シニアー個人旅行のかわら版

国内・海外旅行の話題を中心に、アップデートな情報とともに、シニアーのための手作り旅行を発信する。

英国で最も美しい村:バイバリーBiburyのフットパスを紹介します

2009-08-31 12:50:28 | Weblog
新たな情報を追加しました
http://blog.goo.ne.jp/masa4439er/e/2529d0431ba589ec245c868a066cd3d2


日本フットパス協会が発足したというニュースを新聞報道で知りました。
フットパスでゆったり観光」という見出しで、「英国発 あぜ道や農村の集落をそぞろ歩き」という運動を、長野県栄村の取り組みを中心に、紹介していました。

栄村の観光名所秋山郷を観光バスでやってきて、ほんのさわりを見て帰っていく人がほとんど・・・」と栄村観光課長さんの談話が載っていましたが、私も三回ほども秋山郷を訪れていますが、村の中のあぜ道をゆっくり歩き、村の生活や環境を楽しめるプログラムが用意されれば、ありがたいことです。
長野県栄村http://www.vill.sakae.nagano.jp/

 フットパス発祥の地英国でフットパスfootpathのウオーキングを楽しんだことがあります。
 英国で最も美しい村と言われるバイバリー村Bibury)での体験です。15年前に一度しか訪れたことがないのにもかかわらず、今でもはっきりと思い出すことができます。自分の足で、バイベリー村のフットパスfootpathをゆっくりと歩いた思い出が印象的だったからでしょう。

バイバリー村の写真を見てみましよう。



ロンドン北西100キロ位から、なだらかな丘が続き、英国らしい田園や家並みが残る一帯はコッツワルドCotswolds)と呼ばれていますが、その一角にあるバイバリー村は、鱒が泳ぎ、白鳥がやって来る清流コルン川( River Coln)が村の中を流れ、牧場や麦畑に囲まれた人口1500人の小さな集落です。
 正確にはコロン川の北側がBibury,南側がArlingtonで、わが国の民芸界にも大きな影響を与えている英国の詩人・小説家・建築家・デザイナー、ウイリアム・モリスWilliam Morrisが「the most beautiful village in England」と紹介した村でもあります。
 17世紀の村の織工たちが住んでいた石造りの長屋「Arlington row」が現存、最大の見どころとなっています。
それでは、次のサイトでバイバリー村の写真をお楽しみください。
ヤフー写真集http://uk.images.search.yahoo.com/search/images?_adv_prop=image&fr=yfp-t-702-s&va=bibury&sz=all

バイバリー村を航空写真で見てみます。
ドライブルート検索のroute-plannerを利用します。ヒースロー空港からバイバリーまでレンタカーで出かけることにして、このサイトの衛星写真を利用して、村を上空から眺めることにします。
 村を取り囲むように牧場や耕作地が広がっていますが、それぞれの区画が生垣(hedge)や溝(ditch)土手(bank)で区切られているのが見て取れます。これらの生垣・溝・土手に設けられた「あぜ道」が「footpath」となっており、ここを歩きながら村の周辺のウオーキングを楽しむのです。
では、手順です。
route-plannerを開きますhttp://www.theaa.com/route-planner/index.jsp
出発地{From:}欄にHeathrow airportを、目的地{To:}欄にBiburyを打ち込み、{Get route>>}をクリック
ヒースロー空港からバイバリーまでのルートが示されます。小村であるバイバリーの文字は現れません。
目的地バイバリーを示す記号を画面中央にスクロールします。バイバリー村を中心にズームインするためです。
ズームイン{+}を何回かクリック、アーリントンArlington,続いてバイバリーBiburyの地名が中央に現れます。
コルン川がはっきり地図上にあらわれる縮尺で、{map}の隣の{衛星写真}欄をクリックし、上空からの写真映像に替わります。

県道B4424がバイバリーとアーリントンを結んでいるコルン川に架かる橋の脇にあるスワンホテルSwan Hot(衛星写真からも見えます)に泊まり、次の日、牧場と麦畑を囲むあぜ道を歩き、森に入り、白鳥や鱒が遊ぶコルン川の清流沿いを歩き、バイバリー村を思う存分たのしみました。

フットパスのルールです。
フットパスのウオーキングは、英国では通行権(right of way)として公共の権利として認められていますが、当然、ルールがあります。
地図を入手して、そのルートに従って歩かなければなりません。地図はホテルか観光案内所tourist information(筆記体のiがトレードマーク)で入手します。
ウオーキング専用ですから、自転車は入れません。なお、犬は飼い主の責任で一緒に連れて行くことができます。
農場の牛・馬・羊などの家畜が外に出ないようにフットパスに扉が設けられている場合は、開けたら必ず閉めるという暗黙のルールがあります。

