悠久の時を経て

「美しく大きく丈夫なオオクワガタ」このテーマを担う血統作出目指した飼育記録をメインに、気儘な話題を書いていきます。

2024年ブリード早期♀の観察

2024年05月23日 08時33分00秒 | 2023年度・オオクワガタ

娘の話題から。高校3年生の長女ですが、指定校推薦は選択せず、来年受験に挑むことを決めました。
①希望大学を目指したい
②自分の力を試したい
③後に後悔はしたくない
①②③が揃ったのなら親としてはですね、娘のやりたいを全力で後押しするためにバックアップするしかありません。 
"あの時両親が◯◯してくれなかったから仕方がない"などと言われてはたまりません。そうなると私立通いとはいえ、本格的な受験対策のため学習塾に通う必要がある。
高い志と困難に立ち向かう強い心を兼ね備えた人間力あふれる独立自尊のリーダーに成長していく。凄いですね今の塾は。説明を受けた妻も一緒に戦闘モードに入りました。


そういえば得意先主催の家具&インテリアイベントの販売応援時に、会場にTVでよくお見かけする、こちらの塾の講師が来場されたことがありまして。カーテン&カーペットブースにいた私と他スタッフは、リッチな手織絨毯を是非お勧めしようと会場内でワサワサしたことを思い出しました。ただ肝心のご本人である◯先生はデスクの下のカーペットをお探しだったという...

そのときに思わず私が◯先生に発した言葉

"先生デスクの下ですか?絨毯を敷くのなら居間、今でしょ!"

◯先生 "いやデスクの下で"

そうでっか?😅




私の方も決算月の今月が締まり来期が始まる6月に人事異動が発令されるようで。そのあたりはまた次のブログですね。






さて2023年ブリードですが、側面に出ていないボトルも多いため全体の状況は分かりませんが、少しずつ蛹室を形成ボトルが増えてきたようです。この段階までくると一斉に蛹室形成が進みます。

半数程4本目に入れ替えたボトルはオオヒラタケ菌なので、例年よりも温度を少し高めにしています。3本目の水分量過多で結構幼虫体重を減らしてしまいましたからね。その分完品羽化の割合は増えるとは思いますが肝心の大型個体作出はなるか?本格的な羽化は6月末から7月度ですね。







2024年ブリードの方は4月16日からペアリングを開始。マットは今年も自社製品のインテリア資材を代用しています。







目的は雑菌対策。他にもガラス織物繊維なので掴まりが良いこと。潜らせず産卵に集中させる効果を期待して。また手間の軽減、洗えるため再利用可能など幾つかのメリットがあると思います。





今年豊洲にオープンした千客万来施設の床のかなりのエリアに採用されていますので贅沢といえば贅沢な代用資材です。

こちらのマットはペアリングの他産卵セットにも使用。


GW連休中に溜め込んでいた800ccボトルを一気に洗浄しています。乾燥含め暖かくなってからの方が効率は良いですね。



40ブロックの菌糸詰め作業もノンストップの9時間にて一気に詰めていきます。


崩した菌糸は溜まったら大きめのラックに移し、ハンドプレス機も併用しながら。


40ブロックで184本


作業時間は準備から片付けを含めると9時間程。大凡1本あたり3分と無理なペースではありませんが、やはり腰に負担がかかり過ぎるのが一気作業の難点。




今期は♀早期羽化個体がそれなりにおりまして。検証好きなものですから。簡単な観察と実験を試みようと以下内容で比較をしています。

・♀サイズ
・♀羽化時期
・餌の食べ始め
・ペアリング日時
・産卵日時
・採卵成功率

ウチの早期ですが2本目は全て発酵マットによる管理です。サイズは50mm〜54.5mmまで。対象は10頭を予定しています。

具体に注目しているのは3月初旬に羽化しペアリングを5月初旬に実施した個体です。

羽化からの管理温度は温室とヒーター&サーモで常時26度の管理でしたが、果たして採卵に成功するのか?いつ頃から産むのか?空砲は?無精卵は?孵化するのか?

過去のケース(2016年度)では産卵セットからずっと潜ったままで動かず、45日後にようやく材を齧り始めた♀もおり自らが成熟を待っていたようでした。

なので多少多めにセットした早期♀も含め、6月度も観察と確認を続けてみたいと思います。






追記






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2023年度交換報告② 

2024年01月12日 08時06分00秒 | 2023年度・オオクワガタ


6年周期10サイクル目の2年目、2024年の仕事初めは併合に伴う横浜市小学校新築工事
現場管理からのスタート。
在校生938名ともなると、先生もかなりの人数ですね。引越しに各種打ち合わせ、新校舎での始業式準備と常にテンションを張りながら大忙しです。これも日常なのか?間近でみてもハードワークな職業です。








成人式の連休は嫁側の家族と一泊二日の熱海旅行へ。義理の父、母のリクエストで元気なうちにと弟夫婦4人と計10名の賑やかな旅行となりました。宿泊者数は300名と思った以上に宿泊者が多くてびっくり。熱海の老舗温泉ホテルも頑張ってます。





今回はデータ公開ということで。年明けからウォーキング(早歩き)を続けています。普段歩いている方ならお分かりでしょう。1時間当たりの歩数は良いペースだぞと思っても、信号待ちの影響もあって8千歩迄にはなかなか届かない。
そこで先日、日産スタジアム🏟️外周1時間のウォーキングで8千歩に挑戦することに!


