送別会週3回の休みなしは流石にヘロヘロ。
今週末は部署異動のため、今回で最後とな
る得意先家具インテリア催事の応援販売。
実際に末端の消費者を相手にしたリアルな
接客販売ですからね。国内マーケットにお
けるモノを販売する市況の厳しさ。
ここ近年特に切実に感じています。
インテリア業界だけではないでしょう。
流通業界はまさに新流通戦国時代。
モノが世に溢れ飽和した世の中にあって
消費者の購買行動がより複雑、分散化。
リアル販売だけだった時代からは変革し、
利便性の高いインターネット販売が台頭。
SPA形態といわれる製造小売業。
特定商品に特化したカテゴリキラー。
そしてなによりモノ消費から→コト消費
へ・・・ 難しい時代です。
根本的に接客販売は楽しいし、自らが選び
仕入た商品を消費者に購入していただく。
やり甲斐のあり楽しい仕事。
新築ユーザーであれば数十万単位の買い物を
選ぶわけです。
こいつから買いたい。
お客様の立場で親切に真剣に。
時にはジョークを交えながら、いや頻繁か?
空の上か?
ただ得意先催事は毎月のサイクル。
正月・GW期間は当然のように開催期間。
正直この催事担当から外れることで、随分
と身体も楽になるなぁと。
異動する部署は数千万単位の仕事がメイン
になります。精神的なプレッシャーは大き
くなるかもしれませんが。
昨日も販売が終わってからノルマ達成と体内
から酒を絞り出すべく1時間のウォーキング🚶
5月初旬から始めた週1万歩(=月1万歩)
数字を意識しながら続けています。
やはり心身ともに健康でないといけません!
ふと目白駅あたりで旗を持ち、リュックを
背負って歩いている集団と遭遇。
山手線月一1周ウォーキング
約8時間40キロ弱ですか。時刻は20時。
これはなかなかハードだ。
ブリードの話題です。
ウチも2017年度ブリードの掘り出しを少し
ずつ始めています。とはいえ多忙のため思う
ように進んではいませんが。
今年はマツノ久留米ブリードがメイン。
体表面の綺麗な個体が多いよう感じています。
しかし今年も、いや例年以上か?
羽パカや尻出し個体がかなり出てしまってい
ますね。
無論大型羽化を目指して取り組んでいるわけ
ですから、そのリスクは避けて通れません。
ただ1年間かけて大切に育ててきただけに、
あまりに不全個体がカツオなのってね。
えっ?!カツオ?
勝男はヤクルトでした。
残念度合いが ”オオクワ 半端ないって”
出ました
不全が多い理由については、幾つか考えら
れる要因があります。
・血統・選別過程のポテンシャル要因
・種親の形状(遺伝)による
・ブリードスキル 幼虫の育て方
・選別過程 餌慣れ要因
それぞれのブリーダーによってブリードに対
する考え方、取り組み、アプローチや着眼点
が異なるものと思います。
私自身は大型血統をスタートした2011年当初
から久留米産地に絞ってブリードしています。
既に当時は2009年鶴原さん能勢YGが頂点に
君臨、2006年4代目ギネスホルダー神田さん
メルリン血統ギネス累代個体を2010年に購入。
縁あって出会った久留米産地の復権を夢みて
始めましたからね。
個人的には累代を続けていく中で中長期的に
血統・系統のポテンシャルを高めていけるよ
うイメージして取り組んでいます。
中でも特に2018年度ブリードで注目している
のが”餌慣れ要因”ついて。
メルリン血統累代の自己ブリード中心の布陣
で挑む今年は三階松菌床とKSP菌床で餌慣れ
した種親が軸となります。
餌慣れが幼虫時の栄養吸収力のみに影響する
のか?
羽化力自体が伝えられるように向上改善され
るものなのか?
大変興味深く注目しています。
これは2018年ブリードにおける蛹化・羽化
ステージの蛹室の形成が、反転フィルター
を含む幾つかの対策により大きく改善され
ていることも大きい。
今年は蛹で★というのも少ないというのも
あります。
こちらはマツノオアシスで育った♀(マツノ15年19番)
種親にした2017年9番ライン。
羽パカ尻出しのB品ではありますが、無事に
元気な状態で羽化に辿り着いています。
まだまだ久留米も大きくさせられます👍
それだけに2018年ブリードは餌慣れ効果に
期待が高まります。
さて、いよいよ来週末は三大大型血統共同
研究室、羽化個体の交換作業です。
これまで2年間の集大成の結果は?
昨年のリベンジとなるか?
ツイッターでも呟きましたが、特に昨年
反省しかなかった羽化不全率。
温度設定、湿度対策、換気対策に菌糸の
詰め方・粒子等のリクエスト。
諸々の改善点の効果がどうなったか?
既に2軍を掘り出した中で、私から提供した
久留米ラインから、昨年の最大羽化実績
を上回る個体が羽化しています。
その最終交換は30g
羽化実績は驚異の還元率となる86.5ミリ
大型血統の挑戦。
それぞれのブリーダーによってブリードに対
する考え方、取り組み、アプローチや着眼点
が異なるものと思います。
40gから完品させるためのブリード。
逆に幼虫時強い餌から弱い餌へ。
親の代から子の代へ。
少ない体重から羽化させるブリードもありか?
まだまだ大型血統ブリードに興味はつきませ
ん。
さぁ最後の催事朝礼ですな。
不満ない満足度の高い接客への改善へ。