新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

2月5日 その3 スーパーボウル観戦記

2018-02-05 16:38:19 | コラム
閃きが当たったスーパーボウル:

実は、最早アメリカのNFLの動向には余り注目する意欲が年と共に衰えたので、今年のスーパーボウルに登場したフィラデルフィア・イーグルスについては何の知識もなかった。NHKのBSの中継で始めにペイトリオッツの一本目のQB、ウエンツが故障で代役が出てくると聞いた時点で、過去にスーパーボウルで5勝しているトム・ブレーキを擁するニューイングランド・ペイトリオッツの方が不利だと閃いたのだった。ペイトリオッツもブレイディも何度も見ているから多少の予備知識はあったが、イーグルスに関しては皆無だった。

古い話だが、1980年代初めにサンフランシスコのキャンドル・ステイック・パークで、イーグルスが当時全盛のQB、ジョー・モンタナを擁するフォーテイ・ナイナーズを破った試合を見た経験がある。イーグルスと聞いて思い出すのはこの試合のことだけだ。

本日の試合の中身は言わば手に汗握るとでも言いたいような接戦で非常に面白かった。両方とも反則が少なかったし、インターセプション等によるターンノーバー(turn overのことであり、ターン・オーバーとは発音しないのだが)も1度あっただけだった。だが、第4クオーターで残り時間が1分台のところで、トム・ブレイディがハンブルさせられてturn overになったのは致命傷だった。

解説の(確かジャパンタイムスの人だったと思うが)池沢氏が「ブレイディがパスで505ヤード(だったか)を獲得したのはスーパーボウルでの記録」と言っていたが、記録を打ち立てても負けてしまっては仕方がない。私は初めて見たというか名前を聞いたイーグルスのQB、Folesは立派なものだったと思う。あれだけ出来れば、イーグルスの勝利は番狂わせでなどではない堂々たるものだったと思う。矢張り、フットボールには何ものにも勝る面白さがある。

「ルールが解らないので」などと言われずに、是非「試合の進め方」を少しでも覚えられてフットボールをご覧になったら如何か。ルールなど覚える必要などなく、どうすれば得点になるのかだけを知れば十分面白く観戦できると思うのだが。


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