較を


昇温までの期間: 

3ヶ月弱から  2ヶ月。


ブリードスペース断熱対策: 

特に無し  断熱材「スタイロフォーム&断熱シート」

期間暖房機材:

 エアコン  オイルヒーター


空気循環対策:

 特に無し  サーキュレーター2台を設置

 

その他少し湿度対策をしています。

 

 

        まとめ                     

 

2014年度は裏年で種親は小ぶり。

補強中心でしたのでブリード対策で昨年との勝負。

いよいよここまできました。



「セミ化の懸念」

昨年トライし実践済みなので、通説ほどに心配していません。

「暴れ率」

やはり課題は暴れ率。

まずは暴れ率が軽減されるのか

「不全率」

そして不全率。

同じ幼虫を飼育している訳ではありませんので、あくまで

目安比較ではありますが、かなり注目の昇温期間となります。

これで暴れ率及び不全率が改善しないとなれば

来年の冬期期間は見直しですね。

 

来月は少し仕事も落ち着くので、ペアリングと昇温ステージ。

ブリードスペースへ行く機会が増えそうです。

 








 

コメント (37)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オオクワガタペアリングと産卵セット

2015年03月17日 00時09分28秒 | オオクワガタ検証等

 

 

早い方は本番の産卵セットを組んでおられる方もいらっしゃるようで。

いよいよ2015年シーズンも幕開けですか。

さて、さて今年もいっちょ やったりますか!!

 

  

今年掲げた目標の一つ。

放置しているHPのテコ入れ。

そして産卵成功率90%へ。

我が家のペアリングと産卵セットについて、確認の意味もあり

今回HP用としてとりまとめてみました。

キャリアのある方は既に実践されていることばかりかと思います。

これからブリードに挑戦される方向けと考えています。

 

いずれにしても我が家の場合ですので、そこはご容赦下さい。

これで我が家が産卵大失敗だったとしたら・・・

どうぞ笑って下さい。

HPにはもう少し修正を重ねた上でアップしたいと思います。

 

 

 

 

コメント (48)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2015年ブリード計画

2015年03月08日 00時00分01秒 | 2015年度・オオクワガタ飼育

 

 

 

 先日長崎から着弾が

(ちなみに私の父親は九州長崎出身。)

当ブログ4周年記念プレ企画Cに応募下さり、11名の応募者の中

当選された玉ねぎおじさんさんから、桃の節句に合わせどんぶらこと

桃カステラが届きました。

 

 

デカい!

長崎ではひな祭りには桃カステラが定番のようで。

桃は神代の時代より魔払いの儀式に、そして縁起物として

用いられるようです。悠久だ~

家族一同で美味しくいただきました。

玉ねぎおじさんさん、この度はありがとうございました。

 

 

 

 

本業の話題。

2月からモンゴル製カーペット商社と打ち合わせを進めており。

その商社オーナーは60後半なんですが、なんとも品の良い方。

モンゴルは人口300万人、国土は日本の約4倍。

その広大な大地は1年の半分が冬。 マイナス40度の極寒の地。

化学肥料など無縁の大地で丈夫に育った放羊を原料とし、

染めていない無染ウール天然素材のパイルのみで織られた

機械織りカーペットを日本向けに商品化したい。

 

そしてどうにか安定供給レベルへと辿り着いた。

日本向け無染織りは2009年から取り組みを開始。

当初は失敗が続いたようですが、現地に幾度となく足を運び、

メーカー現地スタッフに対して現場管理(教育)を徹底。

そしてようやく3年程前から日本マーケット向け商品に仕上がった。

「定年を過ぎた人間でなければこんな根気のいる仕事は出来ません」と。

 

我が家オオクワブリードと同じ時期の足跡がなんとも共感を呼び。

世に認めて貰えるか?モンゴル製ウールカーペット

 

 

 

 

 

 

 

 

HP用として昨年完成していた2015年ブリード。

今回一気にご紹介致します。

採卵結果は分かりませんが、採れぬラインは欠番とし

自ブリ17ラインで挑みます

 

 

