とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

「あがく」こと(『先に生まれただけの僕』より)

2017-12-28 08:23:13 | TV
 今期のドラマ、『先に生まれただけの僕』の最終回で鳴海校長先生が生徒に言ったセリフを紹介します。とても示唆的ないいセリフです。

 みんなに未来を見通す力はありません。そもそも君たちが何かをするまで、未来なんて存在しない。だから君たちができることは「あがく」ことだけです。

 不思議なもので、あがいて進んでいくと見えてくる景色があります。やってみないとわからないことが山ほどある。いや、やってみないとわからないことしかないと言い切ってもいいかもしれません。だからなんでもやってみよう。冒険してみよう。冒険しても文句を言う人はいません。うらやましがる人は山ほどいるかもしれませんがね。


 最近の学校教育は「あがく」ことをあまりさせなくなっているのではないかと感じています。教師がすべてを用意して、生徒はそのレールに乗るだけのような気がするのです。これでは生徒は未来に対応することはできても、未来を作り出していくことはできません。世の中は現状を守る方向にしかすすまず、それは長い目で見れば、大いなる破滅にすすんでいくだけになります。

 もっと、あがいてみよう。もう若くはない私に一番響くセリフでした。
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