悠久の時を経て

「美しく大きく丈夫なオオクワガタ」このテーマを担う血統作出目指した飼育記録をメインに、気儘な話題を書いていきます。

決断&ペアリング誘発効果・昆虫・性フェロモン剤

2013年04月28日 10時41分47秒 | オオクワガタ検証等

 

 

2013年GWも始まりました。

皆様はどうお過ごしでしょうか?  我が家は今年も近場で休日を過ごす予定です。

 

さて、ちょっと前半は備忘録の真面目モードで。

 

 「何かを得れば何かを失う。

そして何ものを失うずに次のものを手にすることはできない。」

                                        開高健

 

 

今回の「決断」の首題にまつわる話題から。

仕事で学んだ、教わったことに、開高健さんの言葉と同じような意味として

 「過去を捨てる勇気」というのがあります。

過去を捨てるからこそ、新しいものを受け入れられる。

 

 

仕事の話題ではありますが、今回それを痛切に感じるある決断がありました。

 先週末、来期となる6月1日より、私が管轄する課の最重要得意先の

営業担当変更を決め、それを営業担当者に伝えました。

 

 

その得意先はインターネット販路としては、最大の売上を誇る

最重要得意先ですが、ここ直近大きく売上が低迷しています。

 

 

前任担当者は、その得意先を6年程前から、それこそインターネット部門に

進出し始める創成期から、得意先のオーナーと一緒になり

あらゆることにチャレンジし、大きく売上を伸ばしてきた優秀な営業マン。

 

 

また売上低迷は営業マンの責任ではなく、得意先要因です。

その営業マンには、来期からは低迷するチェーン系家具店と

新規家具店を担当し、課はおろか部全体を含め建て直して貰います。

 

 

本人はそれでも、最重要得意先に拘る思いが強いわけです。

 

「過去を捨てないと、未来に進めない」

 

人は過ぎ去った時間に対してよく執着するが、

自分が過ごした時間を無駄ではなかったと思うがために過去を正当化してしまいがち。

そうすると、気がつけば同じことばかりを繰り返す自分がいて、未来に進みにくくなる。

次へのチャレンジ、前に進むためには過去を捨てる勇気が必要。

大切なことは、過ぎ去った時間ではなく、今から過ごしていく未来の時間。

 

 

「何かを得るには何かを失う」

 

その最重要得意先を来期も継続しながら、という選択肢もありましたが、

今回は、私の担当する課内ではとても大きな決断となりました。

大きな売上を誇る得意先の担当変更ですからね。

  

それが来期どんな結果をもたらすのか?

まあやるしかありませんがね。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、首題のテーマですが、一応実験とまではいきませんが

結果を報告したいと思います。

 

種親 ♂2011年マツノインセクト17番

       ♀2012年オオクワブロード6番(予備♀)

使用性フェロモン剤「富士フレーバー�」

「イチモンジカメムシ用性フェロモン剤1錠」

Piezodorus hybneri

  

「ミカンコミバエ用性フェロモン剤1錠」

Bactrocera dorsalis

 

実験方法

1.ケース内にそれぞれのフェロモン剤をケース内部に1錠ずつ貼り付ける。

 

 

2. 約5分間放置した中にオオクワガタ♂♀を投入し蓋をする。

 

 

3. 15分間の間にペアリング行動を起こすか監視下ペアリングにて観察。

 

 

 

 

実験結果

 

おっと早くも産卵誘発効果か

 

 

 

 

 

 

 

 

スイマセン。カプセルQでした

 

 

 「イチモンジカメムシ用性フェロモン剤」

ペアリング行動への動きはあるもののペアリングは不成立。

 

「ミカンコミバエ用性フェロモン剤1錠」

ペアリング行動への動きはあるもののペアリングは不成立。

 

 

昆虫は数百万もの種が存在し、そのなかで同種を認識するために、

種ごとに異なるフェロモンを用いているため、想像とおり結果となりました。

 

 

 

いくらフェロモン剤に害は無いとはいえ、こんな取り組みをやる方は、

まずいないでしょうしマイナス要因も気になりますからね。

流石に2大エースには使用を控えました。

 

 

しかし3月羽化のニジイロクワガタには、イチモンジカメムシであろうが

関係がありません。

恐るべしニジイロ

 

 

 

それでも気温上昇に伴い、2大エースの内ペアリング意欲に乏しかった

83.2mmは活性が上がってきましたね

また監視下ペアリングでは、当初ケース内をぐるぐると動き回っていた

♀が、♂を受け入れるといいますか、じっとするようになりました。

 

皆さんのところでは、そんなことはありませんか

 

 

 

そして、いよいよ我が家も実家の方ですが専用ブリードルーム

(ブリードスペース)を設置します。

そして我が家の産卵セットは、ブリードスペースの防音カーテンが

完成する5月11日の予定です

 

 

 

 

 

 

 

コメント (30)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013年度ブリード・組み合せ決定

2013年04月21日 00時29分00秒 | 2013年度・オオクワガタ飼育

 

 

 

我が家にも先日結束バンドによる顎縛りについての質問がありましたので、

顎絞り画像(私も以前教えていただきました)を載せておきます。

 

 

 

 

我が家の監視下ペアリングですが、前回の記述通り

この1週間フェロモン香水(人用)はペアリング誘発効果に有効か?

