新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

悲観論者は大いに反省した

2023-03-11 07:52:27 | コラム
我が代表が韓国に快勝した

昨夜は何の不満もなく、眠気を感じることもなく、深夜11時過ぎまで我が代表ティームが韓国代表を完膚なきまでに叩いて13対4で勝つのを最後まで見届けていた。そして深く反省していた、前日にひょっとして韓国に勝てないのではないかなどと表明したことを。

但し、ダルビッシュ君が3回の表に3点を先取されたときにはヒヤッとしていた。だが、その裏に直ぐに4点を取ってリードしてくれたので、安心したと言うよりも「悲観論者は反省すべきだった」と恥じ入っていた。

見事な働きを見せてくれたのが、ラーズ・ヌートバー、近藤健介、大谷翔平、吉田正尚、岡本和真、源田壮亮、中野拓夢、ダルビッシュ有、今永昇太、松井裕樹、宇田川優希、高橋弘希の面々だった。

特にMLBの大スター大谷翔平の存在は韓国にとっては限りない重圧となっていたと見た。韓国の先発投手金広鉉が大谷から三振を取ったときにはどうなることかと思ったが、彼は気負いすぎで3回は保たずに潰れたところで、勝負あったかと思わせてもらえた。

「勝つ」というのはこういうことだと思わせてくれた勝ち方で、ヌートバーの気迫あふれる全力の攻・守・走の働きぶりは、ティーム全体の士気を鼓舞するのに十分だったと褒めておきたい。近藤健介は練習試合の時から当たっていたが、その好調は所謂「シリーズ男」となってくれそうな気配だ。

大谷翔平は異次元というか別格の存在である。よくぞあれほどの野球選手になったものだと感心する以外にない。吉田正尚も2年連続で首位打者を取った者の格を見せてくれた。

岡本和真には少し不安があったが、キチンと自分にできる仕事をしていた。中野拓夢もあれだけ打ってくれれば十分だ。打つ方では矢張り村上宗隆が不安材料だ。あの調子では大谷の後で4番に置く打者ではない。敢えて外すか、チェコ戦では打順を下げて使うかではないか。

彼らの他に未だ山川穂高も一寸疑問も残る山田哲人も誓いきられていない。彼らが今夜には起用されることに期待したい。

韓国を大量得点でリードした後は、2人の「ゆうき」即ち松井裕樹か宇田川優希のどちらを使うのかと思っていれば、栗山監督は制球力に不安がある裕樹の方を使ってきた。だが、無事に切り抜けたのでホット一安心。優希の方も堂々とした投球で、昨年の日本シリーズ並みの力投を見せてくれたのが良かった。

今永昇太3回ほどならば150km台の速球を投げるので、安心して見ていられる心強い存在。彼らの他に翁田大勢、栗林良史、高橋奎二が残っているのだから豪勢なものだ。

ウクライナの状況や、高騰する一方の電気代等の物価高や、低迷が続く岸田内閣の支持率や、DPRKの不穏な動きや、三期目に入る習近平体勢と台湾問題等々、気が休まらない材料が多い折から、このWBC代表ティームの活躍は心が和む出来事であり、大いに歓迎したい。

マスコミの例によって例のごとき騒ぎすぎが気になるが、ダルビッシュ有と大谷翔平を先頭に立てて、このままの勢いでアメリカに乗り込んで優勝すれば、景気もそれに引っ張られて回復するかと期待している。