4月14日、福島第一原発7キロ圏内の浪江町請戸地区で行方不明になっている方々の初めての捜索がありました。放射能測定器で監視しながら、放射能防護服で身を固めたの警察署員・地元消防団員が、浪江町を流れる請戸川の川岸のガレキの中を手探りで捜索されている様子がテレビに流れていました。
20年前の秋、三春を訪れた帰りに、県道落合・浪江線を高瀬川渓谷沿いに浪江まで走ったことがあります。舗装されておらず、県道というより林道という趣で、高瀬川の川辺すれすれを走る箇所もありました。紅葉と清流に囲まれた思い出深いドライブでした。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/fallen_mov.gif)
}高瀬川の紅葉
浪江町に入ると高瀬川は町の北を流れる泉田川と合流、請戸川となって太平洋に注ぎます。河口に人だかりがしているので、近づいてみると鮭狩りの最中でした。福島県の、それほど大きくもない川に、鮭が遡上するということを知って驚いたことを覚えています。
現在では、秋になると浪江町では「鮭狩りまつり」が行われ、首都圏からも観光客が訪れるようになりました。江戸時代から鮭の人工ふ化の歴史があり、年間7万匹から10万匹の水揚げがあり、東北地方有数の鮭の魚場となっています。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0246.gif)
請戸川の鮭狩り
鮭の稚魚は海に出てから平均4年の歳月をかけて母なる川に戻ってくるそうです。鮭は生まれた川の近くまでは地球の磁気や太陽の向きを頼りにやって来て、そこから母川の「匂い」を敏感に感じ取りながら遡上するといわれています。
今年の請戸川は東日本大震災で状況が大きく変わってしました。川辺に散乱するガレキから流れ込む汚水や原発からの放射能で、請戸川の「匂い」がすっかり変わっているかもしれません。しかし、阿武隈高地から流れ出る高瀬川と泉田川の清い流れが、秋までには請戸川の母なる「匂い」を取り戻してくれると信じています。そして、今年の9月末には鮭の第一陣が請戸川に姿を見せてくれることを心待ちにしています。
20年前の秋、三春を訪れた帰りに、県道落合・浪江線を高瀬川渓谷沿いに浪江まで走ったことがあります。舗装されておらず、県道というより林道という趣で、高瀬川の川辺すれすれを走る箇所もありました。紅葉と清流に囲まれた思い出深いドライブでした。
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浪江町に入ると高瀬川は町の北を流れる泉田川と合流、請戸川となって太平洋に注ぎます。河口に人だかりがしているので、近づいてみると鮭狩りの最中でした。福島県の、それほど大きくもない川に、鮭が遡上するということを知って驚いたことを覚えています。
現在では、秋になると浪江町では「鮭狩りまつり」が行われ、首都圏からも観光客が訪れるようになりました。江戸時代から鮭の人工ふ化の歴史があり、年間7万匹から10万匹の水揚げがあり、東北地方有数の鮭の魚場となっています。
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鮭の稚魚は海に出てから平均4年の歳月をかけて母なる川に戻ってくるそうです。鮭は生まれた川の近くまでは地球の磁気や太陽の向きを頼りにやって来て、そこから母川の「匂い」を敏感に感じ取りながら遡上するといわれています。
今年の請戸川は東日本大震災で状況が大きく変わってしました。川辺に散乱するガレキから流れ込む汚水や原発からの放射能で、請戸川の「匂い」がすっかり変わっているかもしれません。しかし、阿武隈高地から流れ出る高瀬川と泉田川の清い流れが、秋までには請戸川の母なる「匂い」を取り戻してくれると信じています。そして、今年の9月末には鮭の第一陣が請戸川に姿を見せてくれることを心待ちにしています。
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