距離7.7km
7分47秒/km
93cm/歩
結果1時間当たりの歩数は8,270歩とようやく8千歩アップを達成。

通常の歩幅は71cm程度。早歩きとはいえ、走るのと違い息が上がる程のペースではありませんが、脚の筋肉を使うこと。気を抜くとペースが落ちてしまうのでこのペースなら走った方が楽ですね。

ちなみに男子50kmの世界記録は3時間32分33秒。マラソンのフィニッシュにあたる42.195キロメートル地点でほぼ3時間の記録。4分15秒を切るペースですか?!全く想像ができません。






それでは本題です。
2023年ブリード3本目への交換報告その②

※3本目への交換時までの段階で大きく育っているラインを抜粋して紹介します。

主水氏90.6mm同腹88.4mmと強力な♂種親を使ったラインは8番〜13番

9番ライン


産卵数の多かった9番をKLBラインに選定しています。羽化力の高い♀種親2021年11番はウチの2021年度メイン系統で同腹4頭を掛け合わせています。(♂羽化不全がゼロ)

母方の11番は体重が乗る系統ではありませんがそれでも8頭のうち38gアップが5頭、アベレージ36.7gとまずまずの推移。縦に伸びてくれると期待して組んだラインですがどうかな。



10番ライン


10番♀種親は主水氏2021年10番89.4mm同腹。40.2g・39.7gが出ておりアベレージは37.7g。10番は体重が乗る傾向がありますね。




14番〜18番ラインは88.4mmと同じく主水氏90.6mm同腹86.3mmを使ったライン。
同腹兄弟を種親にしており、88.4mmとの途中経過の比較が興味深い系統です。

画像でもご覧いただければお分かりのように細身ですらっとした形状。最終体重は31.5gなので同腹88.4mm同様に体重はそれ程乗らない傾向になると予想していました。
ただ30g以下の幼虫がこの♂種親との掛け合わせだけ特出して多いんです。このあとのグラフ📈が分かりやすいと思います。


そんな中でも15番・16番は割と体重が乗っています。当たりとまではいきませんが良血の配合に期待しています。

15番



16番








19・20番♂種親は主水氏2021年10番89.4mm同腹87.1mm。太さといいますかゴツイ形状です。♀種親はウチの2021年度11番同腹最後の1頭との掛け合わせ。♂3頭のみですが40.5gと40gアップが1頭出ています。


19番







21番♂種親は主水氏2021年5番87.6mmと体重の乗る傾向があると主水さんから伺っていた系統。
幼虫の孵化率も順調で良いイメージのある21番は40gアップが出ており♂10頭のアベレージ36gとやはり安定しています。





ホームページ管理表一覧を更新しました




そしてここからはグラフ📈化したデータで比べてみましょう。

①過去5年間年度別推移(3本目への交換時)
2019年度に近い感じがしますね。当時は大阪のブリードルームに幼虫を置きっぱなしにして7月の連休に交換した記憶が。その時よりは羽化時期の対応が取れそうです。
今後は35gに集中するアベレージを37g付近に集めたいところ。体重だけではありませんが他のブリーダーが乗せていますからね。



2023年度ライン別(35g以上)

こちらは2023年ライン別
ウチの目安にしている38g台で比較すると1番・2番・4番・5番・9番・10番・14番・16番・19番・21番から出ています。

2023年度ライン別(35g以上)

ラインごとのブリード数を追加しました。
不全を想定すると35g以上の♂が5頭以上いるとラインの成績が見えてくるように思います。


2023年度♂種親ライン別


こちらは♂種親別のデータ
2021年主水氏1番86.3mmが特出して30g未満が多いことが伺えます。
成長が遅いのか?ポテンシャルなのか?

2021年KU-703.85mmは34〜36gに集まっています。

2021年主水氏1番88.4mmは38.5gが最も多いのは♂のポテンシャルの違いといえます。まぁ羽化してナンボですが。




2023年度ブリード総括

直近5年間の推移を比較すると分かりますが今年が特に特出した推移であるとは思いませんが、形状重視で選別しており、種虫から傾向も想定できるのでここまではまずまずといえます。
失敗した年は交換タイミングが遅れた要因(餌の入手・餌の状態・繁忙等)が大きいため、今年は例年と比べて早めに交換を済ませました。その分4本も視野に入れなければなりませんが。
有望ラインからの♂同腹の比較は興味深いものがありますね。羽化まで注目したいと思います。

新横浜NFではクマモンさんにアドバイスを得ましたので、幼虫体重推移は来年以降改善が見込めるものと思います。

今後はエースラインと孵化率、幼虫推移から良さそうなラインをチェックして羽化ステージに備えたいと思います。

以上2023年ブリード交換報告でした。

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2023年度交換報告① 3本目へ交換時

2024年01月03日 07時46分00秒 | 2023年度・オオクワガタ

石川県能登半島地震により被災されたすべての方々に心よりお見舞い申し上げます。また被災地域の皆様の安全の確保を心よりお祈りいたします。なにか出来ることをやろうと思います。
 

2024年のブログはこちらの話題から。


第100回の節目を迎えた箱根駅伝。ご覧になりましたか🎽
大会前は大学三大駅伝で5連勝中で男子1万mの歴代記録8位鈴木・12位佐藤・20位篠原を擁し、実業団駅伝でもトップを狙えるであろう駒大の1強と目されていましたが、蓋を開けてみれば祖父の母校、青学大の独壇場の大会新記録で優勝。
本命駒大も往路は旧来の大会記録以上で走り、大きなミスはありませんでしたが青学大には常勝軍団の計算を上回る強さがありましたね。

優勝後の原監督曰く、各区間の詳細なタイム設定はせず「駅伝は気候など外的要因が大きい競技。うちの快走している太田や黒田は時計なんか見ずして、ゾーンに入って自分の五感でレースを進めていく」そうです。猛練習の下支えに加え自立心を重んじ駅伝に必要な勝負勘や判断力を磨かせる指導法。常日頃からデータに頼らず感性にも重きを置くからこそ、ここぞの勝負では最大限の力を発揮することができる。まさに具現化した選手の走りは素晴らしいものがありました。



年末年始休暇ですが例年以上にゆっくりと過ごせています。お節料理とお雑煮にお酒🍶。午前中に歩き、午後から昼寝のあと読書と宵寝。日々の疲れが溜まっているのか昼も夜もぐっすりと眠ることができており身体の調子も良いですね。


昨日は長女の厄除け祈願で、箱根駅伝と同じ1920年創建の明治神宮へ。




こちら読書の方は50年以上前。


"何故V9時代の巨人が強かったのか?"敵と味方、当時現役だった選手が、それぞれの立場から当時を本音で振り返る。青学大の指導法とは180度異なる指導法ですが時代が違うといったひと言では片付けることができない、本質的な強さとは?昭和と令和が求めるものと変わらないもの。興味深く面白かったですね。


本日はX開設から12年目のようで。


今年はブログ累計訪問者100万人突破 
ブログ開設5,000日
生まれてから3万日の順かな?幾つかの節目を迎えます。今年も焦らずに、中期的スパンに立ち仕事に、この趣味にと楽しみたいと思います。
どうぞ宜しくお願いいたします。







本題の2023年ブリード3本目への交換報告

種親2021-KU-703.85mm系



美形系統累代を目指す1〜3番の3系統ですが産卵時は順調でどれもスムーズに孵化し健康的な印象を受けています。




2番ラインは平均36.8gと安定して幼虫が育っています。



インブリードはやはり安定感に欠けますが他2ラインとの比較、羽化個体の形状面に注目しています。






2023年度種親2021-KU-1113.82.6mm



4〜7番の4系統ですが、こちらは2019-KU-609.87.2mm系ラインの中でも♂不全率がゼロの2021年11番から小さいながら薄く平たい21-KU-1113を種親に据えています。
これは完品羽化率の高い系統構築をと考えて。こちらの♂には比較的大きな♀を掛け合わせました。




4番インブリードラインは3♂ですがアベレージ37.3gとまずまず。完品羽化で結果はついてくるか?


