とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

陸連がんばれ福士さんがんばれ

2016-03-05 03:46:38 | 社会
 福士佳代子さんが大阪マラソンで好タイムで優勝したのにも関わらず、オリンピックに内定を出さないことに批判が生まれています。「代表の選考方法が悪い。なぜ一発勝負にしないのだ。」
 
しかし、これは陸連が悪いということではないと思います。陸連としては選定方法を先に示していました。いまさら変更することのほうがおかしいのです。

そもそも日本の陸上競技は、いろいろな都市やテレビ局、新聞局、スポンサーの協力を得ながら発展してきたのです。今日本でこれだけ陸上競技、特にマラソンが盛り上がっているのはそれら関係者とのつながりのおかげなのです。それをないがしろにして一発勝負なんて出来っこありません。そんな義理人情のないスポーツ団体があっていいはずがありません。逆にもし、一発勝負にしてしまったら、実績が一番の選手がちょっとした不調のために落選するなんてこともありうる。それはそれで批判が起こるはずです。

 確かに、増田明美さんが陸連にかみついた北京世界選手権の選考は疑問が残ります。間違いだったと思います。しかし今回の陸連の対応は間違っていません。ぶれずに貫き通してもらわないと困ります。そして誰もが納得できる代表選手選考を行ってほしいと思います。

 一方で、福士佳代子さんもすごい。ランナーとしてすごいのはもちろんです。それ以上にあのアピールがすごい。

 これまでここまではっきりとアピールする日本人はいませんでした。おそらくここまでやればバッシングもあるだろうし、いやな思いをすることはわかっていたと思います。それなのに突っ走ることができる。この精神力と突破力は日本人離れしています。

 もしかしたらこれから「やりすぎたかな。」と後悔するかもしれません。しかし後悔する必要はありません。後悔しなくてもいいようにみんなが彼女を応援しなくてはなりません。はっきりと自分の主張ができる人はこれまでは少なかったかもしれませんが、それは認められなければいけない個性なのです。絶対に足をひっぱるな。

 アフリカ勢の台頭のためマラソンは今厳しい状況です。でも、昔は厳しいと思われてきた短距離も世界と戦える選手が出てきています。陸上競技関係者の努力のたまものです。努力を重ねればまた日本が強い時代が来る、そう信じて応援を続けます。

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