とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

いまこそ「正義」を。(組織の論理に騙されるな)

2020-07-19 10:06:04 | 政治
 森友学園問題に関連して近畿財務局の職員だった赤木俊夫さんが土地取り引きに関する公文書の改ざんを命じられ、うつ病を患い自殺しました。政権側の横暴な行為がこのときから次々と始まりました。今や疑惑だらけです。

 安倍政権になってから、「組織」維持の傾向が強くなってきました。企業においても、官僚においても組織維持の圧力が強くなる一方です。

 組織維持は悪いことではありません。組織がバラバラでは組織の目標が達成できません。組織はきちんとコントロールされなければなりません。しかし組織のトップが愚かであれば、組織の方向は迷走します。やるべきではないことに労力がさかれ疲弊してしまいます。現在の安倍政権はそういう愚かな政権だと考えるのが自然です。

 こんな愚かな組織でも、選挙で勝利している限りは権力を持つ権利がある。これが民主主義のルールです。どんなに愚かであろうが次の選挙まではどうしようもありません。

 しかし、ここに世論誘導があったとしたらどうでしょうか。現政権は電通とのつながりが強く、電通が様々な形で政権に有利になるような世論誘導を行っているのではないかという疑念があります。

 インターネットの世界ではネット右翼が政権に対して批判的な意見に対して、圧力をともなう批判を繰り返します。テレビ局は批判的な意見が多い番組には必ず政権寄りの意見を言う人間がコメンテーターに加わります。なぜ田崎史郎氏があんなに高齢なのに、番組をはしごするのか。なぜ平井文夫氏が『バイキング』に出てくるのか。不自然に感じられる「テコ入れ」が行われているのです。さらにはフジサンケイグループでは世論調査の不正があったことまで明らかになりました。政権の世論操作の疑惑が出てきても当然です。

 現政権の無能さは新型コロナウイルスの対応によって明らかになりつつあります。そしてもっと大きな問題はアベノミクスの大失敗の危険性が出てきているように思われることです。いくら屁理屈を並べても、この経済状況では、国の財政が破綻する危険性がありますし、その危険性だけでも日本は信用を失ってしまいます。

 マスコミの人にお願いしたいのは、「組織の論理」に騙されるなということです。「組織の論理」によってゆがめられているのが現在の日本の姿です。マスコミが真実に切り込んでいく勇気がなければ、日本は沈没します。

 今こそ、「正義」を取り戻す必要があります。
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映画『その手に触れるまで』を見ました。

2020-07-18 17:11:27 | 映画
 映画『その手を触れるまで』を見ました。少年時代の思い込みは時に悲劇を生みます。この映画は、ある少年が宗教的な過激な思想を思い込まされて悲劇を起こしてしまう映画です。教育の大切さを考えさせられます。

監督 ジャン=ピエール・ダルデンヌ リュック・ダルデンヌ
出演 イディル・ベン・アディ
 
 13歳のアメッドはどこにでもいるゲーム好きな普通の少年だったが、尊敬するイスラム指導者に感化され、次第に過激な思想にのめりこんでいく。やがて学校の先生をイスラムの敵だと考えはじめたアメッドは、先生を抹殺しようと企む。

 少年時代は一途だ。だからこそ「正義」を必要以上に貫く。妥協なんかしない。しかしその「正義」は本人にとっての「正義」である。大人たちは理解できない。だからこそ通じない。

 大人たちは少年時代の一途な心を忘れている。大人の価値観を押し付けるだけなのだ。そこからさまざまな悲劇が生まれる。教育の大切さを考えさせられた。


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フジテレビ上席解説委員平井文夫氏と『テラスハウス』

2020-07-16 07:25:15 | 平井文夫 
 フジテレビの上席解説委員、平井文夫氏についてかつて批判のブログを書いた。最近、そのブログのアクセスが多くなっている。その理由は平井文夫氏がフジテレビの昼の「ワイドショー」『バイキング』に出演するようになり、その番組での発言が、一般的には受け入れがたいものだからであるようだ。もしかしたら平井文夫氏は、わざとそういう炎上するようなコメントを出しているのではなかろうか。

 最近、フジテレビの『テラスハウス』という番組に出演していたタレントが自殺した。これについては過剰な演出があったのではないかという疑惑が出ている。自殺したタレントの母親がBPOに提訴したそうであるが、さまざまな証言をもとに考えると、自殺したタレントにわざと過激な行動をとらせた可能性が高い。