※画像は38.9gですが39gにて管理


5番♀は主水さん2021年5番。こちらは主水さんから体重の乗る系統と伺っていましたが40gアップが出ています。39.7gと合わせ2トップに期待しています。




2023年度ブリード交換報告②は主水さん補強♂からのラインとなります。
また次回は直近5年間の3本目への交換比較や各ラインごと、種親ごとの幼虫体重比較を紹介させていただきます。ではでは。





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2023年の振り返り(総括)

2023年12月30日 06時35分00秒 | 2023年度・オオクワガタ
2022年の年の瀬は家族揃ってコロナウィルスに感染し寝込むという悲惨な年末だったこともあって、静かなスタートで始まった2023年。私自身は常に正常値だった血圧が年末に高くなり、3年振りに脳のMRI検査を受けています。
1月
7日でしたね。近くにかかりつけ医を作ることと同時にコレステロール値を下げる処方薬の服用を始めました。これまでも健康にはそれなりに気を遣い、ランナーを自称する者として薬の服用にはずっと抵抗がありましたが、事務仕事が多く、車の営業が中心だと週末のランニングではしれている。結局運動不足なんです。
そのため要らぬ拘りを改め、将来を見据えて健康寿命を伸ばすための取り組みをスタートする年に設定。薬の服用を続けることで、同時に食事に気を遣い1日の歩行量を増やし、運動不足も解消する。改善のルーティンに向かうよう始めています。

1月は2つの新年会に参加。東の新年会ではNIGHT FORESTを実験的に即売会とセットで開催してはどうか?企画案が生まれています。

こちらはバイト時代で浜省繋がりの面々と。勢揃いは私の大阪単身赴任送別会以来なので4年振り。35年交流が続いています。
目をこうして閉じれば19のままさ♬ by浜田省吾
KLBとは2023年度(改定版) - 悠久の時を経て

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3月1日からKLBオフィシャルブログにてKLB及びNLB.2023年度の応募受付を開始します。現在検討中の企画が一部残ってはいますが今回は応募開始前に"KLBとはなんぞや?&q...

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 26日"KLBとは2023年改良版"記事をアップしています。ぽっと出ではなく長く実績を出している方をデータから知ることで信頼に足るブリ
あらためてKLBについて記事を取りまとめています。長く実績を出し続けている信頼に足るブリーダーを見える化により可視化に。KLBの価値を高めるブランディング。

プレッシャーのかかるビークワ検証企画もスタート。アドバルーンを先に掲げているため、万全の準備で臨むものの産卵リスクがありますからね。world ace3さんには以降大変お世話になることに。大変な分やり甲斐(取り組み甲斐)はありますね。world ace3さん?

平間・川崎大師

2月
手織絨毯の魅力・2022年3本目への交換第2弾 - 悠久の時を経て

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今年2023年は、6年周期でいうと10サイクル目の新たな始まり、スタートに位置する年である。などとそう勝手に解釈しているもので。^^ブログ本題に入る前置きも、自ずと&quo...

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人生を6年周期で考える・2022年3本目交換について - 悠久の時を経て

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"6年周期で人生を考えてみる"以前そんなテーマでブログで記事にしたことがありましたが、バイオリズム的な運気を俯瞰的、長期的な視点で捉えた経験はありますか...

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年度末の仕事を控える2月は時間的に少し余裕があり、書きたかった題材を記事に残しています。10サイクル目のスタートにあたる今年、なにか新しいことに挑戦してみたい。交流会+即売会もそのひとつですが、いつかは富士登山に挑戦したい。どうせなら一合目から登ってみたい。準備を始めたのがちょうどこの頃。

3月

2023年ブリードを開始。
種親選定と組み合わせを確定動き始めています。


このところめっきり足腰が弱った父親の介護疲れがみられた母親を気分転換にと連れ出し、浅草の落語鑑賞&浅草寺へ。

成田山新勝寺

鹿島神宮

香取神宮

神社仏閣巡りは都内から関東近郊へと拡大。

そして日本中が歓喜に沸いた侍ジャパンの熱き戦い。WBC世界一を忘れることはないでしょう。米国との決勝戦のリアルタイムで成田山新勝寺に居合わせ、radikoを聴きながらその場で雄叫びを上げた、そんな記憶が残っています。



翌週は家族4人で奈良・大阪旅行へ。
コロナ禍が落ち着く同時に、この頃から色々なことが動き始めたのではないでしょうか。またユニバでは家族の三半規管がポンコツなことを再認識することに😅

4月

今年前半の企画はこちら座談会動画撮影。
レイチェルさんオオクワガタ大学に乗り込み、実績ある関東の久留米ブリーダー主水さん.カレントワさん.JUUさんの3名とレイチェルさん.NLB宣伝部くわやんさん.KLB事務局バイカンさん計7名が集まり各テーマに沿って議論を展開しました。

5月

GWは仕事では良く訪れるみなとみらいを観光地として1日をかけて探索しています。

2023年度産卵セット開始

くわやんさん発案、羽化個体計測指針を発表。タイミングも良かったですね。上位入賞発表時に指針が役立つことになります。

2023KLB&NLB上位予想
5月と6月は富士登山に向けての脚力強化をと関東近郊の神社仏閣巡りが本格化。
箱根三社参り


身延山・久遠寺

戸隠神社5社巡り
諏訪大社4社巡り

久能山東照宮

日光東照宮

松本城

善光寺
三峰神社


6月
富士山本宮浅間大社

新倉富士浅間神社


大洗磯前神社


明月院


長谷寺

羽化個体の掘り出しも始めています。

7月
富士登山初挑戦! - 悠久の時を経て

富士登山初挑戦! - 悠久の時を経て

"いつかは富士山に登ってみたい"一度は挑戦したいと思っていた富士登山。今回は2023年7月13日、14日と1泊2日の富士登山初挑戦とその事前準備。そして1合目(馬返し...

