シニアー個人旅行のかわら版

国内・海外旅行の話題を中心に、アップデートな情報とともに、シニアーのための手作り旅行を発信する。

個人旅行の楽しみを組み込めるツアー旅行で石見銀山へ

2008-04-26 10:36:27 | Weblog
 ツアー旅行のパンフレットを目にすることがありますが、その料金の安さにはビックリするばかりです。殊にJR新幹線を利用してのツアー旅行の安価な料金設定はどうなっているのでしょうか・・・ 実は、個人が購入する新幹線の料金と全く異なる特別運賃・料金体系があり、特定の地域のホテル・旅館と提携して、JRが設定している募集型企画旅行に適用されるのです。
 航空運賃は各種の割引があり、個人旅行でも使いやすいのですが、新幹線には
魅力的な割引運賃の設定は無く、のぞみ号を利用しての個人旅行は夢のまた夢・・・と思っていました。
 そんな時、ジェイアール東海ツアーズ社企画、グランシャリオツアーズ社販売ののぞみ号で行く石見銀山スペシャル2日・3日のホームページを見て、心が動きました。

個人旅行の良さを、ツアーに組み込めます
○ 二人以上の参加なら、列車を自由に選べます
○ 現地でのフリープランを加えることが可能です
○ 宿泊は協定ホテル・旅館の中から自由に選べます
○ 旅館でなくホテルを選べば、食事は自由に取ることができます
○ 最終申し込みは出発5日前の午後3時ですから、週間天気予報を見てから申し込みできます。(雨天の石見銀山への旅は折角東京から出かけるのですから避けましょう)

当然のことなが利用上の制約があります
▼ 指定列車に乗り遅れた場合は、理由の如何を問わず、払い戻しはありません。因みに、下記に紹介するプランの逆ルートも可能ですが、東京駅のぞみ1号(6:00発)利用となり、乗り遅れるリスクを考えると、お勧めできません。
▼ 途中下車、乗車変更禁止です。チケットは一人一人に発券されますが、往復統一行動ですから、一人が東京駅から、もう一人が新横浜駅からと別々に乗降車できません。
▼ 宿泊施設により割増料金が掛かります。また、二人一室利用は割高になります。

プランⅠ 一泊二日、32,200円ののぞみ号利用の石見銀山の旅
グランシャリオツアーズ社販売「石見銀山スペシャル2日」に2名参加、松江東急イン宿泊という設定で企画しました。だだし、食事費用、入館料・拝観料等は含まれていません。
 一日目
  出発 東京駅(のぞみ9号)7:30→10:56岡山駅
    岡山駅(やくも9号)11:05→13:34松江駅
    松江市内見学(松江城、小泉八雲旧居、堀川遊覧)
  到着 松江東急イン宿泊
 二日目
  出発 松江駅(バス石見銀山号)9:20→12:20大森代官所跡
    石見銀山見学(ガイド付)
    大森代官所跡(バス石見銀山号)15:10→17:40広島駅
  到着 広島駅(のぞみ46号)18:05→22:13東京駅

プランⅡ 二泊三日、銀山街道ウオーキングを組み込む45,690円の旅
プランⅠの二日目に、戦国時代に銀鉱石を石見銀山から日本海の港、沖泊(おきどまり)まで運んだ銀山街道「温泉津(ゆのつ)沖泊道」のウオーキングを入れます。
 なお、食事費用、コース変更時のタクシー代金は上記代金には入っていません。
 一日目(プランⅠと同じ)
 二日目
  出発 松江駅(快速アクテイー)6:59→8:42仁万(にま)駅 1,280円
    仁万駅→タクシー→9:00大森代官所跡 一台1,800円
    ウオーキング:14キロ・6~7時間 地図「石見銀山コースガイド街道編」は石見銀山ガイドの会に問い合わせを・・・。また、下記コースは写真入で、ホームページでも解説されています。
      大森代官所跡→三日目に見学する「町並み地区」・「鉱山地区」を 通ります⇒龍源寺間歩(登り)⇒降路坂の茶屋跡(海抜500m強。ここからは降り)⇒西田の石仏上市恵比寿社(ここから平坦な道)⇒五老橋西田集落(往時は300軒の民家が軒を連ねていた)⇒ヨズクの里中村の題目塔(ここから山道に)⇒将棋岩清水の金柄杓⇒(国道9号線トンネルの山を超える)⇒松山の道標(山道終わる。この先で温泉街と沖泊への分岐点。一時間で沖泊へ)→沖泊温泉津午後4時頃着

