シニアー個人旅行のかわら版

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八甲田の観光バス転落事故に思う

2008-01-11 10:17:24 | Weblog
 1月5日、青森県で酸ヶ湯帰りの東京の観光バスが下りカーブでスリップ、転落して死傷者が出る事故がありました。私も春スキーに酸ヶ湯温泉に2度ほど出かけたことがありますので、同じ場所を通っているだけに、人事とは思われません。

吹雪で視界が真っ白になり、あわててブレーキを踏んだ」と運転手は話していたそうです。いわゆるホワイトアウト現象に遭遇して、38人もの乗客を乗せた重量のある大型観光バスを下り坂のカーブで急ブレーキをかけたのですから、スリップしても当然という印象を持ちました。
 報道ではチェーンを付けずにスタッドレスタイヤだけの走行が原因とされていますが、運転手が雪道走行に不慣れであったことが主因だったのではないでしょうか。また、厳冬期の八甲田付近の気象状況・路面状況について十分な情報を与えられていたのかどうか会社側の責任も問われるでしょう。

今回の南会津への旅行では、家族の一部は会津高原尾瀬口から会津バスをたかつえスキー場入り口の八総(やそう)まで利用しました。自家用車に家族を乗せて冬の中山峠を越えるときには、いつも極度の緊張を強いられますが、地元の路線バスなら安全ということもあり、会津バス利用となりました。
冒頭の写真は、吹雪いている八総付近を走行する桧枝岐行きの会津バスです。

 今回の事故についてどう思われているか、特別豪雪地区の路線バスを運行する会津バスに問い合わせましたところ、総務部長の鈴木様から、丁寧なメールを頂きましたので、紹介させていただきます。

 今回の事故は大変遺憾に思います。基本的にはご指摘の通りであり、前が見えなくなった時点で「運転の一時休止」をできなかったのかと思います。またチェーンについては、遠隔地でありその風土を把握することは大変難しいため、運転する上での準備(運行計画の把握)不足であり、チェーン着装は当然であります。
 大分以前の話ですが、関東方面の運転者は、当社運転者の2~4倍チェーンを掛けるのに時間がかかると聞いたことがありますが、それも一因なのでしょうか?
 当社としては、雪国として的確な情報の収集と把握により、運行管理者が運転者に運行上の適切な指示(チェーン着装等)を行うこととなっております。また運転者に積雪・凍結時の運転操作上の注意点の周知も行っておりますので、今後、何か気づいたがありましたらご指導願います
 。」

 南会津の352号線は、夏場には尾瀬を目指す全国からの観光バスが昼夜を問わず走行する路線ですが、冬場になると、数はグッと減るようです。しかしスキー場へ乗り入れる観光バスもあり、今までに事故は無かったとはいえ、これからも安全運転をお願いしたいものです。


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南会津へ・・・冬のドライブを安全に」
南会津・・・電車の旅」

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