goo blog

 
学生時代から一度挑戦したかった富士登山。どうせ登るのなら1号目からと準備をして挑みましたが途中から高山病と雨風による寒さ。
特に2日目の早朝、暗闇の中で激しい頭痛が続き雷雨と寒さで心が折れそうになりましたが、ゆっくりと歩を進め、頂上まで到達することができました。試練ともいえるあの経験はなにかを思い出させてくれましたね。挑戦して良かったです。
 
翌週はやはり久々家族4人ディズニーランドへ。

一泊二日の箱根旅行。芦ノ湖湖畔で地響きのよう爆音で打ち上げられる花火は迫力がありました。

8月

本業は数ヶ月にかけ某大手企業研修センター納品が続きます。

東のオフ会
ビークワレコードホルダーの奈良さんとはお初。虫蔵さんとは久し振りでした。ここで正式にNIGHT FORESTの開催が決まることに。また忙しくなるぞ。

9月
9月は1年以上かけて織られた綴織緞帳の納品がありました。こちらも無事に納まり一安心。

2022年度羽化個体報告を挟み


2023KLB&NLB結果発表。
Xの総インプレッション数から勘案すると、やはり沢山の方々から注目を集めた結果発表であることが分かります。
最後まで完走いただいた参加者の皆様、1年間お疲れ様でした。そして来年開催のビークワコラボバトル企画のKLB久留米代表者、NLB能勢代表者の皆様。来年の企画成功に向けて頑張っていきましょう。よろしくお願いいたします。
10月末にはこちらも久し振りのマツノインセクトへ。そしてマツノインセクト30周年にも参加させていただきました。滞在時間は実に11時間あまり。まめたんさんを始め静岡勢の面々にはお世話になりました。来年マツノインセクトからの久留米ブリードが今から楽しみ。

今年の美形コンテスト。エントリーラインのみといったこれまでの限定縛りを取り外してみましたが、過去最多のエントリー数が集まりました。
美形コンテストはともするとサイズ偏重傾向も感じられる中、ブリーダーの誰もが美しい個体を作出したいといった原点回帰の企画でもあり、オオクワガタの魅力を伝え、裾野を広げる可能性のある着眼点でもあると思っています。企画概要、ルール設定等の課題もありますが今後も注力したい取り組みです。

12月


新横浜NIGHT FOREST
1年前の梅田参加者数が多かったので、品川からは4年振り開催となる新横浜NFは集客と企画を頑張りました。即売会は集客目標には届きませんでしたが、お客様の滞在時間が長く、接客時間を確保出来たことでご来場の方にはご満足いただけたイベントであると感じました。交流会は変わらぬ熱気!楽しい宴となりました。

恒例のブログ開設記念も無事終了。

中期的な目標を決め、あとは自分との約束を守ることを日々こなしていく。慌ただしくも充実した1年間でした。
今年も大変お世話になりました。また来年が皆様とご家族にとって充実した年となるように。良いお年をお迎えください。
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2023年ブリードライン・第二弾

2023年07月05日 06時35分00秒 | 2023年度・オオクワガタ
このところメールサーバー容量オーバーで送信が出来なくなってしまい、過去のメールを整理することに。

ちょうど3年前になりますが、平成から令和の間の1年半、自動車内装材を扱う部署在籍時代のメールやり取り。どうも消去を躊躇ってしまうんです...
◯メール件名
・生産計画数量提出
・内示変更連絡送付
・補給部品予測値表送付
・国内から中国現地生産への検討指示
・タイ向け資材INVOICE価格設定
・有償支給変更に伴う支払い条件変更
・用品品質集計報告
・RAI◯E仕掛けかんばん予定数拡大
・コスト低減活動への協力
・スクリーン端末クレームの対策案
・廃番に関する打ち合わせ
・溶接寸法不良
・BC◯調査依頼
・棚卸原票参考事例
・NM◯含有量調査
・Nメチル2ピロ◯◯ン定量について
・端末テープ溶着条件変更
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・中国新型肺炎の影響について
・コロナウィルス緊急調査依頼
・在庫確認と緊急出荷依頼
・工場稼働再開の監査結果報告
・バックアップ生産対応依頼

◯不具合、クレームの対応
◯国内から中国への製造移管
◯棚卸在庫圧縮指示
◯各製品検査依頼
◯コスト低減活動への協力依頼
そしてコロナ禍からのバックアップ生産対応についてなどなど...

今在籍するインテリア部門の営業所では、主に自社ブランド品の浸透、拡販といった前向きな仕事が主なわけですが、3年前の本社自動車内装材部署では、如何に納期までに必要部品を無駄なく、効率良く、安全に納品するか。
なので顧客先よりも、主に海外生産拠点、国内物流拠点とのやり取りが大半。検品、検査、改善が続きます。

・インストアシェアを拡大するためには!
・物件獲得に向けた働きかけと取り組み!
・新商品セールスプロモーション、キャンペーンの企画立案!

などといった前向きな仕事は殆どありません。

前部署は川上から川下までといったイチからのモノづくり。

今は(ポジション)は営業に特化した部署。

何事も経験しキャリアを積まねば分からないわけですが、本質的な部分で人間は向き不向きがあるんです。

重要なことは自分が納得して軸を決められる、打ち込める環境であるか?頑張ろうと思えるか?仕事に携わる時間はけして短くないだけに、大切な気がします。
などと集中し業務に携わっていた当時を、ふと思い出してしまいました。
3年前、同じ部署に在籍し、私と同時にタイに単身赴任へと異動となった先輩は元気にされているのかな?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・




さて
2023年ブリードライン後半のご紹介。
後半は主水さんからお譲りいただいた4頭の♂種虫を使っています。

昨年2022年度はスーパーエース♂個体に10頭を掛け合わせ挑みました。仮割り出しで卵を確認し安堵したものの、卵がどれも孵化しないというピンチに。
その後主水さんにはスーパーライン♂同腹の援軍を賜りましたが、結果7ライン56頭しか採れませんでした。
そのリベンジもあって、今年は手間をかけ入念に挑みました。




