新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

オリンピックの報道について言いたい事

2024-08-02 07:14:48 | コラム
マスコミの報道は当てにならない:

男子の体操・個人総合で岡慎之助が優勝するなど、何処の新聞やテレビ局が予想してくれていたか。でも、勝って見せてくれるや「得意技」の「恩師」までも持ち出してインタビューするなど大騒ぎである。橋本大輝の連覇ばかりに焦点を当てているから片手落ちになるのだ。当方は念のためにと検索して、岡君が星槎大学に在学中のようだと知った。「勝った、勝った」だけではなく、キチンとした情報を提供して貰いたい。

今朝から女子のフェンシング団体のフルーレで3位入賞(当方はメダルという表現は好みではない)という史上初の快挙から大きく伝えてくれている。だが、何処の誰かがこの可能性があるという期待を持たせる報道をしてくれていたのか。彼等が何も触れていなくても「3位入賞」でこの騒ぎ。英語の“Shame on you.”を思い出した。

女子のバスケットボールとヴァリーボール(別に意地になってはいないが、バレーボールは避けておく)が予選リーグ敗退の危機に瀕している感がある。当方も相当以上に期待してはいたが「世界は広かった」という事態に直面しているようだ。ここでも言いたくなることは「彼女らを過剰に持て囃し持ち上げて期待を持たせていたのではないか」なのである。男子のバスケットボールには、私も「何かが達成できるだろう」と期待していた。

彼等に持て囃されすぎると、良い結果に繋がらないと繰り返してしてきしてきた。取り上げられた選手たちがその記事を読んで慢心するなどと言っているのではない。マスコミ報道の目の付け所の不適切さを言っているのだ。何もオリンピックだけのことではないが、これまでに「ノーマーク」の選手や団体が大活躍したことがあったではないのか。阿部兄・妹についての報道は明らかに過剰だったとみている。無用に期待感を煽るなと言うこと。希望的観測が多すぎないか。

批判ばかりでは代表選手たちに申し訳ないので、女子のサッカーの失点ゼロでのグループリーグ突破と、同じく男子のサッカーもオーバーエージの助けを得られなくともグループリーグを突破してくれたことを賞賛しておきたい。女子では「あの左サイドの単身ドリブルから逆サイドを走ってきた者への鮮やかなパス回しでの得点の美しさなどは「偉い。立派だ」と叫んでいた。男子の細谷の活躍も期待通りだったので安心した。

結論のようなことを言って締めれば、マスコミの方々は「もう一歩踏み込んで細部にまで事細かに取材して、このような可能性がある選手もいるので期待しよう」というようなニュースを提供して貰いたい気がする。「橋本大輝が連覇するかも」というような予想ならファンだって出来る。無名の有望選手の発掘が出来て「なんぼ」ではないのか。さらに言えば「メダルを取った選手だけを囃し立てるのは考えものではないのか」なのだ。

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