興味本位ではありますが、種親3頭で幾度か試してみました。

「フェロモンシール添付ありと添付なし」  

合計3度。時間にしてトータル2時間程。

 

 

結果ですが、監視下ペアリングでは我が家の種親はどちらのパターン

も結局やる気を見せず・・・

フェロモン(人用)はペアリング誘発効果を得られませんでした。

 

 

 

現在種親を管理してるRVBOXは暗闇の状況。

照明が神経を妨げ、集中出来ないのでしょうか

それとも粘りが足りないか。

まだまだ不安先行ブリードは続きます。

 

 

 

話題を変えて、今年から我が家では種親はRV-BOXの中で、

菌床空ボトルにマットを入れその中で管理していますが、

RV-BOXの中に「コバシャ小」を入れてペアリングもさせています。

湿度は常に80%以上を維持。

温度も電器毛布とパネルヒーターの併用により26~27度の安定感を誇っています。

監視下ペアリングではヤル気のない種親たちも、こちらの通常のセットでは

しっかりとペアリングをしているものと、ただただ信じたいですね。

 

 

 

我が家も、産む産まないはともかく、2013年自己ブリードラインの組み合せを決定しました。

ご紹介いたします。

 240頭飼育予定

 

昨年2012年度はインライン中心の組み合せでした。

ですが今年は大型作出挑戦3年目。表年でもある今年の久留米産は、アウトライン中心の組み合せ。

色々考えましたが、この構想期間(妄想期間)も、またブリードの楽しみのひとつ。

 

 

我ながら補強中心の強力なるラインナップ    産んでくれればですが・・・

 

縁があって久留米産地をメインに選んだ我が家。

また私自身「転機の年」という年回りでもあり「集中するときは集中してやってみよう

「大人の趣味を思う存分満喫してみよう 

とばかりに昨年は血統背景に優れた厳選なる種親を揃えました。

 

せっかくのチャンスですので頑張ってみたいと思います。

 

  

ですが、やはり産ませないことには始まらないのがオオクワブリード。 

そうなんです。監視下ペアリングフェロモン検証ですが、実は続きがございます。

 

 

 

検索で「フェロモン」で少し調べてみると、昆虫用の性フェロモン剤が存在することを知りました。

性フェロモン

「配偶行動において異性間のコミュニケーションに利用される化学物質の総称。

地球上の多くの生物では、配偶行動を起こす刺激として、異性の存在が必要。

その存在を知らせるために、視覚や聴覚、そして嗅覚が用いられる。

それら異性の存在を知らせ、交尾に至らしめる匂いのことを、性フェロモンと呼ぶ。

現在までに性フェロモンの役割が解明されている種の多くでは、♀が揮発性の性フェロモンを放出し、

♂がその匂いをもとにして♀を探し出す。

♀は性フェロモンを放出することにより、同種の♂に対し自らの場所を知らせ、♂の交尾行動を誘導する。」 

 

 

その性フエロモンの特性を利用し、農作物の害虫駆除の目的で、DNA解析の分野では研究が進んでいるようです。

例えば、合成性フェロモン剤に誘引された虫を、水や粘着板で捕らえてしまうことによって

異性との交尾率を下げる方法など。

 

当然ながら、クワガタの性フェロモン剤は存在しないようですが、

「昆虫性フェロモン剤」とやらを今回入手してみました。

 

イチモンジカメムシ用

ミカンコミバエ用

 

果たして、この二つの昆虫性フェロモン剤は、

オオクワガタのペアリング誘発に効果があるのか

そして、この「昆虫性フェロモン剤」を全身に噴射した時、逆にお姉さんに効果があるのか

というかカメムシ用、匂い強烈過ぎです

次回ご報告するこにします。

 

いずれにしても、2013年度ペアリング。

種親には頑張って貰いたいものです

 

 

 

 

コメント (37)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ペアリング誘発効果・人用フェロモン香水

2013年04月15日 22時20分38秒 | オオクワガタ検証等

 

 