◯2023年ブリード・8〜13番



こちらはスーパーライン主水さん2021年1番同腹88.4mmを掛け合わせた系統です。
顎先まで伸びていくような大顎が印象的な個体。



90.6mmを筆頭に89mm、88.4mm×2頭と同腹実績は歴代久留米産地の中でもトップクラスの2021年1番ラインには6頭を掛け合わせています。


♀2021年8番は19年6番のインブリ個体



安定感ある自ブリ2021年11番と掛け合わせから30頭採れた9番はKLBライン候補



主水氏2021年1番(90.6mm同)と2021年10番(89.4mm同)を掛け合わせた10番も強力




母型の祖母はマツノインセクト19年20番(89mm同腹)




豪華な配合の早期♀を使った12番




まめたんさんからの♀補強個体が13番






◯2023年ブリード・14〜18番




こちらは上記8〜13番と同じ主水氏2021年1番同腹兄弟86.3mmを掛け合わせた系統です。なのでスーパーライン主水氏2021年1番の血の力を借りて特大作出を目指し、ウチでは11頭を掛け合わせました。


不全の無い2021年11番♀を使った14番








主水氏2021年1番(90.6mm同)と2021年10番(89.4mm同)を掛け合わせた10番と兄妹違いの同配合16番



早期♀を使った17番





幼虫の沢山採れたまめたんさんからの個体で血の離れたアウトライン18番








◯2023年ブリード・19〜20番



主水さんの他の♂種虫と比較してゴツい形状の2021年10番(89.4mm同腹)には2♀を掛け合わせています。



♂不全ゼロと安定感ある自ブリ2021年11番ライン姉妹には4番・9番・14番とこの19番と計4頭を種虫として使いましたが、産卵ステージでも安定感を誇り、全てのラインから幼虫が無事採れました。どこからか当たりが出ると嬉しいのですが。



こちら20番は10番と16番と雌雄逆の配合。主水氏2021年10番(89.4mm同) と2021年1番(90.6mm同)との掛け合わせですが、他と比べると卵サイズが大きく注目しています。







◯2023年ブリード・21番
主水さん2021年1番と同配合となる掛け合わせ(2019年9番×2019年1番)が♂種虫2021年5番です。




こちらも他と比べ卵サイズが大きくやはり注目している21番ライン。







勿論、産まぬ♀も3ライン程出ましたが、ひとまず今年は300頭と久留米では過去最多飼育数にてスタートしました。



2022年度は長いお付き合いのクマモンさんの羽化ステージの結果が良さそうですからね。私も頑張って続かないといけません。


さて来週は富士登山に行ってきます!
山登りは未経験で、更に50代半ばのオッサンですが、折角ならばと1合目からの登頂を目指し挑みます。登山の未経験では登頂率は50%で、天候不順や高山病など、体力だけではない要素もあるようなので、不安もありますがなんとかなるでしょう!
次回ブログはその富士登山編の予定です!




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2023年ブリードライン・第一弾

2023年07月02日 09時15分00秒 | 2023年度・オオクワガタ

2023年の上半期が過ぎ、昨日から後半に突入しました。5月8日から新型コロナウイルス感染症の位置付けが5類に移行され、3年間続いた行動制限が緩和となり、少しづつコロナ前の生活に元に戻りつつあります。

◯国内の上半期のトピック
・1899年に国が統計を取り始めて以降、初めて国内出生率が80万人を下回り少子化問題が深刻化へ  

・国内株価が3万808円35銭と"バブル景気"時期の1990年8月以来32年9ヶ月ぶりの高値を記録

最近は強盗事件も多くありませんか?住宅侵入強盗件数増加。日本の治安が悪化しているように感じますね。
◯考えられる要因
景気の悪化、国民の規範意識、地域連帯意識の希薄化、情報の氾濫、不十分な青少年教育等

Twitterでも取り上げましたが、総務省発表の家計調査によると、2人以上世帯の1世帯当たりの実質消費支出が前年同月▲4.4%に。特に教育費や仕送りを切り詰める動きが見られ項目別教育は▲19.5%
給与は前年比1%増加も実質賃金は▲3%

◯実質賃金
労働者が労働に応じて取った賃金が実際の社会においてどれだけの物品の購入に使えるかを示す値

国内のあらゆるモノが値上がりとなる物価高が続き、使えるお金が減少している。趣味の世界における影響度合いも気になる、そんな今年の上半期ですが、皆さんのところは如何でしょうか?



ウチでは3月末の春休み期間に家族で奈良・大阪旅行に出掛けています。家族の大阪は2019年7月以来ですね。しかしメインのUSJは家族揃って三半規管がポンコツであることが証明される結果に...

私個人では都内近郊から足を伸ばし"関東パワースポット巡り"として精力的に訪れた神社仏閣巡りも上半期のトピックです。(長野県に山梨県、静岡県まで。関東ではないですね)一石二鳥、月間歩数を稼ぐことに繋がりました。


そしてなんといっても今年上半期は、そんな閉塞感と先行きの不安感を吹き飛ばし、日本中が歓喜に沸いたWBCの3年ぶり3度目の優勝は外せません。優勝の瞬間、成田山新勝寺に居ましたが、思わず雄叫びを上げてしまいました。^^

この趣味では4月に2022KLB・NLB羽化予想を兼ねた座談会オフ会を企画。動画運営のレイチェルさん他、お忙しい中、ご協力いただきました。
オオクワブリード座談会





同じく4月にはビークワ87号・春号から新たなオオクワガタ検証がスタート!
『同条件で飼育してどのくらい結果がバラけるのか検証してみよう!』
次号は"種虫と管理表紹介"ですね。
world ace3さんに代表者としてご協力いただいております。



NIGHT FOREST梅田にご参加下さったYYさん。更に盛り上がるのでは?と架け橋となって、ビークワにてホペイ特集記事が実現。ホペイの世界はマニアックな魅力溢れています。ご覧でない方は是非、ご購読下さいね。

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さて、2023年ブリードですが、本日で菌糸ボトル投入の目処がつきました。
昨年は種虫を絞り、有望♂種親には勿論、仮割り出しを経て確認ののち、10ライン掛け合わせるもどれも卵が孵化しないという事態が発生。
結果予定の半数と140頭程度でのスタートとなってしまった反省から、今年は7頭の♂種親で挑んでいます。これも主水さんから大変貴重で、次世代楽しみな個体を譲っていただいたおかげです。

