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シニアー個人旅行のかわら版

国内・海外旅行の話題を中心に、アップデートな情報とともに、シニアーのための手作り旅行を発信する。

1月、高尾山に登る

2012-01-16 13:48:20 | Weblog
1月8日、正月明けの土曜日、高尾山に登りました。
真冬の晴天でしたが、風が凪いでいて、暖かな登山日和でした。
ミッシュランの三ツ星観光地となっていらい、人気沸騰・・・
頂上は観光客で賑わっていました。

新宿駅から1時間、381円で登山口まで行ける
東京スカイツリーは当然のこと、都心まで見通せる眺望
富士山をまじかに見ることができる
体力に応じたコースを選べる
休憩所・トイレが要所要所に設置され、安全快適な登山ができる
などが人気の理由でしょう。


高尾山は筑波山と並んで、永年にわたって首都圏の小学生や中学生の遠足の候補地でした。人気のケーブルカーは高尾山は昭和2年、筑波山はそれより早く大正14年に建設されました。
現在は健康志向でケーブルカーを利用せず、海抜200mのケーブルカー口から599mの頂上まで登るのがトレンドとなっています。

登山コースは、家族ずれにやさしい歴史ある1号路、沢すじを登り紅葉時期には登り専用となる6号路、稲荷山の尾根を登る南面の明るいやや健脚向きの稲荷山コースがあります。
さらに高尾山から小仏城山を経て相模湖に下りるコースも人気の的です。
詳しくは次のサイトの地図を参照ください。
http://takaozanyuho.com/guide/

稲荷山コースを登りました。

10時、京王線高尾山口駅に到着・・・ハイカーが目立ちます。高尾駅から単線区間であることを知りました。



徒歩10分でケーブルカー駅です。右手に行けばに1号路、左手直ぐに稲荷山コース、奥に6号路です。

   

海抜200mの稲荷山コース入口です。身体が慣れていないうちに登る階段の登山路は息が切れます。

   

左手下に圏央道高尾山インターが建設中です。明るい林間の道を進みます。



海抜400mにあるあずま屋が見えてきます。ここから東京スカイツリー、都心のビル群が遠望できます。

   

稲荷山から高尾山への尾根道を行きます。富士山が左手に見えるようになると、5号路、6号路が集まる休憩ポイントに到着、頂上はすぐです。

   

最後の階段の急坂を上りきると、599mの頂上に到着です。11時20分でした。冒頭の写真は高尾山頂上からの富士山です。

   

早めの昼食を取り、小仏城山を目指します。頂上にデジタルテレビ中継局のアンテナが見えます。

  

左手に富士山の絶景を眺めながら、快適な尾根道を進みます。絶景ポイントの一丁平のあずま屋を過ぎれば頂上まで直ぐです。

   

13時に670m小仏城山に到着です。午後になり景色が鮮明になり、東に筑波山もわずかに山容を確認できます。南西には富士山と相模湖が並んでいます。

   

ここから小仏峠を経て相模湖に抜けられますが、今回は再度景色を楽しみながら、往路を戻ることにしました。
途中、高尾山頂上の北側斜面で、めずらしいシソ科の多年草であるシモバシラをみることができました。昨年はまったく出なかったそうです。



午後3時前の稲荷山コースです。午後の日差しが差し込む静かな下山路となりました。



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「うつくしま・ふくしま」へ出かけ、日本人の原風景に出会いましょう

2012-01-06 17:15:37 | Weblog
年末年始を福島県南会津町湯の花温泉で過ごしました。
平坦な高層湿原を頂上に持つ田代山を望む鄙びた温泉地です。
放射線量は0.05・・・都内と変わりません。しかし福島県であることから、風評被害の波は押し寄せ、温泉客もスキー客も激減、当地の主力である観光業にかかわる人々には痛手です。温泉で出会った地元の方は、経営する民宿の温泉が地震後出なくなり、今はスキー場で働いているとのこと、賃金が支払われるかどうかと不安を口にされていました。四月からは復興工事の仕事で、沿岸部に出かけるそうです。

美しい山々、清き流れが待っています

元日の福島民報には「うつくしま復興」の文字が踊っていました。湯の花温泉周辺だけでも、田代山の他に、湯ノ倉山や大嵐山があります。5月下旬の山開きを多くの登山者が待ちわびています。



湯ノ岐川は岩魚や山女の宝庫です。この清流は舘岩川と合わさり、夏には釣り人や水遊びの子どもで賑わいます。下流は鮎釣で知られる伊南川、水量豊かな只見川、新潟平野を潤す阿賀野川となって日本海に注ぎます。



作家・立松和平が「日本人の原風景」と称した集落が訪れる人を包んでくれます

 湯の花温泉から3キロ南へ行く水引集落があります。の入り口に湧水があり、水引と呼ばれるようになったのでしょう。戸数は20軒くらいでしょうか。会津地方の最南にある奥まった山間集落です。
 ここで見られる茅葺曲家は3軒だけ、しかも東京のNPOが管理しています。屋根の葺替え、補修に手間と費用がかかり、現代住宅に切り替える住民が増えるにつれて、「結いっこ」と呼ばれる建替え相互扶助の制度が廃れ、町からの曲家補助金も打ち切られ、今では曲がり家に住む人はいなくなりました。しかし、住民の絆は強く、全戸が家族のような絆で結ばれており、立松和平がなんども訪れたことで知られています。



 舘岩川沿いに走る国道352号に面した茅葺曲家集落です。舘岩地区の中心・松戸原から2キロ西です。明治40年の大火で全戸13戸が焼失、近在や新潟の13人の棟梁とその弟子たちが一年をかけて茅葺曲家を再建、統一された美しさが際立ています。現在11戸で住民の方々が生活しています。
 昨年、文化庁より重要伝統的建造物群保存地区の指定を受けました。福島県では大内宿に続いての2番目の指定です。17世紀初頭から綿々と400年続いている集落で、舘岩川に面していることから、前沢という地名となりました。



「バッタリ小屋」がうつくしまの懐かしい音を聞かせてくれます

 湯の花から水引へと歩きはじめて直ぐ、「バッタリ小屋」という標識がありました。毎年、湯の花に来ていますが、目にするのは初めてです。水引でであった方に尋ねると、昔は小川に沿って一軒ごとに「バッタリ小屋」を持ち、米、きび、そば、ひえ、あわの脱穀、精白・製粉を行っていたとのことです。現在では湯の花に大工さんが復元したバッタリ小屋があるだけだと話してくれました。
 庭園でよく見る鹿威し(ししおどし)と似た構造の脱穀製粉用具で、バッタリとは擬音語なのでしょう。



 翌日出かけた前沢集落の入り口で、水車小屋とバッタリ小屋が並んで保存してありました。雪に埋もれており、バッタリの構造は想像するしかありませんでいたが、その後、ネットで調べてみると、前沢の水車小屋とバッタリ小屋が稼動している映像と音がYou Tubeに載っていました。







夏の前沢集落 http://www.tateiwa-tic.jp/maezawa/index.html
南会津町観光情報 http://minamiaizu.org/kanko/index.php

アクセス次のブログを参考にしてください。
自家用車で行くなら・・
2月、奥会津・湯の花温泉を訪れました
電車・バス利用なら・・・
1日1便の路線バスで行く奥会津の秘湯




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