肘折温泉には3度目です。20年前の4月に家内と、翌年の8月に友人と、それぞれ車で出かけました、今回は極寒の2月の鉄道ひとり旅です。
肘折温泉は月山登山七口の一つであり、湯治場としても栄えました。その伝統が色濃く残り、快く一人でも客も受け入れてくれるのです。
冬場の肘折温泉は、肘折温泉の代名詞となっている近隣の農家の方が集まる朝市もなく、静かな佇まいをみせていました。
肘折温泉の道路は除雪され、散策を楽しめました。
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http://www.tenki.jp/amedas/snow.html
全国各地の積雪深度が載っています。
トップは断然、青森県の酸ヶ湯で、2位、3位を山形県大蔵村肘折と福島県桧枝岐が競っています。もっとも、八甲田山麓の酸ヶ湯は酸ヶ湯温泉という観光地があるだけで住民はいません。
人々が日常生活を営む日本一の豪雪の地というと、月山北東15キロの肘折か尾瀬への入り口七入がある桧枝岐村ということになります。
肘折には120世帯、桧枝岐には220世帯が生活し、郵便局も小学校もあるのです。(注・肘折小学校は2009年大蔵小学校へ統廃合)
肘折は標高290m、桧枝岐は標高980mです。
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肘折カルデラは一万年前の火山の噴火口です。地熱活動が今なお続き、豊富な温泉を供給しています。
月山に源を発し最上川に流れ込む銅山川に沿って国道458号を進みます。肘折トンネルを過ぎると、鋼製の桟道橋がループを描くように肘折温泉に降りていきます。平成12年4月の道路崩落のため、8か月の突貫工事で完成されました。
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桟道橋の手前にある展望スポットから、肘折カルデラが一望でき、南西に月山が見えるはずですが、積雪に視界が妨げられてしまいました。
(冒頭の写真は月山登山口から肘折温泉を撮りました。奥に桟道橋が見えます)
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東京駅(山形新幹線)10:00→13:31新庄駅(送迎車)14:00→14:40肘折
肘折(送迎車)10:00→10:40新庄駅(山形新幹線)11:17→14:48東京駅
〇雪道対応のブーツを履けば、特別な冬支度は必要ありません。肘折温泉の旅館には長靴が用意してあります。
〇送迎車のサービスのない旅館の場合は、路線バス利用となります。
〇山形新幹線は福島駅から在来線を走ります。高架を走る新幹線では味わうことが出来ない車窓からの眺めを楽しめます。
積雪の多い米沢付近では雪原を走っているような感覚です。
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〇新庄駅構内です
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〇駅前で旅館の送迎車が出迎えます。
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