それでは2023年ブリードライン編として、数回に分けてご紹介していきたいと思います。

◯2023年ブリード・1〜3番







こちらはブリード10年目にしてナンバー1個体と自負、左右対称、ディンプルもなく無駄を感じぬ自然な雰囲気な美形個体2019年15番(KU-1508)88mmの累代、2021年7番(KU-703)85mmを♂親に据えました。


1〜3番の父親は全て2019年15番



3番はインラインブリード


産卵ステージではどれも問題なく産んでくれました。孵化率も高かったですね。
こちら3ラインは種親越えサイズを果たせなかった2021年のリベンジを兼ねていますが
、どちらかといえば"美形累代継承系統"として美形個体作出を優先、更に迫力ある形状を狙っています。


なんといっても虫蔵さん作出、ビークワ美形優勝個体の血が入る系統ですからね。







◯2023年ブリード・4〜7番







昨年沢山の方に2021年11番系統をご購入いただいておりますが、その中でもKU-1113.82.6mmを選定しています。



こちらは羽化した♂20頭全てが不全なしで羽化した大変安定感のある2021年11番の♂種親を使った系統です。
他に大きなサイズの兄弟はおりましたが、累代の特長といえるその薄さに着目し選定しました。


種親である19年6番(KU-609)87.2mmも厚さの薄い個体でしたからね。後半の系統はより大きさを狙った掛け合わせも控えているので特長を重視した系統になります。




4番はインラインブリード








第二弾は主水さんからお譲りいただいた90.6mm同腹を含む、有望個体系統をご紹介させて頂きます。








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KLBとは2023年度(改定版)

2023年01月26日 01時00分00秒 | 2023年度・オオクワガタ



3月1日からKLBオフィシャルブログにてKLB及びNLB.2023年度の応募受付を開始します。
現在検討中の企画が一部残ってはいますが今回は応募開始前に"KLBとはなんぞや?"といった内容をあらためて記事にしておきたいと思います。2020年9月アップ"KLBとは?改定2023年版です。文末にはまだ1年経過してはいませんがNLBについても取り上げています。

※文字が苦手な方は夢旅路さんYouTubeもご参考に願います。



◯KLBとは

K:KULUME(久留米)
L:LIMITED(限定)
B:BATTLE(バトル)

素性の明確な久留米産地個体による1ライン限定
最大羽化サイズで順位を決める事前エントリー
制の久留米バトル企画です。

 

 KLBの目的
久留米大型血統の魅力を伝えブリードの醍醐味を共有し、大人が楽しめる場(ステージ)の提供
・コミュニティの場として参加者同士の情報共有と認知度のアップ
・久留米産地ブリーダー人口の底上げ
(普及と促進)
・見える化による久留米大型血統の保全
・見える化によるブリード水準の向上とブリード手法の健全化

◯KLB誕生の経緯


現在ビークワレコードは歴代NO1のみ。
レコードを目標に据えるにはその道のりは
あまりにも遠く。そこで毎年年1回、産地別
にNO1を決めるような大会があれば、飼育者
も楽しみが増え裾野が広がるのではないか?
そんな考えがそもそものベースにありました。本来であれば三大産地で開催を!な訳ですが
運営規模の理由から、有志で出来ることをと
考え、クマモンさんらと久留米産地に絞り、楽
しみ方のひとつの形として続けています。

※2022年度はトライアルとして能勢産地限定バトルNLBを同時開催しています。そもそもが同じオオクワガタであり、当初は三大産地をイメージしていたことから事務局の障害はありませんでした。(唯一参加人数が増え過ぎた場合の事務局対応のみ。そのため人数制限のアナウンスをしています) バトルの行方は? YG・SR血統のブリード推移はどうなんだ?!閲覧側としての楽しみが広がっています。

◯KLBの特長
□1ライン限定
参加者は最も期待を寄せるラインを1つだけ選びエントリーいただきます。初心者もベテランも、他の種をメインに飼育されている方も比較的参加しやすい企画です。また飼育数の少ない方でも上位を狙えるチャンスがあります。

□3部リーグ制(昇格・降格ルール)
ブリーダーといっても一括りには出来ません。KLBの中には歴代レコード獲得を目指している方も参加されていると思いますが、それぞれ始めた時期が異なること。飼育環境も人によって違うので目指すところも様々だと思います。
KLBはそういった状況を勘案、より多くの参加者が楽しめるようにとスリリングなゲーム要素を取り入れた独自ルール設けています。



□ 
見える化
|久留米限定バトル(KLB) オフィシャルサイトに参加者の管理表をアップ。閲覧側も「見える化」により情報収集が可能です。当たりライン・餌のリレーなど一同に閲覧することができます。
結果のみの情報だけでなく推移、途中経過をオープンにしていることから失敗だった場合も正直に公開し、その要因を分析検証することで次に生かせば良いといったスタンスです。そういった成長過程が累代飼育の醍醐味ではと考えています。

虫界隈にありがちな"グレー要因"をなるたけ排除しモラルを重んじた継続性。自己申告ではありますが大人が楽しむスポーツの代表格ゴルフに近い競技イメージでしょうか。
・エビデンスの欠けた思い込み情報
・自分の言葉のみ凄さをアピール
・簡単に大型が出たので飽きてしまった
大型血統とはいえど自分で作り上げてきた虫で実績を出し続ける方が真の実力者なわけで。偽る欺くなどは論外ですが、探究心と学びと鍛錬が深さだとすればKLBは、上記に並べたもののアンチテーゼでもあるわけです。


□ サイズ以外の要素
サイズ(結果)だけに捉われず、美形コンテストといった自慢の羽化個体をお披露目する
場としての活用にも注力しています。新人賞部門・完品羽化部門なども併設。中長期的な取り組みとしてビークワ紙面で取り上げるコラボ企画も実施しています。



〜多くの方にも閲覧いただけるように〜
各種部門賞、美形コンテストは参加者だけでなく閲覧者も含めて盛り上げていこうといったスタンスから、上位予想を設けています。
閲覧者はどなたでも参加が可能なので、多くの方に注目いただけるようにと考え取り組んでいます。




