何故ラーメン屋の券売機だけが?:
何かのニュースでラーメン屋の社長が嘆いていると報じていた。それは「7月から新札、特に1,000円札が出回ると、既存の券売機では受け付けられなくなるので、100万円だったかを投じて対応できるようにせねばならなくなる。これではそれでなくても『1,000円の壁』に苦しめられて採算が悪化している上に、新規の投資を強いられては・・・」という話だった。「なる程。そういう負担が生じるのか」と思って聞いた。
だが、「何故、新札が普及して困るのがラーメン屋だけになる」のが良く解らなかった。この世には駅の券売機を始めとして、紙幣を受け入れている機器は無数にあるではないか。特に、我々高齢のディジタル・ディバイド世代を悩ますセルフレジなる代物は、何処に行っても「こんな所にまであるのか」と嘆かせられる程普及しまくっているではないか。
あの無難な機器類を導入してある先には、既に新札発見の告知の際に「対応措置を講じるよう」とその筋から内示でも受けて、準備済みなのだろうか。それとも、ある種の機器は如何なる紙幣にも対応できるように出来ている高級にして高価な製品なのだろうか。シルバーパスで利用する乗り合いバスには未だに「新500円硬貨は取り扱いません」という張り紙が残っているのは何故だろう。
ふと思い出したことは、アメリカでは偽札が無数に出回っているからとの理由で100ドル紙幣は先ず何処に行っても受け付けて貰えない。それは偽札を作る方にとっては100ドルが最も効率が良いからだと聞いた。我が国が新札に切り替える理由(対策)にも贋造防止があるのだろうが、それならば作る方は最も効率が良い(「コスパ」とでも言うか)1万円札にすれば、ラーメン屋さんたちが苦しめられずに済むのではないのかな。
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