とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

「サザエさん」パッシングは東芝パッシングの始まり?

2017-04-12 06:23:03 | 社会
 東芝が倒産の危機に追い込まれてる。東芝が危機に陥った原因は原子力事業にあった。なぜ原子力事業をそこまで推進したのか。しかも東日本大震災がありながらも縮小、撤退を考えず推進し続けたのか。

 そこにあったのは原発が経済的だという日本政府と日本の経済化が長年葛城上げてきた神話の存在があった。日本は東日本大震災がありながら、10年もたたずに原子力推進に舵を切り始めている。神話は全く消えていなかった。

 今の日本という国は神話を「忖度」し、正論がつぶされていく国である。長いものに巻かれて弱いものは、無視され、いじめられる。おそらく東芝は「長いもの」に無視されて、いじめられていくのであろう。最近の「サザエさん」パッシングも東芝パッシングの始まりのように感じられる。

 我々が冷静に考えなければいけないのは、原子力産業がどれだけ経済的なのかである。そしてその経済性が安全性とのかかわりを考えても、進めていかなければならないほどのものなのかである。現状はそこが全然わからない。大切なことはまるでわからない。だれも教えない。ただ「忖度」してくれればいいんですよと国の中枢の人たちは言っているように思われる。これではやくざ映画の世界だ。

 原子力が安全だというのはまだ「神話」である。しかし原子力が人類にとって、地球にとって危険だというのは「現実」である。そこを勘違いしてはいけない。
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