今週は都内家具店でGWまで開催する「大人のデイズニー・インテリアフェア」

準備作業のため、計6名でPM10時から早朝まで搬入展示陳列作業。

久し振りの徹夜仕事だったので、暫らく調子が戻りませんでした。

 

 

 

決算が5月ですので、営業サイドとしては数字的な思惑もはらんでおり、是が非でも成功させたいといったところ

 同時期に実施している「春需メーカーチラシ」。 こちらも同じく成功させたいですね。

 

などと仕事の方は気力充実 気合いも十分なわけですが、

このところ休日も営業外イベントの催事続きでして。

冬の間に申し込んでいた「マラソン大会」もキャンセルの連続。

 

まぁ仕事が忙しいにこしたことはありませんし、問題が頻発したとしても

気持ちの切り替えだけは自信がありますが(ただ右から左という噂も・・・)

ですが、最近どうもスタミナ不足といいますか・・・ 

ちょっと顎が上がっとります

これでは今話題の「ハンター」に追いかけられても逃げ切れません。

体力には自信があったんだけどなぁ~  

 

 

 

 

まぁそんなこともあり、仕事モードといいますか、最近当ブログ「チョネキャラ」も

ギャグのキレがイマイチといった、裏クワ業界のタレコミ情報が入り

また「不安先行ブリード」が続いている状況でもあり・・・

 

 

ですので、今回は私が密かに実行している裏技を当ブログでご紹介することにしましょう

 

 

 

我が家の種親はどうも「エロ」が足りないようで。

これは逆の発想から勘案するに、「我が家の久留米種親♀のフェロモンが絶対的に足りないのだ」

という仮説。

 

 

ではどうするか

そうです いつやるの今でしょ

 

2013年春のペアリング誘発対策・第一弾

 

念のため、既にペアリングが成功していると思われる種親ペアを準備します。

その♀の上翅に「フェロモンの香りを噴射したシール」を貼りつけてみました

 

 

これでフェロモン効果はバッチリ でしょ

果たして効果は如何に  

 

以上ちょっとくだらない「コネタ」の御紹介でした。 

何気に半分は本気だったりして

 

私も「フェロモン香水」を全身に噴射して、これから夜の繁華街へ繰り出すとしますか

それでは行ってまいります

 

コメント (32)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニジイロ着弾&クワテラ&監視下ペアリング

2013年04月07日 19時18分42秒 | 2012年度・オオクワガタ飼育

 

 

明日は長女詩織の入学式

ちょうど3月19日の卒園式に桜が咲きましたが、

入学式は辛うじて桜が残っている程度。ですね。

 

4月7日11時

 

 

 

 

 

 

まずは前回ご紹介したカプセルQのクワテラ。

どうです? なかなか精巧でしょ

 

 

 

 

続いて昨日、全日本虹色鍬形研究会・会長 爺鍬さんから素敵な着弾がありました。

 

大変丁重に送っていただきまして。

キレイでしょ

実は、先月開催の「関東大鍬形研究会」の際、我が家の娘たちのために

観賞目的としてを送っていただきました。

爺鍬さん、この度は大変素晴らしい個体を送って下さりありがとうございました。

pax幹事長。 あくまでも観賞目的ですョ。

 

 

 

そして カプセルQとニジイロのクワテラコラボ  如何でしょうか

 

 

 

 

 

 

我が家2012年度の3本目状況から。

TPさんに預けてあるレンタルスペース飼育管理組ですが、現在26度。

今のところ暴れ個体は2頭で概ね順調のようです。 (TPさん情報)

 

我が家の実家ワインセラー飼育管理組は現在24.5度。

こちらも暴れは0頭ですが、これからでしょうか?

 

 

TP菌床ですが、昨年も感じましたが暴れが少ない印象です。

添加剤配合量が、有名業者さんよりも抑え目ですので、その影響も多少あるかもしれません。

昨年2011年度の我が家久留米産は、TPさん以外にギネス菌床である

HS菌床を3本目に使用しましたが、暴れの比較でいえばかなり格差がありました。

 

我が家で2012年度実施した5パターンの添加剤配合量比較検証も1本目、2本目まで。

3本目は添加剤配合量を落としていますので、暴れ比率についても推移をみたいと思います。

 

そうそう、暴れ用にストックしている菌床ボトルも余りそうなので、3本目交換から2ヶ月。

暴れてはいませんが3本程交換してみました。

 

結果は現状維持が1頭。 微減が2頭といった状況。

久留米は後半伸びるといっても、この2ヶ月間は冬温度の低温管理。

流石に体重増はないか。

 

 

 

もちろんエース個体は静かに見守りますが、最大が33g1頭ですからね。

今年は昨年の83mmを超える自己ベスト(マイギネス)更新は厳しいという印象です。

それでもマイギネスは昨年12月11日交換28.2g→5月下旬羽化の83mm。

最後まで諦めずに推移を見守りたいところです。

 

それでも2012年度の我が家対決の構図の一つ「レンタルスペースVSワインセラー」

 

 がありますからね。

 

 2本目交換の実績ではワインセラーに軍配が上がりましたが、

3本目でレンタルスペース組に逆転を許す可能性もあり得ます。

羽化まではウカウカしていられません!

