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団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

未来というのは、今われわれが予想しているものと、まったく違うものなのである。

2016-07-19 03:49:14 | 日記
 先日窓用のクーラーを入れ替える為に本箱を移動させました。
その際 昔 会社に入社した頃読んだ本がありました。
昨日その本を開けましたら、その本の紹介記事の新聞の切れ端が本に挟んでありました。
どうやら私はその記事を読んで、その本を購入したようです。

本の名前は、アンドレ・モーロア(本はモーロワになっています)さんの「青年と人生を語ろう」です。
下記が、この本から出てきた新聞記事です。





 フランスの文豪が人生へ旅立つ青年へ、経験豊かな老人の語りかける
様々な助言が書かれています。

 この記事の冒頭近くの文章に、私は赤字で線を引いています。
印象に残った言葉なんでしょうね。




 まず諸君の心配事のなかから、想像上の不幸、
実際には存在しなかった、あるいは存在しなくなった、
それからまた、まだ存在していない不幸を取り除きたまえ。
現在を生きたまえ。

諸君がかりに不運な目にあったとする。
たしかにそういうこともあろう。
だれだって不運に見舞われることはある。
しかし、そのためにくよくよしたところで何になろう?
忘れるように心がけたまえ。

未来の不幸も、あまり前もって気にしすぎてはいけない。
未来というのは、今われわれが予想しているものと、まったく違うものなのである。
未来の先まわりをしないように心がけたまえ。



 若者向きに書かれた助言ですが、私のような老人にも納得できる助言です。
この記事に感動したのは、多少なりとも未来に不安を抱いていたんでしょうね。







『遠くへ行きたい』渥美清