18年度の広告費は+2.2%成長:
電通が発表した「日本の広告費」によれば2018年度は6兆5,300億円と対前年比で+2.2%と7年連続のプラス成長となっていた。18年の名目国内総生産(GDP)に占める総広告費の割合は1.19%であり前年度からは微増に止まっていた。電通の解説は告費の増加は以下のように解説していた。
*18年度は緩やかな景気拡大に伴って通年で2.2%の成長となったが、世界経済の不透明な先行きの見通しや度重なる自然災害、弱含みの個人消費や高まらない所得の実感と不安材料が多かったものの、好調な企業収益などが日本経済の成長を後押しし、また媒体別では引き続き好調なインターネット広告費が1兆7,689億円と対前年比+16.5%の成長で総広告費全体を牽引する結果となった。市場全体としては、まさに構造変化の真っ只中にあると言える。
*媒体別に対前年比を見ると、新聞広告費が△7.1%、雑誌広告費が△9.0%、ラジオ広告費が△0.9%、テレビメデイア広告費の△1.8%を合計したマスコミ四媒体の広告費は2兆7,026億円はその成長率は△3.3%と4年連続のマイナス成長となっていた。また、その総広告費に占める割合も41.4%と対前年比△2.3%と減少していた。プロモーション広告費は2兆685億円と対前年比△0.9%で、ここでも4年連続のマイナス成長となっていた。なお、インターネット広告費は26.9%だった。
*業種別(マスコミ4媒体、但し衛星メデイア関連は除く)では21業種中5業種で増加していた。主な増加業種は「精密器機・事務用品」の+23.2%・・・眼鏡型拡大鏡、「外食・各種サービス」の+4.0%・・・飲食業、人材派遣などとなっていた。主な減少業種は「出版」の△12.8%・・・出版案内・婦人・家庭誌となっていた。ここでは個人的に印象深かったのは眼鏡型拡大鏡が挙げられていたことで、過剰ではと思わせられるほど連日連夜の如くにテレビにCMが登場しているのには恐れ入っている。
先週から一斉に「景気の減速」が報道されるようになった2019年度には御代替わりがある事でもあり、我が国の広告費の出費が8年連続でプラス成長となるか否かには、個人的には興味というか関心があるのだ。
参考資料:紙業タイムス社刊 FUTURE誌 19年3月18日号
電通が発表した「日本の広告費」によれば2018年度は6兆5,300億円と対前年比で+2.2%と7年連続のプラス成長となっていた。18年の名目国内総生産(GDP)に占める総広告費の割合は1.19%であり前年度からは微増に止まっていた。電通の解説は告費の増加は以下のように解説していた。
*18年度は緩やかな景気拡大に伴って通年で2.2%の成長となったが、世界経済の不透明な先行きの見通しや度重なる自然災害、弱含みの個人消費や高まらない所得の実感と不安材料が多かったものの、好調な企業収益などが日本経済の成長を後押しし、また媒体別では引き続き好調なインターネット広告費が1兆7,689億円と対前年比+16.5%の成長で総広告費全体を牽引する結果となった。市場全体としては、まさに構造変化の真っ只中にあると言える。
*媒体別に対前年比を見ると、新聞広告費が△7.1%、雑誌広告費が△9.0%、ラジオ広告費が△0.9%、テレビメデイア広告費の△1.8%を合計したマスコミ四媒体の広告費は2兆7,026億円はその成長率は△3.3%と4年連続のマイナス成長となっていた。また、その総広告費に占める割合も41.4%と対前年比△2.3%と減少していた。プロモーション広告費は2兆685億円と対前年比△0.9%で、ここでも4年連続のマイナス成長となっていた。なお、インターネット広告費は26.9%だった。
*業種別(マスコミ4媒体、但し衛星メデイア関連は除く)では21業種中5業種で増加していた。主な増加業種は「精密器機・事務用品」の+23.2%・・・眼鏡型拡大鏡、「外食・各種サービス」の+4.0%・・・飲食業、人材派遣などとなっていた。主な減少業種は「出版」の△12.8%・・・出版案内・婦人・家庭誌となっていた。ここでは個人的に印象深かったのは眼鏡型拡大鏡が挙げられていたことで、過剰ではと思わせられるほど連日連夜の如くにテレビにCMが登場しているのには恐れ入っている。
先週から一斉に「景気の減速」が報道されるようになった2019年度には御代替わりがある事でもあり、我が国の広告費の出費が8年連続でプラス成長となるか否かには、個人的には興味というか関心があるのだ。
参考資料:紙業タイムス社刊 FUTURE誌 19年3月18日号