団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

美輪明宏さんのハートナビ(人生相談)②

2006-03-12 16:05:00 | 日記
以前 美輪明宏さんの人生相談を取り上げた事がありますが、昨日の夕刊にも美輪明宏さんの人生相談の回答に感心させられましたので記載します。
女子大学生が自分の母親に関して相談しています。相談内容は5年前に父と別れ女手一つで大学まで行かせてくれ、心から母親に感謝しています。母親には新しい幸せを見つけてほしいと思っていました。
ところが、母が2、3ヶ月前から身だしなみにも気をつかうようになり、いつもうれしそうにしているのを見るとどうも彼氏ができたみたいなのです。最初はこれで母も第二の人生を歩きだすんだと、祝福する気持ちが多かったのですが、最近になってなぜか許せなくなってしまいました。母にはいつまでも母でいてほしいと思う心と、やはり女として幸せになってほしいと思う心が毎日、私の中で葛藤しています。
という相談内容にたいして美輪さんの回答は
恋をしたお母さんを許すとか、許せないとか、人に対して思うのはごう慢ではありませんか。
人間社会で生きていくルールは「人と付き合う時は腹六分」ということ。
誰だって見せたくない所はあるし、入ってほしくない部分もあります。「親しき仲にも礼儀あり」というように、親子、夫婦、きょうだいであっても礼儀はあります。
「お母さん」「お父さん」「息子」「娘」などという名は、意味のない記号の」ようなものです。あなたから見れば「お母さん」ですが、お父さんには「妻」、他人から見れば「おばさん」。相手によって、くるくる変ります。基本は「人間」ということです。「人間」ならば恋もします。それが許せないならお母さんを「人間」として見ていないのです。「お母さん」というレッテルを押しつけている独裁者です。この人間社会の基本を理解すれば、どこの世界に行っても、苦しみや悩みは半減すると思います。以上が美輪さんの回答ですが、いつもながら感心させられます。
特に人間社会で生きていくルールは「人と付き合う時は腹六分」の記述には感心しました。なかなか難しいですが、みんながそのルールを守れば最近の夫婦、親子、祖父、孫 間の事件など少なくなるとおもいます。誰にも入ってほしくない部分があります。「親しき仲にも礼儀あり」を守るように心掛けましょう。 


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