新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

7月6日 その3 東京の都心の風景に圧倒されて

2019-07-06 14:50:14 | コラム
足かけ3ヶ月振りに都会(?)に出て:

本6日は京橋の馴染みの理髪店に出掛けたのだが、予定表を見ると何と足かけ3ヶ月で正味70日振りのことだった。これほど間が空いたのは他でもない、1月に発症した顎関節症の為に噛めない食べられないだけではなく、食べる意欲を失った結果で行動する意欲をも失っていたのだった。更に、気が付けば6月末までの足かけ5ヶ月間に体重が約10%も減少してしまっていた為に、何事につけても消極的になっていたのだ。だが、幸いにも昭和大学歯科病院顎関節症治療科で顎の運動を教えて頂けたお陰でかなり固い物も噛めるようになって少しは意欲が出てきたのだった。

言い訳はこれくらいにして、久しぶりに出向いた都心の風景には矢張り圧倒されてしまった感があった。と言うのも、京橋の交差点から中央通りに入ったところで、止まったフェラーリから降りてきたご主人と思しき方はさりげなくGucciのTシャツに厳かな見てくれのスニーカーで、奥方はさぞかし高価だろうと思わせる何処かのブランド物のようなワンピースにお定まりの何とかいうブランドのバッグだった。ここ新宿区の百人町界隈では、遺憾ながら先ずお目にかかれないお出で立ちだった。偶々土曜日だったこともあるが、有楽町の駅前は大変な人出で驚かされた。

それだけではない。東京もここまで来ればその昔に我が副社長と諧謔的に表現した「ホワイト・ガイジン」で人品骨柄卑しからざる人たちも多いし、明らかに銀座を目指してきただろう中国人も数多く歩いているのだ。我らが同胞も皆キチンとした服装で隙がなく、30年ほど前には何と言うことなく歩き回っていた銀座や有楽町界隈がこれほど眩しく感じて圧倒されてしまうのでは「我老いたり」と「この俺も東京の田舎者になってしまったか」と痛感していた。山手線に30分も乗ればこれほど景色が変わるものかと今更ながら感じ入って、新大久保に帰って来たのだった。


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