新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

読売巨人軍を笑う

2018-12-03 14:55:02 | コラム
この会社にとっては補強とはFA宣言した即戦力(?)を獲得すること:

私に言わせればとんでもない間違った方針である。ネットを見ていれば「FA宣言をして高額年俸で読売巨人軍に移籍していった者で、キャリヤー・ハイの成績を残した例がない」とあるが、今回は原新監督(?)は球団史上26人目となる広島の丸佳浩を、炭谷銀仁朗と中島宏之に続いて5年30億円だったかで獲ってしまった。丸が良い選手である事は間違いないようだが、昨日も張本勲が「丸が今年並みに働けるかどうかは解らない」と珍しく断定を避けた。

私は原辰徳は全権を委任されていると報じられているので、余り感心した補強ではないと思って見ている。だが、球団社長は未だ未だ(FA宣言選手の獲得?)やると言っているとかだ。上記のキャリヤー・ハイ云々もあるが、新潮はウエブ版で以下のように手厳しく批判しているし、私は今期中日から獲ってきたゲレーロのような無残な例もある事だし、センターで使っている陽岱鋼だって失敗例だろうしお止めになった方が良いのではと忠告したくなった。

何もキャリヤー・ハイとまで言わなくとも、これまでの20数名であれは大成功だった言う例を思い出せる方は、本当の純粋の巨人ファンだろうと思う。私はネット上でそのリストを見るまでは「彼も巨人に行っていたのか」と気付かなかった者が多いのにも呆れている。要するに、大金に目が眩んだかどうか知らないが、巨人に移籍して元の球団のように一本目扱いをされた者は例外のようだと言うことで、体の良い(悪い?)飼い殺しに遭ったと言うことだ。

>引用開始
えば巨人ファンにとって、清原氏への評価は割れることが多い。それは彼が入団1年目に、チーム成績が4位と低迷したことも影響を与えているのかもしれない。広澤克実氏(56)と陽岱鋼にも同じことが言える。

本題に戻れば、ファンを落胆させた「失敗例」は残りの4人。広沢克己、村田修一(37)、片岡治大の3氏と、現役の陽岱鋼だ。

これを監督側から見てみると、長嶋監督の時代は成功1例、現状維持2例、失敗1例。原監督は現状維持1例、失敗3例となる。ここに指導力の差を見るかどうかは議論が分かれるところだろう。

結論を言えば、FAの成功例は極めて少数派だ。良くて現状維持であり、8人のうち4人が入団1年目に不振に陥った。まだ30歳の丸にとって、今後キャリアハイの成績が更新できないのであれば、やはり巨人へ移籍しないほうが賢明ではないか。

週刊新潮WEB取材班
2018年11月13日 掲載

<引用終わる

谷銀仁朗だが、原監督は如何にも彼を欲しかったように言っていたが、それ即ち小林誠司が役立たずだと言ったのと同じだし、残る大城、宇佐見は使えないと決めつけたことになる。そこに年だけ食った駄目捕手の阿部慎之助を戻そうというのだから、支離滅裂ではないか。外野手だって似たようなもので、亀井、陽、長野、重信、立岡、ゲレーロも駄目だったと宣告したようなものだ。18年には奇跡の成長を遂げた岡本を三塁手にして、日本に来ると打てなくなるMLBの外国人を一塁に使うのだそうだが、これも「どうかな?」と疑問符をつけたい。

私は補強すべきは二塁手だと見ていた。吉川尚と山本を使って埒があかなかったので、チャンとし者を育てるのが急務だと思うが、獲ってきたのが使い古したショートストップの中島と後は外野手と捕手だ。「二塁には広島に来年で8年目になる菊池涼介(年俸1億9千万円)がいるからそのうち獲ってくるから良いのだ」と言っている気もする。だが、丸が3番で順当に働いて4番の岡本に実質的に「2年目のジンクス」が来なければ一寸怖い打線になるかも知れないが、残る連中が歳を取り過ぎている。

ま、読売巨人軍嫌いとして言わせて貰えばこうなるのだが、こんな何ら強化と言うか補強に一貫した方針が見えない球団というか会社を、未だにプロ野球界の盟主扱いする(扱いさせられている?)スポーツ関連のマスコミもだらしがないと言ってやりたい。





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