〜参加者にスポットを〜
多くの参加者が集う大会ですが、こちらは私の願望が強いかもしれません。一人ひとり参加者の人物像にも迫りたい。ブリーダー裏側のストーリーを知りたい!
参加者にはプロフィール・ブリードを始めたきっかけ・飼育環境等を詰め込んだ参加者紹介記事の執筆をランダムに依頼しています。
皆さん文字を書くのが苦手なのか、小っ恥ずかしいのか、遠慮される方がまだまだ多いわけですが、今後も引き続き継続していきたいと思います。自薦他薦を問いません。ひとつご協力をお願いいたします。

直近の参加者紹介記事・ブラックサンダーさん

2021年度からは海外の参加者も!Cytさん紹介記事

評価が高かった拘りのブリードルーム(ハウス)skipさん



〜コミニュティの場として〜
参加者の大半はご自身でTwitterやブログ、Instagram等のSNS媒体を所有されているものと思います。リアルタ
イムで全国のブリーダーと競い合いを楽しんでいるわけです。同じ企画に参加しているだけでも親近感が湧き、繋がりが持てるようになればと考えています。



◯これまでのKLB(その歴史)
2017年第1回を開催。来年で7年目を迎えるKLBは毎年
全国から70名以上の参加者が集まっています。2021年度からは海外(台湾)からの参加者がいます。また久留米著名ブリーダーも集い、SNS以外にも業界専門誌・ビークワコラボ企画の展開もあったりと、毎年回を重ねるごとに権威が高まりブランド力として浸透しつつあるようです。

初開催2017年度はMopar Dorcusさんが優勝。Mopar Dorcusさんはのちに能勢MD血統で2019年度ビークワオオクワ飼育レコードを獲得。

2018年度は久留米産地で年間800頭飼育を誇るパワーブリーダーJohnny the 30さんが優勝

2019年度は能勢YGメインのM'sさんが優勝
M'sさんはその年にビークワオオクワガタ飼育レコードを獲得されています

2020年度は新進気鋭の若手久留米ブリーダー
やまさんが90mmに迫る89.5mmサイズで優勝

そして昨年2021年度はビークワコラボ企画代表者でもある久留米ブリーダーろなさんが89.5mmで優勝されました


◯KLB参加条件
ようやくここで参加条件に辿り着きました。^^
KLBに参加するためには、まず初めにKLBブログのKLB応募開始記事のコメント欄へ参加表明が必要です (幼虫が採れるかどうか分からない段階での参加決意表明です) 応募期間3月1日〜4月30日



幼虫が無事採取できた方は晴れてKLB参加者となりますが、必須条件として管理表・系統表を提出いただきます。管理表は合計3回の提出義務がございます。参加者の飼育状況を見える化することで、飼育
スキルの全体的な底上げに繋がり、また参加者
だけでなく閲覧者も楽しめる企画となっています。
・2023年度
参加表明:4月末迄
1本目管理表・系統表提出:8月末迄
2.3本目管理表提出:2月末迄
羽化個体管理表提出:8月末迄

管理表はパソコンからExcelで必要事項を入力いただいています。参加者の中にはスマートフォン用Excelを使い提出されている方もおられます。


◯KLBの課題点・問題点
□KLB課題


1年以上の長丁場の企画です。周りの参加者
と比べて幼虫の飼育推移が思わしくなかっ
たりすることでモチベーション維持を保て
ず、毎年管理表提出が滞るケースが出ています。
また置かれた環境の変化、仕事やご家族な
どの予期せぬ原因の発生などにより、途中
でリタイヤとなるケースも。
様々なリスクを勘案すると、1ラインとは
いえ軽はずみに参加となり、迷惑をかける
ことだけは避けたい。
そんな方もいらっしゃるでしょう。

先のことは分かりませんし、誰しもが参加
出来る企画ではありますが、参加者に置か
れましては事前の準備と相応の覚悟を以っ
て望んでいただきたい。事務局ではそう考えておりま
す。



□KLB事務局メンバーの負担

現状KLBブログはオオクワを、久留米を盛
り上げようといった有志の方々により裏方
の作業を進めています。具体的にはページ
構成や参加者の管理表の更新、管理表提出
チェック機能と提出の催促。参加者から送
られてくる管理表アップロード作業など。
実はそれなりの時間と労力を要しているた
め事務局作業改善もKLBの課題です。




参加費の徴収について
事務局はこれまで有志によるボランティアの形を継続してきました。しかし一方でブログ費用を事務局で個人負担していることや、KLB開催当初は菌糸業者様に菌糸ブロックの協賛を賜っていましたが、昨今の菌糸不足もあって断念。菌糸に変わる各部門賞副賞を事務局メンバーで負担するケースなどが出ています。確かに行き過ぎたサービスはナンセンスだと考え、また事務局の作業負担を人件費としてみてはどうかといった参加者意見もあり、そろそろ必要経費分を参加者から徴収する段階ではないかと考えています。

年末のアンケート調査では閉塞感の続くオオクワガタ業界にとって何か起爆剤があった方が良いのでは?とも考え、よりゲーム制を強め景品を手厚くする参加費・会費制導入を投げかけてみました。しかし刑法185条を確認すると、会費を出した側も法に触れる可能性が高いことから景品を充実する目的とした形での採用は難しそうです。
そういえば企画当初に神長さんと賭博罪に触れる触れないといった議論をしたことを思い出しました。上限金額を満たさなければ良いのか?もし法律に明るい方がいればアドバイスをお願いします。

一方でずっと続ける意志のある人や上位を狙う人なら会費性も良いが、初めての参加者にはハードルが高くなる。上位を狙うより自分のレベルを確認したいだけの人や、ただ仲間を増やしたいだけの人も多く、続ける意味を見失うかもしれませんといった意見も寄せられました。

会費を集める場合、会計の透明性、上に述べた税法上の問題などの課題もあります。参加者の協賛なども活用して運営していくつもりですが、現時点で参加費用の徴収は進める方向で検討中です。金額等は3月1日には発表告知いたします。

□こちらは決定事項なのでお伝えしておきます。参加者が飼育し切れない羽化個体(余品)についてKLB事務局で無償条件ではありますが引き取りを行う。
昨今のヤフオクの件もあって虫の行き場をどうするか?といった懸念の声も多く聞かれるところです。アンケート調査と個別に頂いた参加者意見からも無償条件でも一定数の要望があるようです。
最低引き取り数の設定
引き取りの送料負担をどうするか
無償引き取りの場合の参加費免除
引き取った個体は、業者を介し販売ルートへ。手数料を除く販売差益高は景品含め運営費に充当させて頂く予定です。具体的案につきましても合わせて3月1日参加表明時に合わせ発表の予定です。