2014年の裏年については

マツノインセクト血統

shimaマツノ血統

東京オオクワ血統

メルリン血統

血統を大きく捉えると上記4つの種親♂からの久留米大型血統

に区分け出来ます。

レパートリーに富んだ裏年のベースにあるだけに、

表年となる今年、何と言っても我が家では実績ある最大派閥。

メルリン血統を中心とするアウトライン自己ブリード♂種親

3頭を中心に据えました。


大きさを狙うライン。

将来における久留米大型オリジナル血統(系統)を

目指したインライン、クロスラインのみの累代も想定した

OOKUWA BLOOD.2015年ブリード予定表

 

飼育産地:久留米のみ

飼育数300頭

産卵セット数:17→(14~15ライン程度と想定)

覚醒:2月末

ペアリング開始:4月上旬(ワインセラー管理)

産卵セット開始:5月下旬(ワインセラー管理)

1本目ボトル投入:6月末(ブリードスペース管理一斉投入)

2本目へボトル交換10月中~末(基本一斉交換)

3本目へボトル交換1月末(基本一斉交換)

羽化6月上旬~7月上旬

上記スケジュールを基本に考えております。

85mmアップ数10頭!

最大87mmアップを目指し2015年度挑戦します!

 

 

 

 

 

 

 

 

 1番~4番はエースラインを投入。

どこから特大が出ても不思議ではないと思います。

 

1番は2013年5番自己ブリード♀

数の少なかった貴重な5番は幼虫推移から注目し思い入れある個体。

プロポーションも良く種親♂寄りで更に次世代体長が伸びてくれれば。

 

2番はメルリン血統最大、カネクワさんから期待の87.4mm同腹♀。

ディンプルはあるが52mm台で頭幅16mmと規格外のポテンシャル。 

 

3番は1番.2番とは形状面で異なる細身の個体。

waizuさん86.5mmは美形細身で縦に伸びてくれればと期待。

 

4番は血の離れた掛け合わせ。クワガエルさんからのマツノインセクト累代

86.4mm同腹。顎が長く上を向き、血の離れた配合で爆発力に期待。

 

  

  

 

 5番~8番ラインは次世代迫力ある形状で更なる大型化を目指した組み合わせ。

 

5番は自ブリインライン。累代を重ねオリジナル血統の開祖と成り得るか。

 

6番は大顎の太さが際立つGONGONさんからの86.3mm同腹。

大きさと迫力ある形状にも拘りたいライン。

 

7番は血の離れた掛け合わせは、masukoさんからの85.2mm同腹。

艶がありバランスの良い美しい♀個体で期待のライン。

 

8番は自ブリ2013年1番ラインから。

1番は羽パカが多いラインではあるがその血統背景に期待。

  

 

 

 

9番~12番は3番手の種親ではあるが、♂の形状だけをみると最も伸びシロを感じる。

 

9番は我が家2013年2番自ブリ最高レベルの♀を。

大顎が直線的で還元率の良い2番の血に期待。

 

10番は9番と似た雰囲気を持つGONGONさんからの♀個体。

果たしてどちらが優秀なラインとなるか注目したい。

 

11番はカネクワさんインラインからの86.4mm同腹。

インラインの次のアウトラインは化ける?!

 

12番は血の離れた配合で、こういったラインから

特出したサイズが出てくるのではと密かに期待している。

 

 

   

 13番~16番はshimaマツノ血統とメルリン血統種親からの補強♂個体。

1番~12番までの自ブリラインと次世代組み合わせを想定してのセレクト。

 

13番も我が家エースライン。

大顎の長さと体長が噛み合えば最大サイズも十分期待出来る。

 

14番は2013年12番自ブリラインの♀。

shima系に似た細身の形状を引き出してみたいライン。

 

15.16番は血の離れた配合。

15番はバランス良くポテンシャルを感じる86.4mm同腹。

 

16番はマツノインセクトからの補強個体2013年15番。

マツノインセクト15番に同腹で大きな個体は羽化していないが

血統背景は2011年5番と8番という素晴しく期待を寄せている。

 

 

 

 

 

 

こちらはカネクワさん87.4mm同腹♀。

13番以降のラインは特に他のブリーダーがやらぬ掛け合わせから

メルリン血統累代として次世代以降の組み合わせの幅を広げる。

東北のスーパーブリーダー同士の累代は個人的には魅力的。

 

 

 

次回は我が家産卵セット

そして次は添加剤について取り上げます。

 

 

コメント (38)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オオクワガタ大型血統の定義

2015年03月02日 23時59分45秒 | オオクワガタ関連の話題


 


