新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

15年9月の新宿区の人口

2015-10-05 07:25:43 | コラム
9月の新宿区の人口には大きな変動がなかった:

新宿区のKoreatownにはめっきりと韓国人の姿が減ってきたところに、相変わらず増え中国人が増え続けている感は拭いがたい。後述するが、先週末に調査したところではヴェトナムの若者も急増中の模様だった。百人町の文化通りには「イスラム横丁」とも呼ばれる路地があるが、そこには東南アジアのイスラム教国から来たと思われる若い女性の姿も目立つようになって来た。安倍内閣は何千万人かの移民を導入して労働力不足を補うと言っているが、この界隈には既にその労働力になりそうな若者が幾らでも日本語学校に通っているではないか。

新宿区役所の“広報新宿”の15年10月5日号によれば、15年9月の人口は8月よりも87人の減少で331,083人となって0.03%の減少だった。外国人は314人の減少で37,269人となり、対前月比0.84%の減少だった。邦人は前月との対比で227人の増加で293,814で、僅かに0.07%の伸び率だった。

人口が微増だった反面、世帯数は対月比で227の減少で207,764と人口の減少を超えた数字になっていた。

9月は体調がそれなりに回復してきたのでこの界隈を散歩する歩く機会が増え、そこで感じることはKoreatownの活気が薄れ静かになって来たというよりも、普通の街に近くなってきたとする方が正確ではないかということ。但し、大久保通りでも何処でも明らかに中国語を話している若者が増え続けている。また、先日も指摘したように中国からの爆買い団が職安通りにバスを連ねて乗り込んで来始めたのは注目に値すると思う。

私は今やこの界隈は韓国離れが進み、中国系に加えてヴェトナム人とイスラム教徒が増加して明らかに他国家に向かっていると考えている。現に、イスラム横丁のハラルフードの店の反対側には「日本化されていない本当のヴェトナムの味」を売り物にするヴェトナムの若者が数多く訪れる「ベトナムフォー」の料理店が繁盛している。この辺りに日韓関係の改善が未だに軌道に乗らない実態の反映を見出す気がするのだが、考え過ぎか?

15年9月の人口に占める日本人の比率は88.7%で、8月の88.65%からは実質的に変動していなかった。外国人の比率は11.25%で8月の11.34%からはほんの僅かの減少だった。

参考資料:“広報新宿” 15年10月5日号



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