 英国に出かけたときには、ぜひ、footpathをお楽しみください。




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高原に秋を求めて・・・野反湖へ日帰りドライブ

2009-08-19 09:29:54 | Weblog
 お盆を過ぎると、朝夕も涼しく、秋がぐっと近づいた感じがします。一足早く、秋を求めて、高原の散策に出かけませんか・・・
 東京から4時間のドライブで、海抜1,500mにある野反湖を一周する3時間10キロの高原ハイキングを楽しむことができます。周辺には、鄙びた多くの温泉地もあります。一泊旅行とすると、夏の疲れを癒す旅ともなります。

出発 東京から関越自動車道へ
1. 渋川伊香保IC 102キロ 
2. 国道353号線を草津方面に17キロ
3. 中之条町から国道145号を草津方面へ25キロ。
4. 長野原町から国道405号を六合村(くにむら)へ10キロ北上。
5. 湯の平温泉、花敷温泉、尻焼温泉を経て、カーブの連続する登り坂を18キロ。
到着 野反湖
6. 六合村へ戻り、県道55号に左折6キロ。
7. 暮坂峠で牧水詩碑を見学。更に10キロ進む。
8. 沢渡温泉で国道353合流、南に4キロで中之条町。
9. 渋川方面へ25キロで渋川伊香保IC
到着 関越自動車道を東京へ。103キロ。


野反湖
 群馬・長野・新潟の県境に位置し、周囲12km、標高1,514mのダム湖で、魚野川の最上流部に作られています。魚野川はここから原生林の深い渓谷を下り、秘境秋山郷として名高い栄村切明で志賀高原から流れ出る雑魚川と合流、中津川となり、津南町で信濃川に合流、日本海に注ぎます。
 湖畔に村営のロッジがあり、キャンプ場も整備されています。キャンパーと釣り人、ハイカーなどが訪れますが、湖水は汚れ知らずで、ここに通ずる道路は六合村からの一本だけということもあり、静寂な湖水です
 

ウォーキング
 六合村(くにむら)から山間路線の405号線を登りきると、湖水を見下ろす最高部の峠に出ます。ここからは野尻湖を一望でき、一番奥にダムがあります。405号線は右岸に沿ってダム側の駐車場まで続きます。峠の駐車場に車を置き、左岸に沿ってウォーキングスタートです。
 湖水に下り、左手に向かいます。しばらく林間の道を進みますが、やがて湿原、草原へと進んで行きます。1500メートルの高地ですが、日差しが強く、夏のウォーキングには紫外線と暑さ対策を十分にしましょう。
 一時間半歩くと、キャンプサイトに出ます。炊飯施設、トイレを備えた立派なキャンプ場です。ここから間もなくバンガローがいくつも見えてきます。入り口の大きな建物が村営ロッジです。
 ダムの上を通り過ぎると、直ぐに405号線の終点と駐車場に出ます。ここからは
道路と並行する湖水に沿った歩道を行くと、出発点の峠の駐車場に戻ります。
10キロも歩くのには抵抗がある方は、村営ロッジで一時間ほど休憩・待機して、車に迎えに来ても貰うのがよいでしょう。タクシーはめったに来ませんので、メンバーに迎えに来てもらいます。
湖を取り巻く2,000m級の山々を仰ぎ見ながら、林間、湿原、草原など変化に富んだ平坦なコースをウオーキングします。

*MTBで1周された方のブログが参考になります。ご覧下さい。MTB親父Reportさん

 
ドライブコース
渋川から353号線、145号線と直進、長野原で405号線に右折、六合村を経て、野反湖へ、2時間半のドライブです。
 草津温泉へは40分のドライブ、花敷温泉で右折、尻焼温泉を通り、曲がりくねった山の中を行くルートと、六合村役場手前を右折して、昔の湯治客が通った道をいくルートの二つがあります。
 若山牧水は草津温泉から六合村を通り、暮坂峠を越えて、沢渡温泉、中之条へ歩きましたが、この県道55号線はロマンチック街道として人気のドライブコースとなっています。
 歴史に関心のある方は、幕末の蘭学者高野長英に関する伝承がある六合村や中之条町のゆかりの地を訪ねてみてください。


一泊するなら:
草津温泉のほかに、湯の平温泉・尻焼温泉・花敷温泉(六合村)、沢渡温泉・四万温泉(中之条町)がありますので、そちらに宿泊するのもよいでしょう。私が泊まったのは、川底から湯が湧き出て川自体が温泉となる珍しい尻焼温泉です。ここの日本秘湯を守る会員である関晴館別館に泊まりました。
 次の日は、尻焼温泉9:00⇒草津温泉9:30⇒10:00白根山10:30⇒万座温泉⇒11:00鎌原観音堂⇒鬼押し出し11:30⇒12:00峰の茶屋(昼食)12:30⇒13:30白糸の滝14:00⇒15:00峰の茶屋⇒中軽井沢⇒16:00碓氷軽井沢ICというルートを走りました。
詳しくは}「火山ルートをドライブ」をお読みください。


野反湖キャンプ場
六合村ホームページ中之条町ホームページ高野長英の人生をたどる(奥州市作成サイト)



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