備忘録ブログ。

次女美織は3歳7ヶ月。

今年の流行語大賞候補『ラッスンゴレライ』

ちょっとまてちょっとまてお兄さん。 と歌い踊る仕草。


桃の節句の雛人形に手を合わせ『おおきくなりますように』と拝む後ろ姿。


歯医者に行く前『おかあさん、きょうは、はいしゃいかない?』

泣きべそをかき、ビビりながらも歯を直さなきゃを理解して我慢。

でもやっぱり怖い。 といった多少どうしていいか分からない表情。

その一つ一つの仕草が3歳の女の子。 なんとも癒されます。


何?!
オヤジの方はいやしい?
いやらしい?!

ちょっと待てちょっと待てそこのおとうさ~ん

 

 



前回ブログコメにありました

『OOKUWA ON THE ROAD血統』

ナルホド

オリジナル大型血統作出へ向けた挑戦!!

確かにHPを語源とすると『OOKUWA BLOOD血統』

オオクワ血統血統になってしまう・・・

 

実は次回発売ビークワ55号にて、昨年9月開催

品川オフ会&座談会についての記事がいよいよ掲載の予定です。

 

楽しみですね~

実はその座談会の中で「血統」についての話題がありました。

今回は種親紹介♀の予定でしたが、来週に回し『オオクワガタ血統』について

取り上げることにします。



そもそも血統を名乗るってどうなんだ

タブーなのか



我が家は2011年度・久留米大型血統による累代飼育挑戦当初から、

オリジナル血統作出に対する人一倍の憧れがあり・・・



 

 

ただどうでしょう?

現状オオクワガタ『血統』についての明確な定義や、認定する団体が

存在しませんからね。

ある意味グレーなわけです。



一般的に『オリジナル血統』といったらイメージはこんなところか・・・


形状があきらかに特出し、インライン累代を続けその形状が固定化した場合。


採集個体からのブリード累代=オリジナル血統。


ギネス獲得=これはオリジナル血統を名乗るだけの資格がある・・・



マツノインセクト血統累代=マツノインセクト血統に相違はなく。

ただメルリン血統×(マツノインセクト血統×shimaマツノ血統)=?

東京オオクワ×(B団とも氏shimaマツノ×とも氏メルリン血統×shimaマツノ血統)=?

 

ずっと累代を続けていくとしたら分かりにくいような・・・


でも先人が築き上げてきた血統をアウトラインで掛け合わせる。

それでオリジナル血統の呼称ってどうなんだ・・・


う~ん、明確な答えが無いだけに色々な考え方が出来ますね。

 




『大型血統』の場合、優先順位は形状ではなくやはりサイズ。

選別を繰り返す中で誕生した超優良個体。

それを更に優良個体同士を外から取り入れ、掛け合わせるアウトラインが

今の主流であり成功法。

敢えて血統に拘り、インライン累代のみを続けていくとしたら・・・

おそらく現在の大型作出における進化のスピードには到底追いつくことは出来ず、

大型血統を永遠に名乗ることはできない・・・





以上それらを踏まえ『久留米産地大型オリジナル血統』についての個人的の考え。


本家マツノインセクト血統累代を除き、派生した大型血統からのアウトライン

久留米産地で自己ブリード種親♂を軸とし、インライン、クロス、アウトライン

を含め何世代かの選別を繰り返す中、前人未到域の特出すべき大型サイズが

複数羽化したとしたら・・・

また別に迫力があり、美しく、更に大きさも兼ね備えた個体の系統が築けたとしたら。




『ON THE ROAD血統』 もしくはマツノ系、メルリン系『OR血統・OR系統』

名乗ってもいいんじゃないか。

っていうか名乗ってみたい 

 

そこを中長期的に目標とした

大型血統作出ストーリー=悠久の時を経て

 

この道の彼方 約束されたはずの

場所があると 信じて行きたい

もう一度 孤独に火をつけて

 

それが定着するかはまた別の問題ですが・・・

自己ブリード種親が揃い挑む2015年。

 

何より個人的なモチベーションとしては、大型血統作出に向けた

一つ上のステージを目指した野望とロマンの大いなる取り組み。

目標設定としては・・・

アリです

我ながらの自己満ブログだな~今回

 

 

 

 

 


 

コメント (29)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする