イノベーションと企業家精神 (ドラッカー名著集) | |
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ドラッカーは「企業家はイノベーションを行わなければならず、イノベーションは企業家に特有の道具である。イノベーションは富を創造する新たな能力を付与し、資源を本来の資源にする。」という。
ドラッカーの目的に照らし合わせると、「企業の目的の定義は1つしかない。それは顧客の創造である」という提言がある。
「企業の目的が顧客の創造であることから、企業には2つの基本的な機能が存在する。マーケティングとイノベーションである」と指摘している。
ドラッカーは企業の目的としているひとつのイノベーションの機会をさがすべき7つの領域として下記7つをあげている。
①予期せざるものの存在、予期せざる成功、予期せざる失敗、予期せざる事象
②調和せざるものの存在、あるべきものと乖離した現実、あるいはギャップの存在
③必然的に必要なるもの、プロセス上のニーズの存在
④地殻の変動、産業や市場の構造変化
⑤人口構成の変化
⑥認識の変化、モノの見方、感じ方、考え方の変化
⑦新しい知識の獲得
こやってみてみると、現状の日本にはイノベーションの種はたくさんあるように思える。