シニアー個人旅行のかわら版

国内・海外旅行の話題を中心に、アップデートな情報とともに、シニアーのための手作り旅行を発信する。

成田着LCC(格安航空会社)利用者にチョッピリ朗報です

2013-03-22 10:15:12 | Weblog
4月、新たに就航するジェットスターの成田・大分路線を利用します。
帰路、成田空港には午後9時30分到着予定ですが、機材の整備などで遅れが出た場合、
成田空港の門限午後11時までに到着できなければ欠航もありうるのではないかと不安でした。

3月19日、成田空港離着陸制限時間を緩めたい国と航空会社の案について成田市と芝山町が条件付で受け入れる方針を表明したというニュースが流れました。これにより午後11時台までの離着陸が認められるようになり、門限が1時間伸びたことになり、帰路の足が確保される見通しになりました。

先日、関西国際空港を拠点にした日本で初めての本格的なLCCのピーチ・アビエーションの業績好調が伝えられました。海上にある関空は基本的には騒音被害がないため、完全24時間運用可能な国際空港で、国内外の利用客が増えているとのことでした。

内陸の、住宅地エリアを含む成田空港の場合は、騒音問題は切実です。下総地区の住民は今回の説明会を拒否し、受け入れた成田市と芝山町でも6時以前の早朝の拡大は認めていないとのことです。

門限が1時間延長されたといっても問題はあります。東京駅行きの最終バスは23時15分、これに乗り遅れると3万円前後のタクシー利用か空港周辺のホテルに宿泊することになり、LCC利用のメリットがなくなります。関西空港では始発バスや電車を待つため24時間営業のネットカフェ・牛丼、ハンバーガー店で過ごす客も多いようです。

ところで初めてLCC航空券を購入しましたが困惑したことがあります。運賃が大きく変動するのです。旅行ピーク時や休日前などのに運賃が高くなるのは分かりますが、購入日によって変動が激しいのです。最安運賃の利用が考えている方は、ホームページで絶えず運賃チェックをすることが必要となります。

http://www.jetstar.com/jp/ja/home
http://www.airasia.com/jp/ja/home.page
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今年の3月に思う

2013-03-17 11:03:26 | Weblog
東京は早くも桜が開花・・・今年の3月は天候の変化が激しい月でした。
3日には北日本に今世紀最強クラスの寒波が来襲、猛吹雪で8人の方が亡くなりました。
凍死した父親が9才の娘を覆いかぶさるようして救っていたとのニュースに心打たれました。

 思い出したのが、鈴木牧之(1770-1842)の著書「北越雪譜」です。今から200年前の江戸時代に起きた同じような事故を「北越雪譜」の中で「雪吹(ふぶき)」と題して伝えています。

 初孫を妻の実家に見せに行った帰り、天候が急変、吹雪に巻き込まれて遭難した若い夫婦の話です。牧之が住む塩沢近くの美佐嶋(現南魚沼市)での出来事です。次の日は晴天、雪の中から聞こえる赤子の鳴き声に掘り出すと、母親の懐に抱かれ、着物の袖で頭を覆われた赤子を見つけました。
 夫婦の遺体が夫の家に運こばれた際の様子を牧之は次のように記しています。

かの両親(ふたおや)は夫婦嫁(よめ)の家に一宿(とまりし)とのみおもひをりしに、死骸(しがい)を見て一言(ひとこと)の詞(ことば)もなく、二人(ふたり)が死骸(しがい)にとりつき顔(かほ)にかほをおしあて大声(おおごえ)あげて哭(なき)けるは、見るも憐(あわれ)のありさま也。一人の男懐(ふところ)より児()をいだして姑(しうと)にわたしければ、悲(かなしみ)と喜(よろこび)と両行(りやうこう)の涙(なみだ)をおとしけるとぞ。」
                                               (岩波文庫・北越雪譜・雪吹)

冒頭の写真は、北日本に住む友が3月初めの自宅前の様子を送ってくれたものです。
今年の冬は経験の無い厳しさであったと手紙にありました。
○ 気温は最高でも氷点下・・・雪は融けることなく、1m、2mと積み上がるだけ
○ 屋根の雪が50センチを越えると、戸や障子が開閉できなくなる
○ 朝暗い内に起き、除雪に追われる毎日
○ 青空がのぞき、ほっとできる日が一日もない
○ 趣味のスキーに一度だけ出かけたが、吹雪に阻まれる
このような苦しい、辛い、キツイ雪との戦いに心も折れそうになる、生まれ替われるなら、雪のないところで生きたいと結んでありました。
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