トイレは銀山公園を過ぎると沖泊近くまでありません。
歩行時間を短縮するために、西田集落から温泉津(ゆのつ)までタクシー利用も一案(一台2,000円)。温泉津から沖泊へ徒歩往復。待ち合わせ場所はタクシー会社と相談。なお、携帯の電波が届きにくい地区があるので注意・・・温泉津タクシー(株)電話0855-65-2200

    温泉津共同浴場で入浴、休憩、夕食
夕食は温泉津町 岩谷屋を勧めます。共同浴場入浴中の荷物も預かってもらえます。通常「おしながき」の定食のみの提供ですが、前もって電話連絡すれば、旬の日本海近海物も。春:鯛・ひらまさ・あじ・トビウオ 夏:ひらまさ・すずき・アマダイ・剣先イカ 秋・冬:ひらめ・かれい・あんこうなど。値段との相談ですが、「鯛に飽いた殿様も、のど黒だけには箸を付けた」といわれる高級魚のど黒(赤むつ)も味わえるかもしれません。火曜日休業
    温泉街→温泉津駅タクシー5分 一台800円 
    温泉津駅19:31(特急スーパーおき6号)→20:38松江駅 3,110円
  到着 松江東急イン宿泊
三日目(一泊二日プランと同じ。石見銀山まで陸路を行くので、二日目の電車からの景色と異なる趣を楽しめる)

 石見銀山だけを目的にする旅なら、長距離夜行バスを利用する案もあります。本ブログ東京から行く石見銀山の旅をご覧ください。また、もう一つの銀山街道「鞆の浦道」のウオーキング体験記は銀の道ウオークに参加するを・・・。



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2008年・これでスペイン・パラドールの全てがわかります

2008-04-12 08:15:45 | Weblog
更新しました。次のページをご覧下さい。
http://blog.goo.ne.jp/masa4439er/e/71e0f13cb0f147c6f6341f41e07465fd?fm=rss
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マドリッド周辺の世界遺産を訪ねる1000Kドライブ旅行

2008-04-06 14:11:54 | Weblog
 マドリッドの周辺には、歴史的な価値のある、魅力的な町が数多く存在します。そして、その町には必ずと言っていいくらいパラドールがあります。そんな五つパラドールに泊まりながら、六日間、1000㌔のスペイン・ドライブの旅はいかがですか・・・!
 このコースは春から初夏にかけてと秋がベストシーズンですが、私が訪れた7月でも十分楽しめる旅でした。ただし、八月になるとスペインは夏休み、店の多くは休業となります。
世界遺産都市や歴史的建造物、宮殿、修道院、そしてドンキホーテの故郷を訪れます。

その見所は・・・
○ スペインの世界遺産指定されている13都市の内、Segoviaセコビア・Avilaアビラ・Caceresカセレス・Toledoトレドの4都市を訪問
○ 世界遺産の旧市街にあるアビラとカサレスのパラドールに宿泊
○ カルル五世の宮殿であったSierra de Gredosグレドス山脈にあるパラドールに宿泊
○ インカ帝国征服者、Pizarroピサロの出身地Trujilloトルヒージョを訪問
○ トレドの全景を眼下に一望するパラドール宿泊
○ ドンキホーテの地ラ・マンチャルートを走る
○ 支倉常長が400年前に滞在したアルマグロ修道院パラドールに宿泊


Madrid Airport Mapで全体図を・・・
スケジュールを読む前にMadrid Airport Mapを開きます。スペインの各空港のサイトに付属するこの地図は、空港からの道筋を正確な道路地図、航空写真、写真に道路を重ねた地図と三種類が表示でき、ズームイン{+}・ズームアウト{-}で地図の拡大・縮小、そして地図をスクロールしながら、走行シュミレーションができる優れたものです。

まず、今回のドライブ旅行の概観を地図で眺めて見ます。
 Madrid Airport Mapを開きます⇒空港を出発点とした地図が開きます⇒ズームアウトして旅行の全行程が示される地図まで縮小します。{-}を6回クリック⇒開いた地図を、マドリッド空港近く北西に位置するSegoviaセゴビアを北の端に、セゴビアから真下の南の端にCiudad Realシウダ・レアル、東にCasaresカサレスが来るよう地図を微調整します。この縮尺で地図の上に全行程が入ります。
 この地図を参照しながら、行程をお読みください。ただし、第二日のSierra Gredosグレドス山脈は緑の固まりになり、道路も村も表示されません。また、第五日の宿泊地Almagroアルマグロは縮尺を戻さないと地図に現れません。