 

 「ワインセラーで大型サイズの羽化報告を!」最後まで諦めず頑張ります

 

 

 

  

 

 

それにしても2012年度は皆さんの能勢YGが凄過ぎますので、

久留米産があまり離され過ぎるのもどうかと思います。 

先頭集団を見失わなければ良いのですが・・・

また川西産も45gや48gといったとてつもない報告もあり、久留米産逆転も・・・

 

今年久留米産地の超大型羽化報告。 

どなたからか期待したいものです

 

 

 

 

 

もうひとつの話題。

2013年度ペアリングの状況ですが、現在1週間が経過しています。

 

まだ焦る時期ではありませんが、waizuさんブログでも話題となっている

 ハンドペアリング改め「監視下ペアリング」

家も通常セットと並行して実施しております。

 

 

今週は帰宅が遅く、お疲れモードだったりするので、30分程週に3回位でしょうか?

その管理下ペアリングでは1度だけペアリングが成功したのみで、

その後♂はペアリングへの行動が見受けられず。 やる気が無い

 

 結束バンドによる顎縛りをさせながらですが、ちょっと心配になってきました。

明るさが気になり落ち着かない

産卵セットとの並行なので、そちらに精力を使っている

未成熟なのか

まさか同性愛

 

特に2大エースの1頭♂83.2mmは今一つやる気が見えず・・・

昨年も一昨年も産卵は苦労していますからね。 

幾つか工夫をしてみることにしますが、この簡単に思い通りにいかない不安先行ブリード。

毎年の事ながらヤキモキさせてくれますね。

 

ちょっと今回は弱気のチョネンジャーでした。

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (34)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2013年度ブリード開始!

2013年04月02日 00時06分04秒 | 2013年度・オオクワガタ飼育

 

 今日は4月1日。

営業職としても「気持ち新たに」といった心境です。

しかしこのところちょっと景気が良くないですね。 どの店舗も客数が落ちている。

明るい兆しも見えていますが、値上げによる生活防衛的節約志向がこのところ顕著ですね。

 

私自身、後厄を抜け2012年6月の誕生日からの1年間

運勢的には 記憶に残るような活動的な年となる 「転機の年」

そんな年回りも、いつの間にかあと3ヶ月。

趣味では何年か後に振り返った時「活動的な年」だったなぁ~と思えるでしょうね。きっと

 

仕事面でもまずまず順調にここまで来ていましたが、上記要因もあり直近のここ2ヶ月

前年割れの苦戦が続きいよいよ運気も下降線か 

 

それでもインターネット・インテリアジャンル向け商品の会議が続き

「インテリア専門店向けチラシ」の企画立案と参加店を募るため飛び回り

4月からGWまで都内大型家具店で「大人のディズニーイベント」が決定し

京都工場視察関連で決まったOEM(オリジナル)ラグの登録発注業務の段取りやら

「春夏向けインド製綿ラグ」をインドから仕入れたりなど何かと慌しく。

5月末の決算月まで活動的な年らしく、一気に突っ走る覚悟です

そうそう、綿ラグの品名は当HPから拝借しました。

インド綿「BLOODブロード」

 

  

 

 

さて、我が家もブリードを開始しました

今年はWD新潟県魚沼産はお休みして「久留米産オンリー」のブリード。

昨年は素晴らしい種親が補強出来ましたので、

大型挑戦は3年目の今年、ブリード数も予定ですが240頭程度。

そして飼育環境ですが、実家の空き部屋である6畳間を防音カーテンで区切り

窓の無い「エアコン飼育スペース」を予定しています。

ちょと気合いが入っておりますが、

趣味ですので、ボチボチマイペースを心掛けて今期も楽しくやっていきたいと思います

 

 

 

そういえば金曜日、仕事で吉祥寺を歩いていると・・・

裏通りにこんなお店がありまして。

これは、これから羽化を迎える仔と、今期ブリードのお守りにちょうど良いな

「クワガタカプセルQ」とやらを買っちゃいました

 

 

 

そうです。そのクワガタは今こちらにいます

 

 

 

 

 

コメント (32)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする