前回のブログでは、目標にしていた久留米産85mmアップ
の報告をさせてもらいましたが、全国津々浦々のブリーダー
さんから温かいお祝いのコメントを賜りました。
この場を借りて御礼を申し上げます。
皆様どうもありがとうございました。
2013年度は久留米表年。
転機の年であった2012年は「勝負」とばかりに
優秀な種虫を集めただけあって、楽しませて貰っています。
振り返れば、今から1年9ヶ月前の2012年9月26日
にて種親♂紹介の際「85mm複数頭アップ」
を宣言していました。
今のところ5番に続いて、4番からも3週間前に1頭良いのが
羽化しています。
色艶があり、顎の先端が上を向き、大顎の張り出しもあり存在感のある
久留米らしい、それは実に惚れ惚れする個体。 自画自賛
ただ、残念なことに3週間、お尻が少し出ての85.2mm
微妙です
果たしてお尻が引っ込み85mmをキープするか?
84mm台に落ち着いてしまうのか?
久留米85mm複数頭への道程は簡単ではありません。
もう少し後、確定次第報告したいと思います。
その他には2番期待の蛹がいましたが、これは85mmには
もう一歩届かず。
我が家では残る大型への期待の蛹はこの12番のみですね。
12番KU-1202最大幼虫35.9gがようやく蛹になりまして。
幼虫時から長さに注目していた幼虫。
蛹化の気配が無かったKU-1202はセミ化と菌床劣化→暴れを嫌い、
あえて菌床ボトルから発酵マットへ入れ替えています。
その後すぐに電気毛布で包み、蛹化を促進させたあの幼虫。
実は蛹室を形成し、蛹化したと思い込んでいましたが、
皺の状態から長らくそのまま。
管理温度もありますが、前蛹を経て24日後にようやく
蛹化を確認。
その後、今度は発酵マットから上の4番蛹室へと移動しています。
ちなみにこの種親♂はともさんからの♂83.2mm(85.4mm同腹)
とゲバゲバ90さんからの♀52mm(82.5mm同腹)
そして注目すべきは種親♀の血統背景。
種親はメルリン2009年11番と2009年2番。
分かる方には分かりますね。
これはメルリンさんの2011年3番と同腹兄弟同士の掛け合わせ。
還元率の良い2009年2番の血が入っている系統。
その本家メルリン2011年3番の♀を使い、
今年ともさんが自ブリメルリン系♂との掛け合わせから
今年85.7mmを作出されています。
グリーンさんのところにも2011年3番♀も37.4g→38.4g。
36gといった大きな幼虫がいますよね。
メルリン2011年3番は久留米ではマツノインセクト2011年8番に続く
2013年度の有望の系統。
蛹が長くて還元率が良い。
どうなんだろう?
これは期待せざるを得ませんね。
しか~し、画像を良く見ると尻の先端形状がなんか変だぞ
これはアカンのちゃうか
これが久留米の羽化ステージにおける難しさか
4番の完品85mmアップ。
12番の完品羽化。
どちらも黄号信号ですがどうでしょう?
良くも悪くも結果は悠久の時を経てにて更新します