シニアー個人旅行のかわら版

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秋の大祭を控えた佐原は賑わっていました

2009-09-25 10:01:38 | Weblog
シルバーウイークに「小江戸」と呼ばれる千葉県の佐原に出かけました。
連休中のこと、大変な賑わいを見せていました。
駅から本町へ歩いていくと、お囃子が聞こえてきました。
小野川に浮かんだ川舟の中で、10人位のはっぴを着た町の方が、笛やすり鉦で佐原囃子を奏でていました。

お江戸見たけりゃ佐原へおいで、佐原本町、江戸まさり

 江戸時代から明治はじめにかけて、佐原は商業都市として賑わった町でした。銚子から江戸へ利根川水運の中継地として、利根川本流から小野川に毎日のよう百艘近い川舟が乗り込み、小野川の川辺から、香取神宮へ向かう街道沿いに商家が軒を連ねました。
 写真は小野川忠敬橋から香取神宮方向を撮ったものです。赤レンガの建物は大正3年に建てられた旧三菱銀行です。「重要伝統的建造物保存地区」に指定されている佐原には、江戸・明治・大正時代の建物が数多く残っています。
古い町並み・・・北総の小江戸http://www.sawara.com/furui/index.htm

伊能忠敬の旧宅を訪れました

 高校時代、伊能忠敬の日本地図を教科書の挿絵で見たときの驚きを忘れることができません。江戸時代にこのような精緻で完璧な日本地図を完成させた人物がいたとは信じられなかったのです。
 地図の作成に取り掛かったのが隠居となった55歳の時から、江戸で18歳も年下の高橋至時に天文学の指導を受けて、ここ佐原から第一歩を踏み出したのです。
国家的大事業である大日本沿海輿地全図の完成を目指して、17年間に渡り全国各地を測量し、しかも費用はすべて忠敬が負担したという財力がここ佐原にはあったのです。
 
佐原に来ると、蕎麦か鰻を食べることにしています

 まず、全国の老舗蕎麦処が加盟する「新そば会」の会員でもある「小堀屋」に出かけましたが、午後3時というのにこの行列です。隣の新館は空いていましたが、やはり本店で食べなければ、佐原に来た意味がありません。
 次に、うなぎ屋の「長谷川」に向かいましたが、午後4時からということで、再び小野川に戻り、「正上」で佃煮を買い求めました。以前、お話をしたことのある、東京深川から嫁に来たという大女将の姿はありませんでした。お元気なのでしょうか・・・。

 歩きつかれて、どこかで休もうとしましたが、喫茶店らしき処が佐原にはほとんど無いことに気づきました。仕方なく、佐原駅の待合室で時間をつぶしました。

佐原へのアクセスは電車を勧めます

 10月10日、11日の大祭のための交通規制の立て看板が早くもあちらこちらに立っていました。祭りの日だけでなく、普段の休日でも、自家用車で来ると駐車場探しで四苦八苦します。今回、初めて電車できましたが、正解でした。ゆっくりと佐原の町を散策できました。
往路:上野(常磐線)→我孫子(成田線)→成田(成田線)→佐原
復路:佐原(成田線)→千葉(総武線)→秋葉原

なお、佐原の大祭10月10日、11日には、臨時特急電車が運行されます
あやめ91号: 新宿8:42→佐原10:22
あやめ92号: 佐原18:15→新宿19:51

重要無形民俗文化財 佐原の大祭http://www.city.katori.lg.jp/taisai/index.html
佐原へのアクセス http://www.kimera-sawara.co.jp/access/index.html


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