新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

熊本大地震が与える政治的影響

2016-04-20 07:01:37 | コラム
会期末解散・同日選挙は事実上不可能に:

これは「頂門の一針」3993号で杉浦正章氏が事実上の不可能さを政治的に解説された指摘された記事の題名である。仰せの通りだと思って拝読した。私には高度な政治的要因などを語る知識も資格も何もないが、あの大地震で熊本県や大分県の一部が被った災害から見れば、あの被災地では参議院選挙ですら物理的に不可能になってしまったのではないかと思っていた。即ち、市役所の建物が半壊のような状態になれば選挙人名簿などは取り出しようがないだろうし、選管委員会など動きようもないのではと思わせる。

それだけではない、学校のような公共の建物が避難所になっているようでは、投票所の設営もままならないだろうと見ていた。そこにその日の衣食住の心配をされている避難民の前で選挙演説などしている場合かなどと、マスコミに批判されかねないだろう。片山虎之助の「良いタイミング」発言は余りにも軽率だが、悪い意味では何となく当たってしまったような気さえもする。

私は今回の大災害が安倍政権下で起きたことは、3.11の時の菅直人政権の何物にも例えようもない不手際を思う時、我が国にとっては本当に良かったと思っている。杉浦氏が指摘されたように国内外で安倍政権に与えられた緊急の課題が多過ぎるが、この場を慌てず騒がず、野党とマスコミの雑音に惑わされることなく、じっくりと取り組んで後世に悔いを残さぬように善処されることを心から期待している。


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