ハビエル・アギレが日本にやってくる！

サッカー日本代表監督にアギレ氏が決まりました。
メキシコからはるばる日本にやってきます。
Ｗ杯一次リーグ敗退の記憶から、はやくもアギレ氏への期待は高まります。
サッカー日本代表の救世主になってくれることを祈りましょう。

アギレ氏のメキシコでの愛称は スペイン・バスク地方の人を意味する「Ｅｌ Ｖａｓｃｏ（エル・バスコ）です。両親がバスク地方からメキシコへの移民であったことに因んでいます。スペイン語圏では出身国に因んだ愛称をつけることがあるのです。よく知られているのがギリシャ出身の画家Ｅｌ　Ｇｒｅｃｏ（エル・グレコ）でしょうか。

ハビエル・アギレ氏のスペイン語名はＪａｖｉｅｒ　Ａｇｕｉｒｒｅです。日本人にとってあまりなじみのない名前ですが、英語での発音は「ザビエル・アギーレ」となります。
日本に最初にキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエル（Ｊａｖｉｅｒ　Ｆｒａｎｃｉｓｃｏ）の名を思い出しませんか。

フランシスコ・ザビエルはスペインのナバル王国の貴族の子として生まれました。ナバル王国はバスク人が建国した国で、当時のスペインでの有力国家でした。フランシスコ・ザビエルはイエズス会をつくり、キリスト教を広めるために日本にやってきたのです。

二人のＪａｖｉｅｒ　という名のバスク人・・・一人は1549年に日本にやってきて最初のキリスト教宣教師として名を残し、もう一人は2014年からサッカー日本代表を指導するため来日、Ｗ杯ベスト８以上を達成する最初のサッカー日本代表監督として記憶される活躍を熱烈に応援します。



鉄道と路線バスのスペイン・バスク地方の旅

峰々に囲まれた世界遺産高野山と奥高野・野迫川温泉へ

過日発表された住民基本台帳の市町村人口減少率のワースト２に、奈良県野迫川村の名がありました。野迫川村は初めて目にした地名です。地図を見ましたら、和歌山県高野町と奈良県十津川村の間にありました。

野迫川村について調べてみました

奈良県民でもどこにあるか答えられない秘境中の秘境
1,000メートル級の山々に囲まれ、標高700メートル、97パーセントが林野
夏は涼しく過ごしやすいが、冬は積雪があり氷点下１４度に達する
急峻な地形で土砂災害が起こりやすい
村に通ずる県道は狭隘でカーブが多く脆弱
などの文言が並びます。

村民の生活はどうでしょうか

高野山駅と村を結ぶ公共バスが１日２便のみ
広い山間部に点在する集落を巡回する村営バスも２便
住民減少で６校あった小学校も統合され１校に、在籍数は１７名
主産業であった林業の衰退、林業労働者の高齢化
という厳しい状況で、人口減少に歯止めがかかりません。

野迫川村の観光ガイドのサイトを開きました

「天空の國」の文字が目を引きます。「自然と親しむ・温泉でゆったり・歴史のロマンを思う・世界遺産熊野参詣道小返路」と村が誇る観光資源に未来を託します。

林業で培ったノウハウを生かした沢ワサビ・キノコ栽培の推進
村を縦断する世界遺産・熊野参詣道小辺路登山者の受け入れと大股までの送迎
公共交通を補うため、無料送迎バス（高野山駅15時発・ホテル発10時発・要予約）を運行、世界遺産・高野山と一体化した村の観光振興
厳しい自然環境の恵みである、地野菜・沢わさび・しいたけ・渓流魚あまご・凍り豆腐・シビエ（イノシシ・シカ）の提供
など未来を見据えた取り組みを行っています。

首都圏から高野山までのアクセスです

東京駅から新幹線利用で約5時間　１４，８８０円
(東京・新大阪・大阪・新今宮・極楽橋・高野山）
成田空港から関西空港経由（ＬＬＣ)　約５時間　ｌｃｃ運賃＋３，０００円
　(成田空港・関西空港・天下茶屋・橋本・極楽橋・高野山）
新宿駅新南口ジェイアールバス　約１０時間　　１８，０９０円（周遊きっぷ料金）
　（新宿・堺東・極楽橋・高野山）
＊高野山駅から野迫川温泉までは無料送迎バス（15時発のみ）で1時間


高野山と野迫川村に行ってみよう

1泊2日プラン
　1日目　高野山駅から送迎バス（15時）で野迫川村へ
　　　　　ホテルのせ川温泉泊
　2日目　送迎バス（10時）で高野山へ
　　　　　高野山観光後、帰路へ
　　　　　
2泊3日プラン
　1日目　高野山観光
　　　　　宿坊宿泊
　2日目　朝食後、世界遺産・熊野参詣道小辺路へ
　　　　　16.8ｋ・歩行時間5時間・所要時間6時間40分・30,000歩
　　　　　参照：熊野参詣道登山マップ・水ケ峰越[高野山～大股]　大股到着後、ホテルへ送迎依頼（公衆電話）
　　　　　ホテルのせ川泊
　3日目　送迎バス（10時）で高野山駅


世界遺産・高野山観光情報です

　八葉の峰と呼ばれる1000メートル級の峰々に囲まれた標高900メートルの盆地上の平地に、諸寺、宿坊、史跡が半径1キロ半の地域に集まっています。幼稚園から大学までの教育機関、町役場、郵便局、総合病院もあり、いわば山岳宗教都市と言えます。

　人気の観光スポットは、20万以上の墓碑が並ぶ高野山最大の霊域・奥の院、弘法大師ゆかりの高野山金剛峰寺、高野山の総門である大門、空海が建設した壇上伽藍の中心・根本大堂、62ある宿坊などです。
　国宝は金剛峯寺不動堂と金剛三昧院多宝塔、このほか高野山文化財保存会が管理する絵画・彫刻・書跡・工芸品の多数が国宝指定されています。

　明治5年まで高野山が女人禁制であった証を留める女人堂はぜひ見ておきましょう。ここから見る夕日の美しさは高野山の絶景ポイントの一つです。

　　高野山案内図

　ケーブルカー終点高野山駅から奥の院までは7キロ、高野山内定期バスで20分です。帰路のケーブルカーに乗り遅れないよう見学場所のバス時刻表を確認しながら散策しましょう。