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団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

木嶋佳苗裁判傍聴記が載っていました。

2012-05-24 06:29:42 | 日記
昨日 本屋で「月刊 文芸春秋」を立ち読みしていましたら、木嶋佳苗裁判傍聴記が載っていました。
その裁判において、担当した裁判長は木嶋被告に「あなたは肉体関係がある男性がいるにもかかわらず、出会いサイトで知り合った男性にそのことをなぜ言わなかったのですか?」と聞かれたとのことです。
これって、今時高校生でもそんな愚問を発しないですよね!
そんなことを彼女が言ったら、男はみんな逃げますよ!

裁判長も法律の本ばかり読まず、恋愛小説も読んで少しは本業以外の知識を身につけなさいと叱りたくなりました。

またネットに
「俳優・塩谷瞬の“二股”が話題となっているが、女性にとって、二股は決して“単なる遊び”ではないようだ。木嶋佳苗被告の裁判を傍聴したコラムニストの北原みのり氏は、裁判長の二股に対する認識に違和感を覚えたという。

「裁判長が木嶋被告に『なぜ結婚を求めているのに複数の男性と交際したのか?』と怒って聞いていたんですが、私にはその質問が不思議で仕方なかった。木嶋被告は『候補者の中でどなたにするかを迷ってたから複数の人と付き合っていた』といっていたけど、彼女の考えの方が分かる。結婚を考えるからこそ複数の人と試すわけで、それが男性の裁判長には分からなかったんでしょうね」

この意見にも納得します。
どうも裁判官は女性心理を理解せず、古い観念をお持ちのようです。

また法廷で担当検事は木嶋被告を「恫喝」したとか。

男のきたない家を見て嫌悪感を抱いた彼女に、検事は「あなたが掃除や選択をすればいいだけの話では?」と言ったとか。これが男女が逆ならどうでしょう?

古くさい格好の男に「『よし!それではおシャレなスーツを選んで着せてあげよう!』とは思わなかったんですか?」と重ねて検事は訊きます。この「徹底して男目線」な質問にあきれはてる感性は、ざんねんながら男にはなさそうです。

それにしても裁判って、男目線の言動が巾を効かしているんですね!
今時、こんな男性は女性に相手にされませんよ!



一般社会も経験しないで司法試験を猛勉強で受かった後は、そんな人達ばかりがいる社会に住んでいるため、世間の常識に疎く、また無菌状態のままの方が多いように思います。
無菌状態の裁判官や・検事で社会を作っていると学生でも分かる人間心理が分からなくなる。法律しか勉強しなかった専門バカの集まりが人を裁く危険性を思いました。

木嶋佳苗被告は、第一審は死刑を言い渡されましたが、証拠がありません。
「疑わしきは罰せず」が裁判の基本である以上、検事・警察は証拠集めに全力を注ぐべきで、状況証拠などのあやふやなもので、死刑にすべきでないと思います。