シニアー個人旅行のかわら版

国内・海外旅行の話題を中心に、アップデートな情報とともに、シニアーのための手作り旅行を発信する。

昔は小学生、今は中学生・・・新潟で人気の五頭山

2015-06-13 20:48:14 | Weblog

5月20日、出湯温泉から弘法大師ゆかりの五頭山に登りました。
今年は5月3日が山開き・・・五頭山(912m)のシーズンが幕開けです。

 大正生まれの今は亡き母は水原出身、その母が子どもの頃、眺めていたに違いない五頭山に初めて登りました。昔は地元の小学生は遠足で五頭山に登りましたが、低学年は五合目の烏帽子岩(490m)へ、上級生だけが頂上に登っていたようです。

 戦後になり、新制中学校制度が発足すると、五頭山へは小学校の遠足から中学校の全校登山と代わります。阿賀野市笹神中学校では5月15日に予定していましたが、雨天取り止めとなりました。クラスで班を編成、体力に応じた登山コースを決めて、助け合いながら登る準備をしていましたが、来年の全校登山までお預けです。


    (笹神中学校の写真集から)

 登山道の一合目から五合目まで木々に掛けられた真新しい表示に励まされながら、五合目の烏帽子岩まででしたが、登ることがでできました。山開きに合わせて地元の観光協会が用意したのでしょうか。




 弘法大師ゆかりの華報寺(けほうじ)への参道沿いに温泉宿が並ぶ。参道の途中に歴史を感じさせる五頭山登山口の石碑がある。道なりに進むと舗装されたやまびこ通りに出る

    

 沢沿いに五頭山に向かって上る。途中、観光バスを何台もとめることができる大きな駐車場がある。全校登山ではバスでやってきて、ここから登るのだろう。砂郷沢橋でやまびこ通りと分かれ入山する。



 砂郷沢を渡る木橋がかかる。ここが一合目・・・杉の木立の中を登る。坂道が意外にきつい。



 三合目を過ぎる辺りから、ぶなの木が目立つようになる。登山道は雨水の流れで中央が削り取られ、足場が悪い。昔は小学生が登ったようだが、当時の子どもの健脚ぶりにおどろく。

    

 ようやく明るい尾根に出たところが四合目・・・ホッとする。ここから五合目までは尾根沿いを進むので歩きやすい。



 五合目の花崗岩の塊でできた烏帽子岩に到着、見晴らしが素晴らしい。新潟港から続く広大な新潟蒲原平野が眼下に広がる。弥彦山がうっすらと望め、阿賀野川が水田が広がる平野の中を流れる。快晴なら佐渡の山並みも見えるという。烏帽子岩周辺には平坦な場所もあり、休憩場所としては絶好の場所。




 出湯温泉から烏帽子岩まで1時間半、眺望を十分楽しんだのち下山しました。下りの道は滑りやすく、出湯温泉まで1時間10分かかりました。今回は午前中に麓まで下りなければならない日程でしたが、次回は頂上まで登りたいという思いに抱かせる良い山でした。
 途中、3組のハイカーと出会いましたが、いずれも五頭山頂上を目指す人たちでした。前夜宿泊した出湯温泉で汗を流しながら、次回の山行に期しました。


アクセス 出湯温泉までのアクセスは白鳥の瓢湖を訪ねるをお読みください
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

閲覧数

閲覧、ありがとうございます