新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

19年9月の新宿区の人口

2019-10-13 14:41:34 | コラム
19年9月の人口は312人減少し348,275人に:

気が付けば早くも10月で、今年も第4四半期に入っていた。その10月になっても30度を超える日があって空調に頼っているようでは季節感が薄れていく一方だし、繰り返して台風がやってくる始末。私はそのうちに「衣替え」などは死語と化してしまうだろうと思っているが、どうだろう。

9月にはここ新宿区の人口は312人ほど減少して348,275人と対前月比では-0.09%となっていた。外国人は42,466人と対前月比で-599人と1.4%の減少だった。その結果で彼らが総人口に占める比率は12.2%と8月の12.4%を下回ることになっていた。一方では、日本人は305,809人と対前月比で287人の増加だった。だが、我が家からイスラム横町を経て大久保通りに出て歩き回り、業務スーパーやドンキホーテに入って見れば、外国人が減少したなどとは到底感じ取ることは出来ないほど、何処の国から来たのかも解らない外国人ばかりが動き回っている。

今月は毎年何度か出会っては語り合っている、長年のつきあいの専門商社のOBの方2人に、都下の町田市から遙々ここまで来て頂いた。折角の機会だからと昼食を挟んで3時間ほど楽しく我らが紙パルプ産業界の来し方行く末を論じ合った。言うまでもないが、決して明るい未来を語り合えた訳ではなかった。終了後にあらためてこの街を案内したのだが、そこで私自身にも意外な新発見があった。

それは、イスラム横町の裏側とも言える路地に最近出現した海外送金の事務所が麗々しく掲げている送金可能先の国のリストにフィリピンズ(英語の講釈だが、正確にはこの国名は複数形なのだ)が入っていたことだった。フィリピン人たちは通常はタガログ語で話し合っているが、スペイン語の訛りがある英語は上手いので識別できるのだが、私はこの界隈で彼らを見かけた記憶はないのだった。だが、その掲示板に載っているという事実は、彼らはここに来て国に送金するほど稼いでいるという意味になる。極めて嫌な感じがした。

因みに、この送金の事務所の建物にはこの界隈の悲しさというか虚しさを「これでもか」と言うほど表している歴史があるのだ。そもそもは、そこは長い間銭湯だったのだ。だが、その手の商売が流行らなくなったらしく、何時の間にかひっそりと廃業していた。そして、その後に入ったのがイオン系の食料品のスーパー、マイバスケットだった。だが、同じ店は50 mも離れていない表の大久保通りにもあったので、当然ながらその立地条件の悪さでこのマイバスケットも店仕舞いしてかなりの期間空き家となっていた。それが海外送金の事務所となって華々しく開店したのだった。

これまでに何度も同じ事を指摘して来たが「日本人相手の店は続々と静かに廃業し、その後釜にはハラルフードの店とか、この海外送金の事務所と化していくのだ。ごく最近の流れでは例のタピオカドリンクの店舗も「これほど急増して過当競争の感があるが、何時まで続くのか」と思わせるように開店している。私にはミルクテイーにデンプンを丸めて入れただけのドリンクに¥500~600も払って飲もうと群がる気持ちは解らない。大久保駅の直ぐ近くのロッテリアでも大きく宣伝するポスターを貼っている。

テレビも新聞も未だにこの界隈を採り上げる際には必ずと言って良いほどこの百人町/大久保界隈を「新大久保」と呼んでいるのはおかしいと思う。それはそういう地名はないからだ。山手線には新大久保という駅名があるから、そう言いたいらしい。紛らわしいことは言わないで貰いたいものだ。歴史的にも百人町の方が由緒正しき地名なのである。なお、新大久保駅は連日連夜押しかける大勢の外国人と若き女性で年がら年中大混雑だ。先日来訪された専門商社の方々も今更ながらその混雑には参ったと言われたのだった。

先ほども、テレ朝で無闇に外国人観光客を誘致することの「コインの裏側」を北野武の口を借りて指摘していたが、誠に以てその通りであると思う。安倍総理なのか政府なのか知らないが、是非ともコインの裏側には何があるかをあらためて熟慮し、再検討願いたいものだ。私は外国人を有り難がる姿勢は余り理解できないのだ。この街には不思議なほど刑事犯罪的なことをする異邦人が現れていないが、そうだからと言って無闇に「留学生ヴィザ」を発給して良いものではあるまいと思っている。簡単に言えば「好い加減に彼らに食い物にされている」と悟るべきなのだ。



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