新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

代々木公園とデング熱とヤブ蚊

2014-09-02 13:10:49 | コラム
何故今頃噴水の池の水を抜くのかな:

ヤブ蚊の害があれほど騒がれるのは驚きだが、代々木公園での東京都の対策に不可思議な点があると思ってテレビのニュースを見ていた。

それは、専ら植え込みに消毒薬か何かを散布していても、画面に入ってくる池(なのだろうが)を放置しているのが疑問だった。その昔、と言っても70年にもなるが、当時住んでいた藤沢市鵠沼では一寸した池というか大きな水溜まりにはボーフラが湧いており、夏が近くなってうっかり松林の中にでも入れば体中蚊に刺された記憶があった。即ち、水溜まりは蚊の養成所だと思い込んでいた。

しかし、専門家の方々はヤブ蚊の行動範囲は50~70メートル、最大でも100メートル以内と曰い、薬剤の散布は植え込みだけに止め、池の水を抜き始めたのは昨1日のニュースからだった。私は好意的に解釈して、専門蚊ではなかった専門家と担当の部署は池の中のボーフラの棲息状態を調査済みで、敢えて後回しにされたと思っていた。率直に言えば「あれでもし後手を踏んでいたらどうする気だったのか」である。

被害者がこれ以上増えることなく、蚊の季節が速やかに終わることを祈念して終わる。余談だが、当方は偶然に地上30メートルはあるアパートの一室に住んでいる関係上、蚊や蠅はエレベーターを利用出来ない限り上がって来ないという幸運もあって、虫は見たことがない。


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