新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

2021年3月の新宿区の人口

2021-04-05 08:36:55 | コラム
21年3月の新宿区の人口は対前月比△0.18%と微減だった:

新宿区の人口は2月の268人増加から転じて620人の減少で、344,879人となっていた。その中で外国人は519人の減少で37,757人となり、全体に占める比率も10.9%で前月の11.0%を下回っていた。一方では日本人も101人の減少で307,122人となっていた。ここ百人町/大久保界隈に住んでいる者の感覚では、日本人は兎も角として、外国人が減少しているとの統計は俄に信じ難いのだ。それは、ここからイスラム横丁を通過して大久保通りに出て見えてくる現象は、相変わらずアジア系とイスラム国系の者たちが90%以上を占めているのだから。

街に出て白人を見かけるとか、英語が聞こえてくるといったような事態に先ず出会わないのである。先日などは滅多に見かけないアフリカ系の大柄の女性が、英語ではない言葉でスマートフォンで大声で話をしているのに出会った。小さな子供を連れたアジア系の人たちが家族で歩いているのを見かけるのも、決して珍しくはない。私が言いたいことは「それでも外国人が減っているのか」なのだ。

先月にはこういう光景に出会った。それは、高齢の日本人が大久保通りで小型犬の散歩をさせていた。すると、それまで静かに歩いていた犬が、すれ違ったアジア系の家族の中で学齢に達していない子供に向かって、突如として吠えて飛びかかっていったのだった。まさか、犬が「ヘイト吠え」をした訳ではなかろうが、異様な風景だったし、飼い主も慌てていた。

上記は山手線の外側の風景だが、内側の大久保通りの通称 Koreatownに行けば景色は一変する。特に学校が春休みに入ってからは、この通りは若い女子たちで歩道は歩行もままならない状態で、彼らの何とかドッグだとかの食べ歩きや、彼ら向けの韓国料理屋には大袈裟に言えば長蛇の列が出来ているのだ。この風景は俗称「イケメン通り」でも同様である。私には国際感覚的というか政治的に脳天気であると批判する前に、「あれほど蜜になっていてはCOVID-19の感染が止まらない訳だ」と言いたい。彼らには緊急事態宣言などはあってもなくても同じのようだ。寒心に堪えない。

このように人々が過剰に若者を中心に出歩いている現象は、最早私などが本当に緊急の用事がある時にだけ出向いていく、新宿区西口でも高田馬場駅周辺にしても同じ事だ。この有様では感染者の数が毎日のように前週の同じ日を超えている現象が起きるのも、当然のようにしか思えない。しかも、待望のワクチンが一向に間に合わないようでは、緊急事態宣言や蔓延防止策では防ぎきれないとしか思えない。

かと言って、菅内閣や口先の演技だけの小池都知事が外出禁止にまで踏み切ることはないだろう。私はこの無自覚に出歩く者が増加している現象は、政治の問題というよりも、国民乃至は都民の自覚に問題があると思っているのだ。


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