ドライブ・ルートは・・・
  MadridSegoviaセゴビア→Avilaアビラ 130キロ
マドリッド北北西に延びるA-6でSistema Central中央山地を越え、AP-61経由70キロで世界遺産指定都市のセゴビアに・・・。
N-11・AP-51を東に60キロ走り、アビラに。
セゴビアの水道橋 アルカサール
アビラの写真集(城壁に囲まれた中世の町と背後に迫るグレドス山脈をそれぞれ14枚の写真で紹介。タイトルをクリックすると写真を表示)

 Avilaアビラ→Jarandilla de la Veraハランデイジャ・デ・ラ・ヴェラ 150キロ
 アビラから南西に向うN-502でSierra Gredosグレドス山脈に入る。80キロ走行、峠を越え、山脈南麗をAV-923/CL-501/EX-203EXと西に進む山道に沿って点在する村々を経て、70キロでハランデイジャ・デ・ラ・ベラ村に着く。
ハランデイジャ:宮殿パラドール 

 Jarandillaハランデイジャ→Plasenciaプラセンシア→Caceresカセレス 140キロ
 EX-203を60キロ西進。グレドス山脈を下り、プラセンシアに。アルフォンソ八世が12世紀 に建設した町。Salamancaサラマンカ、アビラからの街道が合流する要衝の地で、周辺にグレドス山脈からの川が流れ込む。E-803・A-66
この辺りから貯水池が目立つようになり、ポルトガルを横断、リスボンで大西洋に流れ込む大河Rio Tajo タホ川を渡り、80キロでカセレスに入る。
カセレス:旧市街

Casaresカサレス→Trujilloトルヒジョー→Oropesaオロペサ→Toledoトレド 260キロ
  N-521を東に50キロ、トルヒジョに。城砦を中心に開けた町。この町から16世紀初頭にピサロに率いられたコンキスタドールと呼ばれるスペイン人征服者たちがアメリカ大陸に出かけて行った。ここからE-90・A-5をマドリッドに向う。北にグレドス山脈、南にMontes de Toledoトレド山地の間の大地を走る5号線は、平坦な道で時速100キロで走行、時間を稼ぐ。100キロでもう一つの城砦の町、オロペサに。この辺りは上質な陶器の生産で知られている。更に70キロ走行、A-40・N-403でトレドへ向って南へ、40キロでトレドに。
トルヒジョ:城址
トレド:旧市街

Toledoトレド→Consuegraコンスエグラ→Ciudad Realシウダ・レアル→Almagroアルマグロ  180キロ
CM-42/N-400でトレドからトレド山地の西端を越えるようにして、南東にあるLa Manchaラマンチャ地方の大地へ向う、Ruta de Don Quijote ドンキホーテ・ルートと呼ばれる街道を南に下る。風車と城址の写真で有名なConsuegraコンスエグラからは村道でUrdaウルダを経由して、N-401へ・・・Malaganマラガンを経て、Ciudadaシウダ・レアル、Almagroアルマグロへ・・・
 冬は寒く、夏は灼熱の、海抜500~1000メートルの大地、ラマンチャも見所も多い。南にあるSierra Morenaシエラ・モレナ山脈の向こう側は、コルドバである。
コンスエグラ:風車と城址
シウダ・レアル写真集

 Almagroアルマグロ→Manzanaresマンサナレス→Madridマドリッド 200キロ
 CM-412で30キロでマンサナレスへ。E-5・A-4でマドリッドまで200キロ、2時間。


 このルートでMadrid Airport Mapを利用して、走行シュミレーションをどうぞ・・・

関連サイト:
アルマグロのホームページ
 英語版がないが、写真を見ているだけで町の様子が分かる。ホテル、レストラン、バーを紹介するINFORMACION TURISTICA 、見所と散策コースを見学順に紹介するRUTAS TURISTICASが参考になる。支倉常長については触れていないが、一行が400年前に泊まった修道院、現在のパラドールもこの見学コースに含まれている)
*イギリスのサイトFree Translation(無料翻訳サービス)を「お気に入り」に入れておき、適宜利用するとよい。

ドンキホーテ・ルート Rutas de Don Quijote
 カステイージャ、ラマンチャ地方には8つのドンキホーテ・ルートがあり、世界遺産登録を目指している。トレドからシウダ・レアルを経て、アルマグロに至る行程の今回の旅にはT1(Section 1)T8(Section 8)のルートが参考になる。ページ左にある該当ルートをクリックすると地図が表示される。記号の説明は、ページ上のCaptions and Symbolsをクリック。

パラドールの申し込みについては「2009年版・これでパラドールのずべてが分かります」をご参考に。

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