新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

11月3日 その2 自民党は山本農水相程度の人材しか残っていなかったのか

2016-11-03 13:42:12 | コラム
自民党は人材の在庫切れで山本農水相はを選んだのか:

第二次安倍内閣誕生の後では、閣僚の能力と実務の処理の仕方には何ら重大な問題となるような振る舞いも失言も少なかったかと記憶している。流石に第一次の多くの失態に懲りて危うげない連中を選んで、その前の3年何ヶ月かの民主党政権とは比べものにならない安定感を我々に与えて見せてくれた。

実は、先頃の改造が何度目かなどには注意を払っていないが、改造する度に「何でこんな者を選ばれたのか」と慨歎させてくれるような半端者が登場するようになってきた。そこには当選回数だの派閥間の均衡というような配慮があるようだが、そこを尊重する為に国益を買いするような人事を敢えてして下さいとまでは総理にお願いした記憶はない。私には言うなれば「豊富なようでも、要らぬ配慮をすれば、自民党と雖も有為な人材はかくも払底するものか」状態だと痛感させられている。

そうでなくても、安倍内閣を批判し非難する材料探しに躍起となっているマスコミというかA新聞のような存在があり、揚げ足取りだけしか能がなくなってきた民進党を中心にする野党群がある以上、今回のような「アホか!」としか思えないような軽率を通り越したことを二度も公のような場で言ってしまう者が出れば、彼ら反安倍軍団にとっては「待ってました」という機会を与えてしまうのだ。と言うことは、新たに大臣初体験の者を山本農水相と交代させても事態は変わらないのではと危惧するのだ。

政治評論家やマスコミ出身の解説者たちに言わせれば「山本農水相を辞任させれば、その後任の任命から認証式までに要する時間と慎重な身体検査を考える時、アメリカ大統領選挙の前までに予定したTPP可決には持ち込めなくなるので、彼の罷免乃至は辞任は避けたいところだろうとのこと。私は民主主義の基本にある事が多数決である以上「強行採決」というお定まりの批判も非難も当たらないと思っているので、正面からの突破で良いのではと思うのだ。

私はやると決めたことは堂々とやれば良いのであって、二重国籍問題すら処理できていない代表が率いる民進党如きには真っ向から対峙しても、進むべしと決めた方針からぶれて貰うような事態は全力を挙げて回避すべしと主張したい。彼らは何時まで経っても反対の為の反対をするだけしか能がなく、国益などは脳裏にはかけらも残っていないのだから。但し、私はアメリカでは誰が新大統領に選ばれようと、TPPの先行きは何となく怪しいものだと思えてならない。野党はそこまで考えているのかと疑う。



コメントを投稿