中米からの移民が住むニューヨークの街ワシントンハイツで厳しい現実に直面しながらも夢を追う人々を描く。ブロードウェイのミュージカルの伝統の上に、新たな要素を加え、とても素晴らしい作品に仕上げています
監督 ジョン・M・チュウ
原作 リン=マニュエル・ミランダ
作詞作曲 リン=マニュエル・ミランダ
振付 クリストファー・スコット
出演 アンソニー・ラモス、コーリー・ホーキンズ、レスリー・グレイス、メリッサ・バレラ、オルガ・メレディス
ニューヨークは「人種のるつぼ」と言われながら、現実には移民には厳しい街です。そんなニューヨークで夢を持ちながら生きていく若者たちの姿が描かれています。人間のパワーを感じます。
日本では若者は夢を持つことさえやめてしまいました。単純な「夢」を持つよりも、現状のまま無理をしないで生きていくことだけを考えている高校生ばかり増えています。勉強もしない。課外活動もしない。家に帰ってスマホで時間をつぶしているだけの若者が本当に多くいます。しかし、これは若者のせいではありません。そういう世の中を作ってしまった大人たちの責任です。
夢を持ち、前向きに生きる。そんな世の中を作らなければ社会は腐っていきます。そういう青臭い真実をよみがえらせてくれるすばらしい「映画らしい映画」でした。
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