◯年間スケジュール

こちらは2022年度版
2023KLBは現在作成中
※3月1日の応募受付時に合わせ発表の予定です。


◯今後の方向性
目的と認知度、理解度が浸透してきたKLB。
今後注力していきたい取り組みは2つ。
閲覧者を如何に増やしていくか 
その最大化が次の課題のひとつ。

久留米産地ブリード水準の向上
先に述べたように具体的な数値目標については、それぞれのブリーダーの置かれた環境が異なるので一括りにすることは難しいわけです。ただトップブリーダーは別として、KLB全体的な取り組みを続けている中で目標とする数値がぼんやりと見えてきたように感じます。

そこで賛否は別として、現時点の久留米産地の現況を踏まえ、モチベーションに繋がる数値目標を参考に掲げてみます。
・参加者がどんな環境下であっても85mmを狙うことができる
・次のステージでは87〜88mmを目指す
・87〜89mmを複数ラインから作出出来る
・外的要因もあるが狙ったラインからは最低でも86mmを羽化させることが出来る
そうなってくるといよいよ90mm作出は目前に!
コンスタントに実績を出すKLB上位ブリーダーが今後有望な系統を世の中に排出することは即ち有力な入手先として繋がってくるわけで、今後期待するところであります。



◯その他参加者からのご意見
最後にこれまで参加者から届いた企画案を幾つかご紹介します。
YouTube LiveやZoomなどで座談会形式で羽化上位予想や羽化計測等を配信す
る。個々で粛々とやるより互いの刺激にな
るのでは?
配信を観て触発されて交換始めたり虫の世
話を聴きながらする人が居るので動画であ
る事ってモチベと言う意味では結構な底上
げになるのでは?

KLBのトップフリーダの証であるロゴを作って一部に三年連続とどまる、もしくは5回達成したらロゴの永久使用権を認めるなどしたら面白いかなと思いました。ロゴは虫活名刺や販売証明書などに使ってよいとしたらみんな燃えそうな気がしてます。

余品の無償協賛は良い考えかと思います。私の飼育しているほとんどの虫は小学生に配られる予定となっていますが、今年は数が多く、今年は昨年以上に苦労する事態になるでしょうから、私のような初心者には喜ばれる内容かと思います。小学生にはオスメスペアクリアスライダー、ゼリー付きなので赤字が少しでも解消されるのも嬉しいテンです。

私は参加費の徴収に賛成です。しかし、賞金は下品な感じがします。m1ですら参加費があります。完全ボランティアで行うのではなく、運営費を取る形として徴収されれば良いと思います。そのお金を何に使うか?は運営の自由とし、通信費や測定者への謝礼、事務局の日当にすればよろしいかと。

上位に入賞される方はそもそも、自分の虫を販売するルートをお持ちの方かと思います。KLBで優勝したり、上位入賞を続ける方はその時点でその方の虫を購入したいという動悸につながると思うので、KLBの賞金は不要かと思います。KLBの勝者は栄誉とささやかな景品が与えられるのみではいけませんか?

以上が"KLBとは"の改定版記事です。




最後はNLBについて
今年初開催のNLBですが、全体的底上げも含めたコミニュティの場として続けてきたKLBとは生い立ちが違うので、参加する側の視点や考え方は異なります。特に開始した2022年度はビークワ代表枠を目指す具体的な目標もありましたからね。ある程度の実績やスキルを持っている方々ばかりの印象です。またNLBが無くてもブリード自体が好きだからやっている方が大半。なので参加するメリットはそれ程大きいものではなく、アンケート調査の通り参加者数の拡大は見えていません。

とはいえ全体的な底上げは能勢も久留米も望むべくところ。そこでNLB宣伝部として、後方支援含め日頃から協力を賜っております、くわやんさんから届いた意見を紹介させて頂きます。

◯NLBの目的
•YG、SR血統のブリード水準の向上、普及の促進
•ブリード手法の健全化、血統の保全
◯方針
•参加者が成果を共有し、互いに気付きや新たな楽しみを生み出す
•閲覧側が正しい生体を作出する労力、価値を理解出来る環境を作る
•参加者と閲覧者を繋ぎ、生体の提供と入手の機会を創出する
◯アクション
•NLB公式Twitterアカウントの開設(Twitterブルー)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

NLBは閲覧者(オオクワブリード初心者、オオクワブリード検討層)の視点に立ち、如何に興味をもって貰えるかに重点を置いた取り組みと方向性。そこに参加者が魅力を感じるのではないでしょうか。企画内容を突き詰めると様々な具体案が出てきますが、実際にはまだ1年を経過していませんからね。実績が出れば自ずと周囲も注目してくるもの。まずはこの1年間を通してから今後の方向性を判断していきたいと思います。

私の個人的な見解ですが、将来的にNLBをきっかけに能勢産地有志ブリーダーが集い、独立し進める形が望ましいです。なんといっても血統を愛し盛り上げていこうといった情熱が下支えするわけですから。共通する部分はKLBとのシナジー効果でオオクワガタ業界全体を盛り上げていく。そんなイメージです。政治の世界とは違い互いの足を引っ張り合うことのない二大政党制。そこにヤフオクに代わる販売サイトやスポンサー。また業界組織団体が存在し、更にマスコミを巻き込んだ業界の活性化... 

私自身は業界人なわけでもありません。オオクワ好きでランナーを自負するも、高コレステロール傾向のしがないリーマンに過ぎません。なので沢山のことはできません。

始めてやることは必ず一定数の批判がつきものですし面倒なことも沢山ありますが、それでも有志が集まり、あーだこーだと議論を重ね、新たに価値あるものを創造し、協力して沢山の方に喜んで貰えるような価値あるものを作り上げていく作業というものは、やり甲斐があるわけです。

もし参加者、閲覧側の方も、他にご意見やアドバイスなどあればツイッターDM、ヤーフーメールkurume_klb@yahoo.co.jp こちらブログコメント欄にお願いいたします。
ここまでたどり着いた皆様、長々とお付き合い下さり有り難う御座いました。そして今後ともKLBを一緒に盛り上げて参りましょう!
ではでは。
KLB事務局 HN:チョネ




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