 つい最近も『ザ・ノンフィクション』という番組で過剰演出があったと出演者が証言したというニュースが出ていた。

 フジテレビはこういう過剰演出によって視聴率を上げようとしていたのではないだろうか。テレビの炎上商法である。

 『バイキング』における平井文夫氏もそういう過剰演出のために演者なのではなかろうか。わざと過激な発言をすることによって話題をつくり、視聴者を興奮させ、視聴率をあげようとする。敵をつくるだけの発言はそうとしか考えられない。

 平井文夫氏のTwitterを見てみたら、『バイキング』を「ワイドショー」であるという意識を強く感じている。そして報道ではなく、「ワイドショー」に出ることに抵抗感があるのではないかというつぶやきが垣間見える。会社のための犠牲になっているというような心情も感じられるのである。

 平井文夫氏については、これまでも論理性も感じられない解説が多く、政権寄りの偏向的な解説が多く、疑問に感じることが多かった。『バイキング』での発言もその流れの中にある。だから本心でもあるのかもしれない。しかし毎回のように過激な偏向的な炎上発言を繰り返していることを見ると、演出なのではないかと思えてくる。

 一連の流れを見ると、フジテレビはマスメディアとして許されない行為をおこなっているのだはないかという疑念が生じる。ぜひBPOはしっかりと検証してもらいたい。

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経済活動に反対する人はいないが、それを根拠になんでもありにしないでほしい

2020-07-14 22:28:38 | 政治
 政府の「Go to キャンペーン」に批判が多い。政府や、政府を擁護するコメンテーターは経済を動かさなくてはいけないから、「Go to キャンペーン」をすべきだと主張する。しかしその論理はおかしい。

 勘違いしてほしくないのは、経済活動の大切であることは反対派も同じ同意しているのだ。このままでは観光業界が成り立たなくなる。その危機感はみんなが持っているはずなのだ。問題は、現状は誰が見ても感染が拡大しつつある時期であるのに。「Go to キャンペーン」のタイミングがそれと合致しているということなのだ。だれもが思うのは「いまじゃないだろ」ということなのである。推進派が主張しなければいけないのは、なぜ今なのかなのだ。なぜ前倒しにしてまで急がなければいけないのかなのだ。

 「Go to キャンペーン」で危惧されるのは現在多くの人が感染している東京の人が、全国に感染を広めてしまうということである。私が住んでいる山形県でも何人か感染者が出てきている。ほとんどが東京から持ち込み感染なのだ。この現実に対して推進派の人はどう説明するのだろうか。

 原発のときもそうだ。結局はこの政権は経済しかない。世の中がどうなろうが、経済さえ回っていればいいのである。こんなに正論が通らない国になってしまって、次はどうなるのだろうか。
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『大地(Social Distancing Version)』をネット同時配信で見ました

2020-07-13 06:07:54 | 演劇
 7月11日午後5時からPARCO劇場オープニング・シリーズ『大地(Social Distancing Version)』を見ました。WOWOWメンバーズオンデマンドでのライブ配信です。ネット環境のせいでストレスを感じる部分もありましたが、とても楽しめました。

作・演出 三谷幸喜
出演
 大泉洋 山本耕史 竜星涼 栗原英雄 藤井隆
 濱田龍臣 小澤雄太 まりゑ 相島一之 浅野和之 辻萬長

 この演劇はチケットも手に入れて見に行く予定をしていたのですが、残念ながら新型コロナウイルスの感染予防のために、一度すべて払い戻しになり、座席数を減らしての再度の販売になりました。私は再発売では買いませんでした。やはりまだ東京に行くのはためらいがありましたし、WOWOWでのネット同時配信があったからです。

 ネット同時配信というのは単なるテレビでの録画放送とは違い、生の魅力はあります。しかしやはり見る方の集中力がときどき途切れてしまうという欠点もあります。三谷幸喜さんの作品なのでストーリーがわかりやすく集中力がとぎれることもなく、多少途切れてしまっても筋がわからなくなるようなこともなく、十分楽しめました。しかしやはり生の魅力には欠けてしまいます。それはしょうがありません。

 内容的には国家の統制によって表現の自由が奪われてしまい。役者が収容されてしまい、その役者たちのいる収容所を描いた作品です。現在の日本の状況は本当にそういう状況になってきています。自由にものを言うことができない。そんな世の中になっています。現在の日本の危機を描いていると言ってもいい。三谷幸喜も戦っています。

 さらに新型コロナの影響下での演劇界の現状をベースに書き換えられた作品となっていました。最後の落ちは決まっていました。

 演劇のライブ配信もこの時期だからこそですが、今後のエンターテイメントの幅を広げることにつなげることになるかもしれません。様々な試行錯誤が行われています。「ピンチはチャンス」となることを期待しています。

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