新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

小池都知事の記者会見

2020-05-16 07:51:52 | コラム
英語擬きばかりだったのは如何なものか:

昨15日はTBSの「ゴゴスマ」とやらを何気なく見ていたら、小池都知事の記者会見に切り替わってしまった。どうやら出口戦略とやらの「ロードマップ」(=road map)の表明があるようだった。見ていた。何処の国の誰を目指して発表されているのかと思わずにはいられなかった。それは言うまでもあることで、お得意の「英語による表現」の羅列だった。

先ずは「ロードマップ」だが、ジーニアス英和には「工程表」とあるが、それではいけないのだろうか。次には「ステップ・ゼロ」から始まっていったが、「第一段階」辺りではいけないのだろうか。「東京アラート」と言われたが、“alert”はジーニアス英和には「警戒警報;警報発令機関」とある。Oxfordでも真っ先に出てくるのは形容詞としての解説だった。次は何処でも誰でも使っている「クリアー」だった。何処を調べても“clear”を動詞として「~を達成する」という使い方の例は出ていなかった。だが、広くそういう意味のカタカナ語として使われている。

もう(「批判する」か「揚げ足を取る」のは)これくらいで良いだろうが、私はあの発表を聞かれた都民全部が素直に理解できれば良いなと思っていた。回りくどいことを言わなければ「英語擬きを使われるのは、好い加減になさった方が良くはありませんか、小池さん」だ。側近の方々は皆さん英語の知識が豊富で「それで宜しいでしょう」と賛意を表したのだろうか。まさか「オーバーシュート」を広められた尾身茂副座長を見習っておられるのではないでしょうなね。少なくとも都民の1人である家人は「何のこと」と言っていたが。


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