シニアー個人旅行のかわら版

国内・海外旅行の話題を中心に、アップデートな情報とともに、シニアーのための手作り旅行を発信する。

スーパーあずさと路線バスで行く霧が峰・車山日帰りハイキング

2013-06-29 13:33:56 | Weblog
6月、知人の車で車山高原に出かけました。霧雨の中、白樺湖に近づくと奇跡的に霧が晴れ、湖と蓼科山が姿を見せてくれました。
車山の裾野を巻くようにビーナスラインを車は登っていきます。車窓から橙色のレンゲツツジが見え始め、やがて車山全体に群落が広がっていきます。

 富士見台で車を降りました。霧雨の中でしたが、八ヶ岳、南アルプス、その間に富士山がうっすらと姿を見せていました。霧が峰からは北アルプスも見えました。
 レンゲツツジが終わる7月からはニッコウキスゲが高原を飾ります。



 次回は晴天の日を選んで、車山高原ハイキングをしようということになりました。霧が峰・車山は首都圏から日帰り登山ができる数少ない百名山の一つです。新宿駅からスーパーあずさ号、茅野駅から便数は少ないですが、路線バスが車山高原を経由して上諏訪駅を結んでいます。
 夏の混雑する高速道路の自家用車利用を避け、快適な鉄道と路線バスの旅となります。

 車山は標高1925m、霧が峰は1796m、車山頂上から下りのゆるやかないくつものハイキングコースが高原を走っています。山頂までリフトもあります。天候・時間・体力に合わせて、2時間から4時間のルートが選べます。

ハイキングマップ



土曜日・日祝日の行程です

 新宿駅(スーパーあずさ1号)7:009:05茅野駅
 茅野駅前(西口3番乗場)9:3510:29車山高原
(ハイキング)
 ①車山肩14:15→15:04上諏訪駅霧が峰口
 ②車山肩16:05→16:45上諏訪駅霧が峰口
 ③車山肩16:45→17:25上諏訪駅霧が峰口(7月13,14,15日のみ)
  (上諏訪温泉に入浴・食事)
 上諏訪駅(最終・スーパーあずさ36号)20:2522:36新宿駅

平日の行程です

新宿駅(スーパーあずさ5号)8:0010:06茅野駅
 茅野駅前(西口3番乗場)10:2511:22車山高原
(ハイキング)
 ①車山肩14:15→15:04上諏訪駅霧が峰口
 ②車山肩16:05→16:45上諏訪駅霧が峰口
   (上諏訪温泉に入浴・食事)
 上諏訪駅(最終・スーパーあずさ36号)20:2522:36新宿駅

参考サイト:  
 車山高原
 諏訪バス(茅野駅ー車山高原ー上諏訪駅線時刻表
 国の文化財指定・片倉館


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初夏の北海道へ・・・LCC+JR旭山動物園きっぷ1泊2日の旅

2013-06-14 08:51:42 | Weblog


関東地方は入梅でしたが、北海道は梅雨知らず、天気に恵まれ、美しい自然を満喫しました。

写真は、旭川へ向かう特急から撮った滝川付近です。「雪割りばな」と滝川で呼ばれる菜の花、田植え直後の水田、そして雪を抱くのは暑寒別岳を主峰とする増毛(ましけ)山地、その背後は日本海・・・ニシン漁で賑わった雄冬(おふゆ)、増毛、留萌が・・・北海道は夏が始まったばかりです。

6月4日 成田空港7:108:55新千歳空港(ジェットスター)
     *新千歳空港JRみどりの窓口で旭山動物園きっぷ購入
     *札幌駅下車。荷物をホテルに預け市内見学。
     *札幌泊

6月5日 札幌駅9:00→10:20旭川駅
     旭川駅バス停5番10:40→11:15旭山動物園
     旭山動物園15:00→15:35旭川駅
     旭川駅16:00→18:01新千歳空港
     新千歳空港19:3521:15成田空港(ジェットスター)


ライラックの花とYOSAKOIソーラン祭りで札幌の夏は始まります

      

札幌の町には紫色のライラックの花が満開でした。空港から札幌に向かう車窓からも、町の家々の庭先でも目にしました。
豊平川にも行ってみました。川原ではYOSAKOI祭りに向けて練習しているチームがありました。

 豊平川を見て驚きました。激流なのです。サケの溯上のニュース映像を見たことがありますが、大都会の中を細々と流れる川を想像していました。豊平川はかつて日本海から登ってくるサケの漁場であったそうですが、昭和28年を最後にサケの溯上は見られなくなりました。

 昭和53年に「さっぽろサケの会」が発足します。河川敷の清掃や密漁対策など積極的に活動し、昭和54年に10万尾の稚魚を放流、翌々年の56年、223匹の鮭が姿を現しました。
「カムバックサーモン運動」はその後も続き、2000匹前後のサケが毎年遡上しています。

ジンギスカン料理の発祥の地は滝川と月寒です



 北海道の夏といえばビールとジンギスカンの組み合わせは欠かせません。サッポロビールの跡地に残る明治45年に建てられたレンガ造りのビール貯蔵庫を再利用したビアホール「札幌開拓使」でジンギスカンを味わいました。創業時の社名・開拓使麦酒醸造所に由来したビアホールです。

 大正中期、政府は滝川・月寒に種羊場を開き、羊の飼育を奨励しました。軍服の素材として毛織物が大量に必要になったからです。太平洋戦争が終わり、また戦後安価な化繊が出回るようになると羊毛は採算が取れなくなり、羊を食用へと転換しました。羊肉は特有な臭みがありますが、調理法を工夫してジンギスカン料理は北海道を代表するメニューとなりました。

旭山動物園は国際色豊かな動物園になっています


              

 旭山動物園ブームが起き、一時300万を越えたら入園者も昨年は160万となり落ち着いた雰囲気でした。日本人入園者が減少していますが、東南アジアからの観光客が増えているとのことです。当日、園内では台湾語が飛び交っていました。
 平日でしたが、旭川駅・動物園間の路線バスは超満員で片道35分間を立ちっぱなし・・・まだまだ人気が持続しています。

 旭川市の東にある旭山(300m)の裾野に作られた動物園は、高台にあり、旭川の町並みや遠く増毛山地の山々を望む風光明媚な動物園です。無料電気自動車が坂の多い園内を巡回していました。

 飼育員がエサを与えながら行動や習性を説明していたオランウータン館は人だかりでした。この「もぐもぐタイム」はホッキョクグマ、ワオキツネザル、アザラシなどでも時間を変えて行われていました。

旭川の稲作は明治時代に屯田兵が始めました

      
(明治28年に建てられた屯田兵屋・・・札幌・北海道開拓の村に移築保存)

 数日前の旭川の最高気温は32度・・・旭川が北海道一の米どころであることが納得できました。地図を開いていて、動物園の隣にある東旭川町上兵村・下兵村という地名に気づきました。北方警備と北海道開墾のため、明治25年に屯田兵が入植した地で、ここで屯田兵が稲作に取り組んだのです。

 旭川は盆地です。冬は氷点下30度を下回るたいへん厳しい気候ですが、夏には30度を越え、大雪山からは石狩川に注ぐ水量豊かな川もあり、泥炭地の土壌の改良にも成功し、稲作を広げていきます。

 米は保存でき換金性もある作物です、雄冬・増毛・留萌のニシン漁のためにやってくる出稼ぎ人(やん衆)確保には白米が欠かせず、網元たちはこぞって高値で旭川の米を買い求めました。



(雄冬の港・・・2007年7月に撮影)
 
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