シニアー個人旅行のかわら版

国内・海外旅行の話題を中心に、アップデートな情報とともに、シニアーのための手作り旅行を発信する。

今冬最初の雪下ろし・・・冬の南会津町水引集落を訪ねました

2009-01-07 08:55:12 | Weblog
大晦日、元日と南会津町湯の花温泉で過ごしました。


 到着した大晦日、家族は高畑スキー場に出かけましたが、一人で湯ノ股川の3キロ上流にある水引(みずひき)集落に往復一時間半ほどの散策をしました。
戸数30戸ほどの集落で、茅葺の曲家(まがりや)家屋が今でも残り、昔からの奥会津の風情が色濃く残る集落です。雪のない季節に何回か訪れていますが、冬場にしかも徒歩で訪れるのは初めてです。雪に覆われた集落に住まわれている方と同じ目線で眺めたいと思い立ったのです。

12月25日には積雪はゼロ、それが27日、28日の二日間で1メートルを越すドカ雪、以降降り続く雪で、水引集落は雪で覆われ、小雪の舞う中正月を明日に控え、皆さん雪かきに精を出されていました。

屋根に登り、雪下ろしをされている方を目にしました。昔ながらの大きな茅葺屋根の曲家です。許可を得てから、写真を撮らせていただいたのが冒頭の写真です。正月休みを利用して作業をしているとのこと、年最低三回は雪下ろしが必要だそうです。業者に頼むと何万円にもなるので自分でやらざるを得ないとのことです。

普通の民家と比較すると、三階建てくらいの高さがあるでしょうか。しかも屋根の傾斜がきつく、慣れていなければとても危険です。宿泊している旅館末廣で働かれている水引在住のK子さんが昨年雪下ろしの最中に滑落、半年ほど勤めを休んだと話されていたことを思い出しました。

以前、NHKが水引集落から中継映像を放映したことがあります。立松和平氏が曲家の囲炉裏に座りながら話されていた映像を記憶されている方もおられるでしょう。K子さんの話ですと、曲家を維持管理するのは大変で、建て替えてしまう村民が多く、曲家は僅かに残るだけになってしまったそうです。そういえば、湯の花温泉を初めて訪れた25年前、末廣旅館の向かい側のお宅が茅葺曲家でしたが、今では湯の花地区ではまったく見られません。

352号線を松戸原から2キロほど進むと前沢集落があります。ここは20戸の集落ほとんどが曲家で、観光名所となっています。次のサイトで前沢集落を紹介しています。

民家町並みhttp://www.ne.jp/asahi/takashi/ehara/n5301/n530111.html

奥会津・南会津に関する私の他のブログもお読みください。
南会津・・・登山、スキー、温泉、蕎麦
奥会津・冬の生活(1)
奥会津・冬の生活(1)
長距離バスと列車で行く奥会津
奥会津・柳津を訪ねる
尾瀬へ・・・
昭和村散策
観光バス転落事故に思う
「会津高原尾瀬口駅」紹介
南会津は大雪
冬のドライブは安全に
電車で行く南会津



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2008年の旅とブログを振り返る | トップ | 太平洋に向かって滑る・・・... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事