団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

貧しい人を助けるために、少額を無担保で融資するという銀行が日本にもあったら。

2010-07-15 10:54:00 | 日記
日本振興銀行という、名前もよく知らない銀行の木村剛前会長が逮捕されたことについての新聞記事が出ていました。

この木村剛という人は日銀出身で、金融界の風雲児と云われた人である。
私もテレビで数回 顔を視たことがある。

この日本振興銀行は、大手銀行が中小企業にお金を貸さないので、中小企業を支援しようという高い志を持って、2004年4月に開業されたとのことです。

ところが設立まもなく景気が回復しだし、大手銀行が中小企業に貸し出しを始め、貸出先に当て込んでいた企業群が大手銀行に奪われてしまったのが、誤算の始まりだったらしい。

やむなく、経営が悪化していた商工ローンや消費者ローンからの債権を買い取り始めたのが、転落の契機だったとのことです。

今後の立ち直りも容易でないと思われています。

ところかわって、最近ユニクロと提携して話題になったバングラデシュのグラミン銀行は、貧しい人を助けるために、少額を無担保で融資するという志を持って設立され、預金総額は日本円にして約146億円しかない銀行ですが、数十兆円の預金総額を誇る日本のメガバンクと違い、「お金を貸して人の役に立つ」ことで利益を上げるという、本来銀行がやるべき仕事をきちんとやっている銀行とのことです。

日本振興銀行も、志は大変よかったのだが、規模の拡大を追及した為に挫折してしまったように思える。
グラミン銀行は、問題点は抱かえているようですが、貧しい人を助けるために、少額を無担保で融資するという志は、継続されている。

日本の銀行も、大手メガバンクのような大企業優先、土地などの担保優先の銀行ばかりでなく、グラミン銀行のような貧しい人を助けるために、少額を無担保で融資するという銀行も出来て欲しいと思います。

コメント
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